疑心暗鬼の困難から、私が得たもの
こんにちは!cororoです🐱
今回は数ヶ月前の実体験を、書き残しておこうと思います。
間違いなく、それがあったから、今のわたしがあります。
結論から言ってしまえば、同じような体験を誰にもして欲しくはない。けれど、そのおかげで乗り越え方を1つ知り、できることが増えました。
もしもうつの症状などが重い人がいたら、この記事はもう少し回復してから読んでもらった方が良いかもしれません。
書くこと自体が矛盾しているかもしれませんが、自分の身を守る術として、誰かの役に立つことがない日を願って。
きっかけ 会社で感じた恐怖
私は少し前まで会社に復帰し通勤をしていました。
しかしある時から、自分の悪口が事務所で聞こえるようになったのです。
そして、更衣室で1人で休んでから帰ろうとしていた時、気づくと部屋の外から壁を蹴ったり叩く音に囲まれていました。
その時にとっさに録音した物音は、家族にも聞こえるものでした。
ただ、何も証明することはできず、その後何日か実情の録音を試みながら仕事に行ったあと、私は重なっていたストレスで再び会社に行けなくなりました。
困惑 真実は何か
突然現れた謎の現象に、ただ私は困惑していました。
普段会社の人と深く関わる機会が私にはほとんどなかったからです。
自分に原因があるのだったらそれは何なのか、分かったら行動しようと決めました。
しかし、普段から相談している上司に聞いても何も分かることはありませんでした。彼らには私に起こった現象が信じられなかったようです。
そして、医者に相談するように、無理はしないようと心配されるだけでした。
相談 第三者からみえるもの
家族や上司に相談したのち、私は主治医のところへ相談に行きました。
いつも信頼している医者であるとはいえ、何を信じたら良いのか疑心暗鬼になっていた私は、家族に同席してもらうことになりました。
現実は残酷なもので、やはり私の話では何も証明することはできず、処方薬の副作用で幻覚や幻聴の可能性があると言われて、幻聴を抑える薬とともに帰宅しただけに終わりました。
もちろん、会社以外のところでは当然悪口なども聞こえることはなく、いつも通りの私でした。
幻聴の薬が私に合うはずもなく、すぐにその処方はなくなりました。
探索 敵はどこに潜むのか
日を経るごとに、会社で聞いた言葉に引っかかるものを覚えるようになりました。
なぜ家の中でしか話していないワードが彼らの口から発せられていたのか。
私の幻聴の可能性がゼロでなかったとしても、もし会社での出来事が真実であったなら、会社に与えられた家にいること自体が危険なのではないか。
ただの疑心暗鬼から、それを解決する策を考えるようになった私は、あらゆる手段を調べ1つずつ可能性を潰すことで、安心を取り返すことにしました。
まずは家自体に何か仕掛けがされていないか、そしてWiFi、スマホと順番に調べることにしました。
対策 自分の危うさを知る
いよいよ行動を開始、探知機というものを目にしたのはこれが初めてでしたが、家の中では異常なし。
次に、WiFiのパスワードを初期設定から変更できることを知り変更。
さらに、携帯電話会社へ相談し、専門の業者でスマホを初期化、アップデート。
住所を知っている人が会社に複数いるため、外出時はできるだけ周囲にも気をつけました。
対策法はインターネットを使い自分で調べましたが、今までいかに無防備に生きていたのか、自分の危うさを知る良いきっかけになりました。
結果、私にとってあくまで目的は自分の安心を手に入れることであったため、これだけでも十分に体調回復の要因になったのです。
仮に可能性が残っていたとして、それは会社自体の問題でしかないのです。
制限 それは自分で決めるもの
SNSの使い方、公開設定の見直しなどもやってみたのがこの時期でした。ただ、全てを封じてしまうと体調が急激に悪化したため、それについては復活したものがほとんどです。
趣味を楽しむ目的だったり、自分の考えを書いてみたり、それを会社から何か言われるという事実がおかしいということに気づいてしまったから。
誰のために生きているのか、少なくとも今の私は以前よりも、自分を最後に守れるのは自分自身であることを実体験として知っているようです。
闘い 私が守るべきもの
自分で自分を守る、そのためにできることを私は今までサボってきました。
だから、人に流され、NOと言えず、頑張り続けることが最適だと思い込んでしまっていた。
それに気づけただけでも、だいぶ成長したのかなと思っています。
さらに、こんな状態であった私の味方でいてくれた人たちをいざ守りたいと思っても、自分に余裕がなければ実現しないこともよく分かりました。
今は、まず自分を守ることで人を守る準備をする期間、そう思ってから気持ちがだいぶ楽になった気がします。
そして、また違うことが起こっても、何とか乗り越えた記憶というのは必ず力になり、自分を助けてくれると分かっています。
今回の休職はかなり不本意ではありますが、休職を何度も経験する中で、自分のセーフティーネットの築き方というものが形になってきました。
またそれについても書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまた!
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