マガジンのカバー画像

考えたこと

85
最近のことを言葉にしたもの
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

後ろ姿

後ろ姿

先日、母と買い物に行ったとき「年寄りになってるから、気をつけなよ」と言われた。

私の後ろ姿を見て、そう感じたらしい。

確かに、背中が丸くて、うつむきがちで、足もあまり上げずに歩いている。
割と、ショックだった。

若い人が猫背気味で歩いているのは、なんとなく「分かるよ…」と思う。
私もその延長で、元気はつらつではなく、だるい感じで過ごしていたら、すっかり老け込んでいた…ということだろう。

もっとみる
うんざりと面白さ

うんざりと面白さ

先週土曜日に借りてきた『バカの研究』という本が面白すぎて、今週は夢中になって読んでいた。

その前までは、村上春樹の羊三部作を読み『ダンス・ダンス・ダンス』を読んでいたので、少しあの世界が懐かしくなってきている。

『バカの研究』は思わず笑ってしまう部分もあるのだが、じっくり読むと、絶望しかける時もあり危険だ。

常識というものは、時代や人の価値観の変化で変わっていくものだとは思っているけれど、そ

もっとみる
ワクワクする本

ワクワクする本

先日、図書館で本を借りてきた。

図書館で読んでいて、あまりにも面白かったので、利用者登録をして借りて帰った。
私を動かした本の名は『「バカ」の研究(ジャン=フランソワ・マルミオン編)』というものだ。
2020年7月発行なので、少し前のものだ。

読んだことのある人は分かるだろうが、目次を見るだけでも面白い。
はじめの言葉も、相当煽ってきている。
フランスでベストセラーになったらしい。

20人ち

もっとみる
やってみること

やってみること

今日は神社にて、おみくじを引いた。

これから進んで行く道について考えていたところ『わが道は至誠と実行のみ』と書いてあった。

潔い。

「至誠」を調べると、誠実の最上級のような意味合いだった。
至誠と実行をeasy&funにやって行こう。
千里の道も一歩から(これも書いてあった)。

そして、神社の裏から山の頂上を目指した。
筋肉の落ちた足には厳しかった。
途中、杖になるような丈夫な枝が落ちてい

もっとみる
見えている月

見えている月

近頃、日の出の少し前にベランダに出ると、ちょうど月がきれいに見える。

今はだんだん細くなっていく月だ。
そのうち、新月になる。

私は、月は丸いものだと知っている。
その上で、日々、いろいろな形の月を見上げている。

すると、三日月を見ていても、光のない部分が見えるような気がするのだ。
気のせいなのか、うっすら見えているのかも分からない。

部分を知っているのと、全体を分かっているのでは、同じも

もっとみる
ギャラガー兄弟

ギャラガー兄弟

今日はoasisを聴いている。

oasisは、7〜8年前からよく聴くようになった。
その前は他のバンドをずっと聴いていたけれど、なぜかやたらと『ありがとう』をたくさん言うようになってきた。
そんな時にoasisを知り、知れば知るほど行儀が悪く、というより素行が悪く「あー、これこれ」と思ってしまった。

感謝はもちろん大切なことだけれど、その表現方法が私の求めていたものとはズレてきていた。
そして

もっとみる
ロールカステラ

ロールカステラ

今日は、仕事帰りに和菓子屋に立ち寄り、ロールカステラを買った。

実はかれこれ30年近く気になっていたロールカステラだった。
お店のガラス越しに、いつも眺めていた。
「おいしそうだなぁ。けど、大きいし、食べ切れないかもしれないし…」と、ずっと買わずにいた。

今日は家族と一緒に歩いていた。
なんとなく「あのお店のロールカステラ、ずっと気になっていたけど、食べたことがない」と言ったら、あれよあれよと

もっとみる
今年は

今年は

去年は『cool&tough』に過ごそうと思っていた。

そして今年は、面白いと感じる方へいこうと思った。

何か去年みたいな言葉がほしいなぁ、と考えながら歩いていると『easy&fun』でどうかな?と思った。

なんだか、ゆるっとしている。

まぁ、これでいいかな、と思う。

1年後、覚えていたら良しとしよう。

それぐらいで今年は行きたい。

面白い方へ

面白い方へ

寝て起きたら、新年。

というより、寝る前にすでに新年になっていた。

外に出てみると、きれいな月と星があった。
遠くで消防車が走る音がしていた。

2023年になった。

今年は何があるだろう。
想像もつかない。
目の前に次々と現れるものに対峙していくだけだ。

目の前の物事は、どこからやってくるのだろう。
どちらにしても、どう捉えるかは、私次第だ。
よく分からない私自身の仕組みが、私の現実を作

もっとみる