Charley Yang

ギターと本と猫でできています。

Charley Yang

ギターと本と猫でできています。

マガジン

  • Char サウンド研究室#843

    引っ越してきました。

  • Today is the day

    Charley's VOX

  • Chronicle of his guitars

    Charさんが使ってきたギター、機材だけに焦点を絞ってその歴史をレポートします。基本的に雑誌・インタヴュー・テレビ・ラジオ・ビデオ・ファンクラブの会報等で発表されているものがネタですので、ここには登場していないものもあるかもしれません。「あのときはこの機材を使っていた!」という方、ぜひご協力ください!

  • Every Guitar Has A Story.

    好きなアーティストたちが紡ぎだす音に魅了され、40年あまり。

記事一覧

フロント?

先日、ムスタングの話を書いたときに、還暦のムスタングより古希のストラトの話になるんだろうなと思っていましたが、まあ予想どおりの展開ですね^ ^。仕方ないですよね。…

Charley Yang
8日前
12

Go to。

教科書的な場面で見ることはありませんけど、最近よくgo-toという表現を見るようになりました。例のマーティンマニアが集まるフォーラムを覗いていると、最近やたらと見か…

Charley Yang
10日前
5

この世界で生きていく。

本を読む時に、何基準で選びます?当然?自分の好みで選ぶとは思いますが。 若いころは知らないことが多いから、口コミや雑誌、マスメディア…新聞は書評欄よりも広告の方…

Charley Yang
11日前
7

個性。

ひさしぶりにゆっくりした数日を過ごしています。力尽きているとも言うけど(泣)。この年で時間に追われているのは幸せなのか?本来ならこの年頃にはこういう自分でいたい…

Charley Yang
12日前
9

イマジネーション。

ほんの数年前のことですが。コロナ、と書くと当時はAIがサーチしてきて内容に関わらず注意書きへと誘導するような数年間がありました。トヨタの車とかストーブのメーカーさ…

Charley Yang
13日前
5

あこがれ。

昨日食べたものもうまく思い出せないことが多いのに昔のことはよく覚えている…「老化」を語るときの常套句ですね。共感を超えて諦めの境地に至っていますが、みなさんいか…

Charley Yang
2週間前
11

教養。

知識と教養ってよく並列で登場しますよね。 知識は脳みそというハードディスクにひとつひとつ蓄積されていくもの。勉強して増やせるものですね。子どものころ「ものしり博…

Charley Yang
2週間前
10

生音。

もともとacousticという単語の意味は「音響」という意味ですけど、今は「生音の」という意味で通用していますよね。アコギって言うようになったのは80年代以降だと思う。そ…

Charley Yang
2週間前
13

祝27周年。

今週末は、カンタループIIの周年記念イベントに出演させていただきます。渕野オーナー、27周年おめでとうございます! 8月10日(土) 18:00OPEN 18:30START ①Lambent-L…

Charley Yang
2週間前
6

アコギマガジン101。

こないだ100号買った話を書いたばかりのような気がするのですが。時間は同じように過ぎているはずで。自分が追われているだけですね。101号が出ました。 「魅せられて、歌…

Charley Yang
2週間前
9

言葉が引き出すもの。

大塚東洋さんのお店「串焼き輝ちゃん」でライヴが開催されるようになったのは90年代の後半。南大分から中央町へ。数ヶ月に一度から毎月開催へ。今でこそ演奏させてもらえる…

Charley Yang
3週間前
14

one-step-forward-two-steps-back。

Introduction クロニクルを作ろうと思ってから、個人で作業してるとなかなか進まないので、ずいぶんな時間が経ちました。そうこうするうちにみんな年取っていきますからね…

Charley Yang
4週間前
11

真夏のメトロポリス。

ひさしぶりに東京に行って来ました。若手の引率です。オリンピック記念青少年センターからのNHKホール。 前回上京したのは2年前かな?冬だったのでいつもどおりな感じで…

Charley Yang
4週間前
7

杉山清貴@Brick Block2days。

今年も杉山さんがやって来てくれました。おなじみブリックブロック。杉山さん効果なのか?木曜日あたりから空の感じが梅雨明けモードだなあと。風の感じも心地よく、開演前…

Charley Yang
1か月前
13

The Missing Link。

Introduction こないだ、SNS上の某ギターコミュニティで1994年に買ったギターの話を書いたら、「そのギターの話より94年が30年前だってことにショック受けるよ」ってコメ…

Charley Yang
1か月前
15

時代の終わり。

昨日の朝から著名なみなさんはもちろん、音楽仲間のみなさんが次々にコメントされていますが、それくらいショッキングなニュースでした。 フェルナンデス倒産のニュース。…

Charley Yang
1か月前
13
フロント?

