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となりのタイルみたら素敵だった

私もほんとうにわからない

どうして自分が会社事務員で
辟易しつつ、お金を稼ぎながら、
有り余ってきたお金を使い道をどうしたらいいかというようなこと

ほんとうは野良で野良だけでいいはずなのに パーマしたけどつやのない髪の毛とか、顔洗って、寝た時についた汚れを洗い流すこととか 着飾っていることについてわからなくなる でも染み付いたそれの中では野良でいられず、赤面し、私はいつもに違わず着飾る いつだって着飾っている 着飾ること それは社会と自分との境界を曖昧にするものかもしれない 時々、どうして人間は動物なのに着飾っているのか というようなことが気になる 気になるけど、私は正社員会社事務員だし、鳴った電話は大抵の場合耐えきれず誰よりも早くでる 自分のこういう 集団の中での立ち振舞いは嫌いだ これだけこう言っていると、私はひどく自己嫌悪に陥っていて、ただそれだけの人 だけど 年を重ねるにつれて 一人の人以外と対峙する以外のことが、苦手になってきた 飛び交う会話のどこに焦点をあてればいいかわからなくなるし、会話に参加していない人のこととか 人の顔色を伺うようなこと 私はいつだって 目の前の人間の顔色を伺う そうじゃないときももちろんある けれど みんなの前で話すときにはより自分の気持ちを述べにくくなる 自分の思いはその時々でさえほんとうが表れないし、自分だってどれがほんとうなのかということはわからない  

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