45歳以上はクビ切り問題ついて考える。

NECの45歳以上はクビ切りの報道をはじめ、終身雇用制度の崩壊に伴い今後この流れは他の大企業においても続いていくだろう。実力主義は世の流れとはいえ終身雇用制度があることから年功序列型の賃金体系をとってきた日本企業のやり方としてはこのようなクビ切りが始まるのは正直酷い仕打ちであると個人的には思う。年功序列で上がった給与以上に貢献できない人はお荷物だけど、その人達は若い頃は貢献以下の給料で買い叩かれその分晩年の高給で回収するモデルで働いてきたのだから、会社が搾取だけして放り出すのは疑問しかない。

日本の大企業は新卒一括採用システムにおいて、学生や新入社員には終身雇用や昇進昇給の期待(幻想)を持たせて入社させて安く働かせてきた。しかし、定年前に年取って人件費も高くなるもしくはなる直前に切り捨てるというのは日本の雇用制度の見直しが本格的に必要であるのは間違いないだろう。しかし、日本企業は終身雇用制度は終わらせるが、新卒一括採用と年功序列型の賃金はやめようとはしないのが現状である。