フロント?

先日、ムスタングの話を書いたときに、還暦のムスタングより古希のストラトの話になるんだろうなと思っていましたが、まあ予想どおりの展開ですね^ ^。仕方ないですよね。人気があるんだから。というわけで、今月号のギターマガジン誌ではストラト特集が。

「教養としての」という冠は?という感じですけど、つまりはストラトに関するあれこれ蘊蓄から使うにあたってのノウハウ、ティップス、そういうのまで解説してくれてい

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Go to。

Go to。

教科書的な場面で見ることはありませんけど、最近よくgo-toという表現を見るようになりました。例のマーティンマニアが集まるフォーラムを覗いていると、最近やたらと見かけます。この表現、ご存知ですか?動詞ではなく形容詞的に使われています。例文で言うと

This is my go-to guitar.

おわかりと思いますが、「お気に入りの」という意味で使われています。面白いことに、翻訳ソフトで「これ

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この世界で生きていく。

この世界で生きていく。

本を読む時に、何基準で選びます?当然?自分の好みで選ぶとは思いますが。

若いころは知らないことが多いから、口コミや雑誌、マスメディア…新聞は書評欄よりも広告の方が見ていましたね。昔はなんとか文庫とかよく広告が出ていた気がするけど、今若手に向けた(と思える)広告、あんまり見ませんね。

昨今、学校ではビブリオバトルっていうのが行われています。僕ら高校生の頃は「読書会」ってのがメインだったなあ。読書

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個性。

個性。

ひさしぶりにゆっくりした数日を過ごしています。力尽きているとも言うけど(泣)。この年で時間に追われているのは幸せなのか?本来ならこの年頃にはこういう自分でいたいとか思ってないといけなかったんでしょうね…まあ通常はそんなことにも思い至らんからなあ…アリスの白うさぎみたいな感じでドタバタしてますからね。

昨夜見るともなく見ていた明石家紅白。こないだから声が出ないさんまさんを助けるように?友近マツココ

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イマジネーション。

イマジネーション。

ほんの数年前のことですが。コロナ、と書くと当時はAIがサーチしてきて内容に関わらず注意書きへと誘導するような数年間がありました。トヨタの車とかストーブのメーカーさんとか大変だったでしょうね。管理する側にも相応の事情があったでしょうが、やっぱり僕はショックでした。テクノロジーはこんなふうに使われる。一回プログラムしちゃえばあとはコンピュータが勝手に仕事するから内容なんて関係ないって感じ。そう思えまし

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あこがれ。

あこがれ。

昨日食べたものもうまく思い出せないことが多いのに昔のことはよく覚えている…「老化」を語るときの常套句ですね。共感を超えて諦めの境地に至っていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか^ ^

1981年、中学3年の夏。受験勉強もそこそこに?せっせと小遣い貯めて、モーリスのベーやんモデルを買ったんだけど、そのとき店でもらったミニコミ紙にアマチュアバンドの音楽情報が掲載されていて。初めてそういう人たちの

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教養。

教養。

知識と教養ってよく並列で登場しますよね。

知識は脳みそというハードディスクにひとつひとつ蓄積されていくもの。勉強して増やせるものですね。子どものころ「ものしり博士」的な言い回しがあって、ものしりになりたいなあなんて思っていたことがありました。

知識ということで最初に戦慄したのは、大学に入学したばかりの時、浪人していた同級生が文学史に出てくる作品を読破していたこと。僕はタイトルしか知らないのに、

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生音。

生音。

もともとacousticという単語の意味は「音響」という意味ですけど、今は「生音の」という意味で通用していますよね。アコギって言うようになったのは80年代以降だと思う。それ以前は「フォークギター」。「エレキ」=electricがその「機能」的な形容詞なのに対して「フォーク」=folk songという「用途」を表しているのが面白いですよね。そう考えると、当初はただの「ギター」でしかなかったものが、エ

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祝27周年。

祝27周年。

今週末は、カンタループIIの周年記念イベントに出演させていただきます。渕野オーナー、27周年おめでとうございます!

