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小学校事例集

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小学校担任として経験しそうな事例とその対応をまとめてみました☺️
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#学校

漢字を正しく覚えられてる? ~「まちがえ草」のススメ~

漢字を正しく覚えられてる? ~「まちがえ草」のススメ~

1.はじめに「うちの子、何度書いても漢字を覚えられなくて困っているんです。 」
「漢字小テスト、いつも惜しいところで間違えて満点とれない~!!」

こんな言葉よく聞きませんか?

小学校の定番宿題、漢字ドリル、漢字ノート。

宿題として日々取り組んでいるのにも関わらず、
どうして彼らは漢字を正しく覚えきることができないのでしょうか。
そしてどうすれば細かなところまで確実に覚えることができるのでしょ

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学校に行きたくない!登校しぶりがある子〜対応&結果編〜

学校に行きたくない!登校しぶりがある子〜対応&結果編〜

前回の続き、Eさん事例の対応&結果編です。
※実際の事例を元にフィクションしたものを掲載します。

【対応】①家庭の様子を知る。

家庭内での愛着形成不足が仮説として上がりましたが、仮説は仮説。
実際の状況を知ることが必要です。

今回は親との面談を通して、
親からEさんへの愛は十分にあるものの、Eさんの言葉を聞く前に価値づけをしてしまうことが多くあると分かりました。

「大丈夫だよ」「そんなこと

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学校に行きたくない!登校しぶりがある子〜課題&原因編〜

学校に行きたくない!登校しぶりがある子〜課題&原因編〜

小学校担任として経験しそうな事例第五段は、登校しぶりがある子についてです。

いわゆる不登校問題です。

不登校は悪なのかと言われれば、そうではないですが、担任としては年度途中からの不登校は少なからずショックなのではないでしょうか。

今回は様々な原因が考えられる登校しぶりの中でも、はっきりとした原因が分かりづらいものを取り上げて考えていきます。

※実際の事例をもの元にフィクションしたものを掲載

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解決策はあるのか!?授業中に離席してしまう子〜対応&結果編〜

解決策はあるのか!?授業中に離席してしまう子〜対応&結果編〜

前回の続き、Dくんの事例の対応&結果編です。
※実際の事例を元にフィクションしたものを掲載します。

【対応】①特性のチェックをする。

「お子さんは多動傾向があるので、診断を受けてください!」とは、いくらなんでも言えませんよね。

そこで、まずは学校にある簡易なチェックリストで、発達の遅れや多動傾向があるかどうかを、普段の生活の様子からチェックをしました。

すると、Dくんには多動傾向に加え、言

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「手伝って」が言えない!?発達障害による援助希求の難しさ子 〜対応&結果編〜

「手伝って」が言えない!?発達障害による援助希求の難しさ子 〜対応&結果編〜

前回の続き、Cさんの事例の対応&結果編です。
※実際の事例を元にフィクションしたものを掲載します。

【対応】

①伝え方を決める
・漢字の書き取り問題が得意なことから分かるように、決められた答えを覚えて出すことは得意なCさん。
・「困った時は先生に『先生、手伝って』って言うんだよ。」と、いつ、だれに、どのように伝えるかを教えました。

②困り場面を予想して、近くにいるようにする
・そもそも人と話

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