承認欲求はあるのが当然の世界だけれども…美しくないよなぁ…

音大は肩書きのために入学したので、
まずはお金稼ぎをスタートしました(^-^)

学生で時間があるのだから、
勉強や練習に没頭するのが普通かもしれませんが、
私は、腕試しをしたかったのかもしれません。

いや、早くお金を稼いで親から独立したかったのです。

今までの私は、

猫踏んじゃった早弾きで人気を集め😆

昼休みのリクエスト大会ではモノやお金を集め😆


高校時代は、コードを独学で研究して(習うことを思い付かず)、楽曲を別物に仕上げては拍手を貰ってきました。

自分がピアノを弾くことは、

いつも誰かの喜びに直結していました。

いよいよ、それでお金を頂くわけです。


初めてピアノ弾きをしたお店には、

専任のピアニストとギターの先生がいて、

他店と掛け持ちしている先生達の、

入れ替わり時間を埋めることでした。


ギターの先生が病気で倒れてからは、

丸々ステージ時間を埋めることになりました。


お店には、他にピアノを弾ける人が三人。


だいたい１日に二人、

ピアノが弾ける人が入り、

30分交代で回していました。


あるとき、近所のテレビ局の偉い人達とメディア関係がたくさん来ました。


私がピアノを弾く順番だったので、

何気に弾こうとしたら、


ん？


もう一人の歳上の女性が同時に座り、

椅子取りゲームのように私は彼女の膝に座ってしまいました😆


ありゃ？

私が弾く時間では？


そんなことお構い無しに、彼女は知らん顔で演奏し始めます。


もう一人のバイトの女の子と目が合い、苦笑い😁💧


彼女にとってはチャンスであり、

テレビ局やメディア関係の人の前で演奏して、アピールしたかったのですね。


思い付かなかった私は、

きっと甘いのでしょう。


いつ、どんなときも、チャンスをモノにする。

そういう世界ですもの。


でも私は、そういうことのためにピアノを弾いてこなかった。


ピアノの周りにいたのはいつも、

私の指をじっと見つめている人や、

心から楽しんでくれた同級生でした。


彼らが喜んでくれるから、

それが嬉しくて嬉しくて、弾いていたのです。


大人になった今なら、

いろんなことがわかります。


少しでもチャンスがあるなら、

他人を押し退けてでも、という彼女の気持ち。


周りの知り合いではなく、

しかるべき業界人に認められたい。

もっとたくさんの人に聴いてほしい。


これは、まだ何者でもない、

無名のミュージシャンなら

誰でも通る道なのでしょうが、

なんか、美しくないよなぁ。


まずは、自分の演奏や作品が良くなければ人の心は動かないこと。


その頃は、ドラマやCMのタイアップがついたら、そこそこ数字が取れる時代でしたが、

今はそうはいかない。


ネットの普及で、一般の方でも世界中のたくさん音楽を聴いて、耳が肥えています。


その人が、

自己承認欲求の塊だろうがなんだろうが、

出している音が全て。


情報はネットを探せば出てきます。


たくさんのアーティストが世界中にいる中で、

『あなたの◯◯が聴きたい』


そんなファンをもっている人が、

これからは強いと思っています。


私は作曲仕事も、ご指名以外は受けなくしました。

安いから、という理由なら他にもたくさん作曲家はいます。


私に、とご指名くださる方とは気も合ったりするので、

お仕事が終わっても、音友として楽しいお付き合いが続いています。

なんならお仕事の紹介すらあります。


承認欲求は必要かもしれませんが、

認められるための、突出した何かが必要でしょうし、

私自身は、認められる為の音楽は持ち合わせていない。


ひたすら稼ぐためだったし、

生きることで精一杯でした。


時代は変わる。

本物が必ず遺る。


小手先のプロモーションは通用しない。


本物でありたい、

そう願っていますし、

本物を育てるためには、

純度が高くないと、とも思っています。



■全世界同時配信

巡礼者

https://www.tunecore.co.jp/artist/RiYuKa#r606822


Blue Island

https://www.tunecore.co.jp/artist/RiYuKa#r606826


■映像用音楽作品集

『ノスタルジックファンタジア』

アナヴァンミュージック

https://enavant.jp/album/5455/

■YouTube

♪頑張れニッポンの社長

音楽で元気に！

社長の一曲チャンネル

https://youtu.be/OtHWIvnLmuI

講師座談会

前半

https://youtu.be/x7x29aLT2NU

後半

https://youtu.be/F4AAT-oV5fw