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形にすることを

自分から湧き出るもの 人のそれ わたしは 自分自身が一体 どういうことがしたいのか たとえば 刻まれたものや 口のひげ 少し太い腕 吹き出るような笑い 爆発的な言葉 それはその人に見られた ただそれだけの瞬間だけど 積み重ねた その他の断片的な記憶の中で 自分の心の中に淡く残っているもの 汗を拭きながら 地べたに座りながら 野良っぽく 動物的に 人間のつくられたもののなかで否応なしに それぞれ剥がれていくこと 果たして私たちは着地しなければいけないのだろうか 今飛んでいる途

    • となりのタイルみたら素敵だった

      私もほんとうにわからない どうして自分が会社事務員で 辟易しつつ、お金を稼ぎながら、 有り余ってきたお金を使い道をどうしたらいいかというようなこと ほんとうは野良で野良だけでいいはずなのに パーマしたけどつやのない髪の毛とか、顔洗って、寝た時についた汚れを洗い流すこととか 着飾っていることについてわからなくなる でも染み付いたそれの中では野良でいられず、赤面し、私はいつもに違わず着飾る いつだって着飾っている 着飾ること それは社会と自分との境界を曖昧にするものかもし

      • もやがかる

        朝 おきて どこにいるか わからなくなる感覚 あびにょんにいるのか 自分の部屋にいるのか 母のとなりで寝ているのか その確信がもてない さぐるような 浮いているような感覚は 心地よく 思い出しても心地いい 現実と想像と夢がからまって 淡く ふわふわで もやがかる 朝

        • ユニクロで買ったスポーツ靴下 

          明日から大型連休 連休前 最後の日の仕事 いつも くらく どうでもよく やり過ごす ことを 今日は大きい声で笑っていた となりのおばさんとコピー機にデータを飛ばしたタイミングが同じで、わたしが先にセットした紙におばさんのデータが印刷された それだけのことなのにわたしはキャハハって笑っていて、出した声が自分の耳に届く頃には 我に返った  社内にいた人がわたしの浮かれた笑い声を耳にしたとおもうと 自分の制御していない   ポロっと漏れでた 自分にとっての恥部 聞かれた気

        形にすることを

          俺が怒られるから みするなよって言われた

          想像でした行動が相手の思っていることと違ってわたしはプライドもなく 誤りその人の言うとおりにする 自分のそのプライドみないなものを少し感じつつ、私はそのプライドのようなものを押し殺し目の前の人間に謝る そういう行動をしたとき自分は、心がぽきっと折れるのを感じる 感じるけどもそれを決して自分の制御できる範囲内で外にだしたりはしない 自分が制御しようとする意識とは裏腹に赤くなりだしたり 口がへの字になりだしたり、目が少し赤くなりだしたり そいうことは自分の意識から離れているの

          俺が怒られるから みするなよって言われた

          後ろは壁

          お昼休憩にかんがえることは いかに自由に気持ちよく限りある1時間を過ごすか 否  身体が求める 日の光 浴び続ける蛍光灯の光から逃れるように 雨の今日は会社の食堂の窓を開け外の空気を吸い込む 前 ⇒ 窓から外の景色を見ると山の麓に連なる家々 雲の加減 空の色を見る 横 ⇒ トタンの屋根、トタンの家の壁を背景に線の雨が降る 人工的なものの間に降る雨は美しく 汚れない  わたしは自分が人間で動物でないことが可笑しくわからなくなってくる

          後ろは壁

          ほころぶ

          おひる休憩 朝聞いたカネコアヤノの「さみしくない」をきいて きいた 自転車漕ぎながらブルートゥースのイヤホンできいた とてもよかった 言葉の一音一音が耳に響いて心の中にもじわじわと届いてくるような気がした お昼 お昼ご飯何を食べようかなと考えている時に かずの家までの間にあるスーパーマーケットのことを思い浮かべた そうしたら私はシモジマのことをしっかり思い出した シモジマがあるじゃないか あったじゃないかと あれ選び放題じゃないかと 数カ月ぶりにいくシモジマは子供の時に行った

          ほころぶ

          かいぞうど

          どこにも晒さないものを さらさずに かいぞうど をあげずにそのままにして 川流されるように 思ったことも 思って よぎっただけで そのままにしていたけど かいぞうど をあげるということは 地に足をつけるということでもあり わたしは そういう意味で かいぞうど をあげ さらしていきたいと さらすことで かいぞうど をあげ 地に足をつけたいと少し思うようになった だけど わたしにはふわふわも必要 けれど かいぞうど をあげ 真っ白な雪 新雪が積もった 誰もまだ踏んでいない 白い

          かいぞうど

          あんばい 塩梅 ほどよく

          帰りを待って、待つ間にご飯を作ってた エンジンつけるときのぴゅるぴゅるぴゅるぴゅるるるるるるが聞こえた気がして、…でもあの音はエンジンつけるときに鳴る音だから、帰ってきた、ここに帰ってきたとき鳴るのはおかしいよねぇ あの車とうとういかれちまったのか と と、 思っていたら、それは隣からずっと自分でつけて流しているCDから聞こえてくる音だった さ~むいなぁ どうしようかなぁでも、とりあえずご飯だご飯 ご飯炊こ~ ご飯何合にしようかな…毎回考えちゃうな でもやっぱ

          あんばい 塩梅 ほどよく

          グッド!グッド!グッド!

