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Tech企業のビジネスモデルと収益構造

佐々木正人｜企業リスクのコンサルタント【ビジネスコラム書いてます】

　今回は、Tech企業の伸びているサービスのビジネスモデルと収益構造について取り上げたいと思います。
👇『今後伸びる業界』、いわゆるTech企業についてはコチラ。

こんにちは、佐々木正人です！
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【Tech企業って伸びているの❓】

Tech企業といっても、フィンテック、アドテック、クリーンテック、エドテック、ヘルステック、HRテックなど多種多様の領域に分かれています。
そもそもこれらのTech企業は伸びているの❓と思われるかもしれませんが、伸びています！

2020年に発表された「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 2020年日本テクノロジー Fast 50」では、日本のテクノロジー企業を成長率ごとにランキングしています。

特にAI、データ分析、クラウドを事業領域とする企業が目立っており、中には1,000％以上の成長率を誇る企業が50社中3社もあります！

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出典：デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 2020年日本テクノロジー Fast 50

またイシン株式会社が行う「Best Venture100」では、急成長ベンチャーを毎年100社発表しています。こちらもAI、クラウドサービスのスタートアップ企業がたくさんランキングされています。

例えば、kanata株式会社では、医療従事者と患者の診断内容を音声認識でテキスト化・構文解析を行い、電子カルテを作成するサービスです。誤変換や特有のルールもAIによって自動反映されるようです。

お医者さんが診断内容や処方箋の内容を電子カルテへ打ち込む必要がなくなり、より患者の診療に集中することができ、まさにテクノロジーを活用したサービスなのではないかと思います。

また価格比較メディア「aucfan.com（オークファン）」を運営している株式会社オークファンは、700億件のEC・リアル店舗の商品売買データをAIが「その商品がどこで、いくらで売れるか」を分析し、破棄ロスを軽減するサービスを展開しています。

ビッグデータから自社に適した在庫数値が出てくるのは、参考になりますよね。自社で様々なビッグデータを収集し分析することは非常にコストも労力もかかります。それを専門のプロの会社に任せ、その恩恵を受けられるのは魅力的ですね。

【Tech企業の成長理由】

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ではなぜTech企業が伸びているのでしょうか❓

一つはDX（デジタルトランスフォーメーション）や働き方改革です。
DXを推進するためには、これらのテクノロジーを駆使し、今までアナログで行ってきた作業を改善していく必要があります。

上記の音声入力による作業効率化や、AIやビッグデータを用いて効果的に経営資源を配分していくことで、業務効率化を進めることができます。

加えてテクノロジーを活用するにあたり、クラウドの活用も必須になってきます。Tech企業はクラウド型のサービスも多くありますので、物理的なサーバーの設置等もなく、好きな時に好きなように使えるクラウドの利点を活用しながらDX推進を検討する企業も多いようです。

また新型コロナによるテレワークの推進も、Tech企業の事業拡大を後押ししています。

【Tech企業の収益構造】

ではTech企業の収益構造はどうなっているのでしょうか❓

いわゆるIT業界と言われるインターネット付随サービス業は以下のような収益構造となっています。

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出典：リスクモンスター㈱業界レポート　インターネット付随サービス業 2021.05

Tech企業が伸びている理由の一つが、AI、クラウドを利用するプラットフォームの利用料が収益となるケースが多く、アカウントが増えれば増えるほど利益率が上がるという特徴があります。

このプラットフォーム利用料で安定収益を得ながら、自社仕様にカスタマイズやAPI連携などの追加機能費用や運用コンサルティング費用で売上を拡大していくサービスが多いです。

今回の新型コロナの影響により、DXの推進、テレワークの加速化、紙文化の廃止、クラウド活用や業務効率化が進み、ますますTech企業は成長し伸びていく業界と言えるかもしれません。

実際に弊社の与信管理サービスや反社チェックサービスもクラウドでサービスを提供していますが、より効率化を検討する企業様から自社基幹システムとのAPI連携や取引先コードのメンテンナス（取引先法人番号データの提供）などのお問い合わせが増えてきています。

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今後も新たなTech企業が参入してくると思いますので、自社に適したサービスを検討してみてくださいね。

本日の内容は以上になります。
次回もお楽しみに！では！

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