コラム-23

公取委が立ち入り検査、楽天の送料無料問題について考える。

楽天側も今更撤回するとは思えないというのが率直な感想。ただ、送料無料で楽天が競合他社に勝てる見込みがあるわけではないし、送料無料分を商品価格に転化しなければならなくなると出店者が反発する気持ちも理解はできる。楽天側の主張と出店者側の主張は平行線にしかならないから、独禁法含めた公取委がどう判断をするのか否かってとこだろうね。ただ、エンドユーザー側としては楽天の価格は他のプラットフォームよりも一見安い場合が多く、目には止まるが、送料を含めた場合に変わらないとかもっと高くなるって事が多々あり、購入しない選択をする人が多いのも事実だろう。また、一見安いというのは出店者側が楽天以外では送料を上乗せした価格設定をしている場合が多いのも現実なのでは?と思うがね。

もし今回の事案が優越的地位の乱用に当たると判断されたら今後プラットフォーム側は何も変更だとかも出来なくなる可能性が極論ではあるが高いわけだよね。まあ境界線は微妙であるが、今後そのたびに公取委が調査確認をおこなうの?って話にもなる。一応送料無料ではなく、送料込みって形にする方向に変えるようである。今回の決算において赤字は想定内だろうけど、風当たりは間違いなく強くなってるのも事実。第4のキャリアとしてどれだけできるのか否かが楽天経済圏の今後にとってカギとなるだろう。

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