          自転車で後ろからその子を抜いた 2024年1月12日 17時頃 気温は1度 雪降る中、私は外に停めていた自転車のサドルに積もった雪を手袋で払い、水気が残ったサドルにお尻をのせて、お尻が水気で濡れることにも嫌な気分ではなく自転車を漕いでいた その子は白いダウンにミニスカートにブーツ、 膝上のスカートから見えた生足はとってもいきいきしていた 私は思わずグーグーグーグー!と、親指をつきだし、グーーーーー!いいね!ぐー!ってグーグー!ってなっていた そのグーグーを実際にその

          グッド!グッド!グッド!

          めくれたカーディガン めくれたまま

          仕事終わり、ばあちゃんを連れて定期検診へ行ってきた 17時、まだ職場にいる時、姉から電話がかかってきた。まだ退勤していなかったけど、電話に出てみたら、柊太(甥っ子)が電話したかったからって暇電した。暇電やおって電話してきた。柊太の声と姉の声が聞こえて、そこは一瞬で違う空気が流れた。 私は姉の声に返答する自分の声を聞いて職場では、何かきりつめた空間にいて、何か自分でもバリケード張っていたような気がしてきた。姉に返答する自分の声を聞いて思った。私はここで晒す自分には何か周りと

          めくれたカーディガン めくれたまま

          あらかわいいねぇ、私も動物

          昨日も一昨日も帰り道、ほぼ同じ時間帯に陸を歩く2匹の鴨にあえた 2日続けて同じ場所で見つけたから、鴨たちは気まぐれなはずなのに気まぐれの中で同じ時間帯に同じ場所で会えたことが嬉しかった 今朝猫が座っていて、急にいたからびっくりしてレレレのおじさんみたいに片足を上げてびっくりした それを客観的に思ったら面白くなり、一人でにやけていた朝を思い出す その猫が帰りには、朝いた家から2、3軒先のところにいた 帰り道いたり、いなかったりする犬も今日はいた(この犬だけ行きには会った

          あらかわいいねぇ、私も動物

          穴に花をいれる

          トトロでメイが「お父さん花屋さんね」と言って、机の上にタンポポを並べる ミニトトロがドングリを落としていく 姉が下島でお昼ご飯のお惣菜を買っているのを待つ間、宮川を寄り道しながら柊太と川沿を歩く タンポポを拾い、側溝の蓋の穴の空いた部分にちぎった花をいれる 姉が買ってきた惣菜はおいしく、魚の天ぷらは、いつかの好んだシモジマの芋天ぷらの衣と同じで、天ぷらの衣の食感や、味が変わっていないことで幼い自分を思い出す この花がどうなっているか、次の日の朝確認しようとしていたが

          穴に花をいれる

          私はこの世界を愛している。と思う

          私はこの世界を愛している。 と、この言葉がでてきたのは・・・・・ 会社の上司と同僚と私の3人で山に登った 2人はそれぞれに尊敬できる人で、5月にも一回2人と山に登ってきた 昨日は久しぶりの人と飲んだ 1軒目を飲み放題でビール・ハイボール・レモン酎ハイなどを飲んだあと、近くのクラフトビール屋へ行きそれぞれにクラフトビールを頼み、3次会は家で飲むことになったのでテイクアウトして飲みながら家に向かった ひみつビールというクラフトビールの美味しさが忘れられない 生姜!だった

          私はこの世界を愛している。と思う

          朝外にでたことから生まれた思想

          舞う 朝、高山の街を歩くとかんじきを背負ったおじいさんが城山にいた 会社でかけつげという単語が出た時に話されたのは、もうわざわざかけつげなんてしなくても、そんな風にして残すほど、高価なものも買わなくなってきているし、逆に手間だよなというような話がされていた [ちなみに私の会社では誰から始まった言葉からわからないが、「逆に」と「変な話しなんやけど」という言葉を頻繁に聞き、私もよく、なんの逆かはわからないが「逆に」という言葉をよく使ってしまう。いつか「変な話しなんやけど」と

          朝外にでたことから生まれた思想

          クモを見つけたので引き返して撮った

          秋が終わろうとしている 10月の終わり頃、 「スタッドレスタイヤどうする?」 と、パン屋に勤めてる母の元へ車を見繕ってくれた方が訪ねてきた。 その日の夜、家で母からその話を聞いた。 「いくらくらいするの?」 と聞くとおおよそ10万円とのこと。 思わず、「え、高!、、、、、、自分でネットとかで探してみるわ。。。Uさんにはスタッドレスタイヤは他にあてがあるみたいやで大丈夫です、とかそんな風に言っておいて」 とそんな風な会話をして、スタッドレスタイヤをなんとか低価格で納めよう

          クモを見つけたので引き返して撮った