8月10日(土)
18:00OPEN 18:30START
①Lambent-Logue
②安部潤
③満天
④Ya☆Chari
¥2000(w/1drink)

安部さん、満天さんははじめまして、かな。ランベントローグさんはものすごく知り合いですけど(笑)対バンしたことあったかな

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アコギマガジン101。

アコギマガジン101。

こないだ100号買った話を書いたばかりのような気がするのですが。時間は同じように過ぎているはずで。自分が追われているだけですね。101号が出ました。

「魅せられて、歌謡曲」

表紙のゴローノグチが…ターゲットを物語っていますね。最近この話ばかりだな。気になるんですよね。サブカル的にもど真ん中…って変な表現だけど(笑)、ポップスって王道だと思ってきたけどもはや違うんだなと。ただね、まだ踏みとどまっ

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言葉が引き出すもの。

言葉が引き出すもの。

大塚東洋さんのお店「串焼き輝ちゃん」でライヴが開催されるようになったのは90年代の後半。南大分から中央町へ。数ヶ月に一度から毎月開催へ。今でこそ演奏させてもらえる場所はたくさんある大分市ですが、当時はライヴスポットそのものが少ない上に、アコースティックでやらせてくれるところなんてほぼありませんでした。

宴会の場にギターを持ち込むような形で始まった会は、次第に体裁を整えて、対バン形式、セッションあ

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one-step-forward-two-steps-back。

one-step-forward-two-steps-back。

Introduction

クロニクルを作ろうと思ってから、個人で作業してるとなかなか進まないので、ずいぶんな時間が経ちました。そうこうするうちにみんな年取っていきますからね…今回はCharさんの69歳特集でひさしぶりに登場した通称FUCK YOUムスタングの話です。

Char Mook(1996)

20周年の年にリリースされたこの本は、破壊力抜群というか、それまでまとまった資料集がなかったた

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真夏のメトロポリス。

真夏のメトロポリス。

ひさしぶりに東京に行って来ました。若手の引率です。オリンピック記念青少年センターからのNHKホール。

前回上京したのは2年前かな?冬だったのでいつもどおりな感じでたいして何かを思うようなこともありませんでしたが。今回は別。三泊四日で溶けました。東京暑過ぎ。身の危険を感じるレベルです。みんな平気そうな感じで歩いてるけど、もう僕はじっとしていても汗が背中を流れる感じでキツかったです。早朝から暑いしね

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杉山清貴@Brick Block2days。

杉山清貴@Brick Block2days。

今年も杉山さんがやって来てくれました。おなじみブリックブロック。杉山さん効果なのか?木曜日あたりから空の感じが梅雨明けモードだなあと。風の感じも心地よく、開演前、控え室のテラスで杉山さんと話していて、思わず「いや〜こういう時間って大切ですね〜」って口走ったら、しっかり2日目に使っていただきました^ ^

今年は日程が飛び石で木曜日土曜日。オメガイヤーで大忙しの杉山さん、春先にサンパレスで会って以来

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The Missing Link。

The Missing Link。

Introduction

こないだ、SNS上の某ギターコミュニティで1994年に買ったギターの話を書いたら、「そのギターの話より94年が30年前だってことにショック受けるよ」ってコメントが来て、確かになあ、なんて。

今年は2024年。4のつく年はムスタング生誕から何年…ということを考えてしまう人はほぼいないと思いますけど(笑:1954年生まれのストラトはやたらと言われてますけどね)、1964年

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時代の終わり。

時代の終わり。

昨日の朝から著名なみなさんはもちろん、音楽仲間のみなさんが次々にコメントされていますが、それくらいショッキングなニュースでした。

フェルナンデス倒産のニュース。

去年だったか、「大阪フェルナンデス」がクローズして、その時「東京のフェルナンデスとは違う」なんて話を聞いてそうなんだーなんて思った記憶がありますが。今回の話を聞くとフェルナンデスがどうこうというよりも今の楽器業界のたいへんな感じ…ちょ

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