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カテゴリー・ストーリー

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2021年2月の記事一覧

【短歌】小説ライター

【短歌】小説ライター

AIがとこしえに書く小説の
鎖に巻かれ錆びる現実
(折句「江戸仕草」短歌)



書き出せばどこかへ行ける幻想につかれて入る小説ロード

天井に蜘蛛が紡いだ糸を追うフードコートのローファンタジー

零れ出す時のしずくを受け止めて小説は永遠をみつめる

理屈から離れて光る小説は夕べ拾った夢のライター
#カテゴリ #折句 #言葉遊び #詩
#短歌 #アクロスティック #ファンタジー #カテゴリー

【短歌】恋するガジェット(Pomeraソング)

【短歌】恋するガジェット(Pomeraソング)

カテゴリを待ちわびている1時間
旅のポメラとチープ・スリープ
(折句「かまいたち」短歌)



感情の赴くままにタッチしたポメラは老いを知らぬガジェット

手を置いて休んでもいい息を止め眠るポメラのやさしい背中

ゴールなきタイプを受けてカテゴリに詩歌を探すポメラの瞳

リズムよく凹んで食べる文字群を小説化して微笑むポメラ
#カテゴリ #pomera #ガジェット #短歌
#折句 #言葉遊び

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【短歌】0の教え

【短歌】0の教え

永遠がどうせの中に逡巡の
クイズに触れてさらば青春
(折句「江戸仕草」短歌)



かけがえがないと歌った教室の裏に伸び行く教師の毒牙

テキストをミルクにといてみるみると賢くなった宇宙の子供

こっくりと魔物が忍び寄る部屋の夢は現代史よりもビッグ

理科室の骨と語らう哲学は次元を跨ぐ孤独な授業
#カテゴリ #孤独 #哲学 #折句
#アクロスティック #詩 #短歌
#カテゴリー

【短歌】ハードボイルド

【短歌】ハードボイルド

愛情が密に広がる小説に
やさぐれながら噛むプロテイン
(折句「あみじゃが」短歌)



勝ち負けに咽せた暮らしの対岸に開かれたユートピア小説

照らし合う答えに疲れ小説を追って飛び出す解のない街

殺し屋の#で売り出す小説をマークしている文部大臣

リプトンで割ったウォッカを飲み干してダーリン君は小説を打つ
#カテゴリ #裏切りの街 #折句 #言葉遊び
#短歌 #詩 #アクロスティック #カ

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【短歌】ノンカテゴリ小説

【短歌】ノンカテゴリ小説

しあわせな用心棒がうとうとと
背中を丸め作る架け橋
(折句「小説」短歌)



書かずにはおれぬのでしょう何はなくとも開かれるおはようnote

適切に構築されたシステムがふるいにかけるきみの小説

恋しさを起源に持って小説がぽつり今夜もひとりのために

理屈ではたどれぬ言葉きみだけのカテゴリにない小説を書け
#カテゴリ #短歌 #言葉遊び #折句
#アクロスティック #カテゴリー

【短歌】小説頼り

【短歌】小説頼り

おくられて人間を去る魂の
遺産としての小説を置き
(折句「鬼退治」短歌)



感動のフィナーレ予告見届けてテレビを消してゴー・トゥー・ノベル

テキストでサッカーをみる実況は君の言い回しだけが頼り

攻勢に転じてみたい3月のプロットはいま雪解けを待ち

隣人の酷な仕打ちに目を伏せて求めた光放つメルヘン
#カテゴリ #鬼 #詩 #言葉遊び
#折句 #アクロスティック #短歌 #カテゴリー

【短歌】小説ノスタルジア

【短歌】小説ノスタルジア

お笑いがとぐろを巻いた新春を
たゆたうポストマンと粉雪
(折句「お年玉」短歌)



価値のない作文ですと君が押すはんこはまるでこの世のジャッジ

手のかかることはさだめと駆け出した人生は一小説の道

恋しさを思い出したら手に取って読み返すのはありふれた日々

リンリンと鳴り出す電話脚注の受話器を載せた時代小説
#カテゴリ #折句 #言葉遊び #詩
#アクロスティック #短歌 #カテゴリー

エビデンスの迷宮

エビデンスの迷宮

「お前は何らかの動機を抱え込んでいた。人知れず胸のどこかにずっと隠していたんだ。お前は何らかの足でこの街にまんまと転がり込んだ。何食わぬ顔をして道を行くお前が街の防犯カメラに映っているぞ。お前はお前の顔から逃げることはできない。そしてお前は、何らかの発想を抱き密室のトリックを作り出した。内心では誰かに自慢したいのをぐっと堪えることによって、トリックが完全なものになるよう企んだんだ。しかし、それにも

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【短歌】小説ごっこ

【短歌】小説ごっこ

カテゴリのガイダンスにはみつからぬ
一行からの詩歌クラスタ
(折句「鏡石」短歌)



加湿器の噴き出す白と競るように生まれつつある小説ボディ

手持ち無沙汰にさよならをしてはねるポメラの上の小説ドール

強情な台詞を並べ暗黒の時間を消した小説ごっこ

リア充が王者のネットサービスにいらない僕の小説なんて
#カテゴリ #アクロスティック #折句 #短歌
#言葉遊び #詩 #ポメラ #カテゴリ

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【短歌】総理大臣ショー

【短歌】総理大臣ショー

おおよそに似せるしかないたずねても
一理が遠いしあわせの道
(折句「鬼退治」短歌)



カンペなく立ち振る舞えば勇ましきキッズの夢は総理大臣

天国の近場にかけてコーヒーを飲む喜びは冷めない内に

更新が途切れたままのカテゴリに浮かない君の小説はどこ

リンクから飛び立つ君の跳躍は光り輝く星のカテゴリ
#鬼退治 #言葉遊び #折句 #短歌
#カテゴリ #アクロスティック #詩
#カテゴリ

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【短歌】小説セラピー

【短歌】小説セラピー

吾輩は狸であると小説が
ふりかかる新年の図書室
(折句「渡し舟」短歌)



海賊に焦がれるように空想の波間に浮いた物書き志願
 
鉄分が足りない君へ1冊のハードボイルドR30

公務員いいねが伸びる教室の隅に色めくライターの爪

リチウムが照らす冒険小説に騒いだ胸の懐中時計
#海賊 #カテゴリ #折句 #言葉遊び
#アクロスティック #短歌 #カテゴリー
#詩

【短歌】小説乗りのカテゴリー

【短歌】小説乗りのカテゴリー

はじまりへ行き着くような終わりへと
招いた虹のストーリー・テラー
(折句「バイオマス」短歌)



書き出せば無敵になれる小説の命は才で言い表せぬ

手に余るモチーフだけで飽和したポメラは黒い小説母船

湖池屋のポテトを食べて待っている深夜0時のカテゴリー・バス

理由なく小説である自意識を読み飛ばすカテゴリーの矜持
#カテゴリ #折句 #アクロスティック #ポメラ
#詩 #言葉遊び #ポテ

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