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文学フリマ東京の思い出

昨日2024年5月19日、文学フリマ東京にお客さんとして行ってきました。想像を大きく超えた幸運に恵まれ、一生ものの体験をすることができました。この最高の思い出を書き起こしておこうと思い、筆を執った次第です。もしよろしければ、暫しお付き合いくださいませ。

11:00
とあるショッピングモールのレストランで、早めのお昼ご飯を食べる。「開場時間ギリギリに行けば、大丈夫でしょ」と、思っていた。思えばこの時、私は東京を完全に舐めていた。

11:45
浜松町駅から、東京モノレールに乗る。
え?え? なんか乗降口1つにつき、人が20mくらい並んでるんですけど? 車内は人でパンパン。これが、噂に聞く満員電車ってやつなのか。この日は日曜日。これが平日朝であれば、通勤ラッシュでもっと混むのか……。降りられる気がしないな……。思えば、この時私はまだ、東京を舐めていた。

12:05
現着。
ものすごい行列。
50m×5列ぐらい並んでいる。会場に入ることすらできない。どこからこんなに人が沸くのか……。お目当ての本の在庫が残っていることを祈りながら、とりあえず、20分強くらい、ぞろぞろと歩く。やっと、東京を理解し始めた。

「この人混みの中から、ご挨拶したい皆様を探し当てられるだろうか?」
一抹の不安がよぎった。しかし、はるばる東京まで来たのだ。やるしかない!!

12:30
やっと会場入り! さあ、まずはウミネコ童話集を入手するため、第二展示場の二階へ急げ! ブースに行けば、noterさんたちの居場所について、手がかりがつかめるかもしれない!

12:35
目的ブースに到着。とても綺麗な方がいらっしゃる。暫し見惚れる。
我に返り、とりあえず、自己紹介だ。
「ウミネコ童話集に作品を載せて頂いている、樹と申します!」
幸運にも、ウミネコ制作委員会さんの、ぼんらじさん穂音さん、吉穂堂さんの吉穂みらいさん海人さんを一網打尽にできた! しばしお礼とご挨拶を。なんと、隣の美しい方は、ヱリさんであった!
「レントゲンをシュレッダーでバキバキになさった、河童を洗濯機のなかで泳がせていらっしゃった」あのヱリさんである。笑顔がまぶしい。

12:50
第一展示場に移動。第二展示場よりも、人でごった返していた。まるで北国の正月の初売りみたいで、ぜんぜん前に進めない。しばし会場を漂流。ゆっくり各ブースを見たいけれど、立ち止まることが無理そう。

13:00
おだんごやさんを探し求めて彷徨っていたら、偶然数歩先にブースを発見! 人波をかきわけ、なんとか泳ぎ着く。
「あの、noteでおだんごさんを拝見している、樹と申します」
おだんごさんは、私の名前をご存じで、まぶしい笑顔で対応してくださった! あやしもさんくまさんにもご挨拶できた! くまさんのくじを引くと、なんと当たりが! 素敵な籐のコースターを頂いた(早速使ってます)!

おだんごやさんで販売されていた、「お味見」、「あまから」、「つぶとこし」の中から、「あまから~お仕事あれこれ~」を購入。
ほくほく顔で、
「この挿絵、着ぐるみさんですよね!」と言うと、
「着ぐるみさん、そこにいらっしゃいますよ!」とおだんごさん。

まさかの、着ぐるみさんが目の前に!! ウミネコ童話集での挿絵のお礼をお伝えし、記念撮影も叶った(写真は公開しません)!

着ぐるみさん情報で、ピリカさんコッシ―さんが現着していると知る。
ピリカさんは、「濃い青のすまスパTシャツ」をお召しとのこと。

そんなやりとりをしていると、おだんごさんが、ピリカさんにご連絡してくださった! おだんごさん、本当にありがとうございました。おだんごさんにつないでいただき、再度、ウミネコ制作委員会さんブースへ旅立つ。

13:15
すごい人混みで、全然前に進めない。気ばかり焦る。

13:20
ウミネコ制作委員会さんブースに辿り着く。
「青……青Tシャツ……」
ぶつぶつ呟いて、ピリカさんを探す。
いた! 青のすまスパTシャツ! あの方が、きっと……!
ひょこひょこと歩いて来た私を見て、自己紹介をしていないのに、
「樹さん?」
と気づいてくれた方が、ピリカさんだった!
「ピリカです!」
そうそう、このお声。すまスパのタイトルコールが頭の中にこだました。
感激!
そこからは、時間が高速で過ぎた!

今思い返しても、今回の文学フリマ東京では、とんでもない豪華メンバーにご挨拶できたと思う。ここからは、ご挨拶できた皆さまについて、個別に書いていく。

ピリカさん:お会いでき、感動する。実際泣きそうになり、天を仰ぐと、隣の豆島さんが心配してくださった。ご心配おかけしました。泣き虫ゆえ。

はそやmさんと、ダフやん:はそやmさんは、とってもお優しそうな雰囲気を醸し出されていた! ダフやんの背中のリュックには、名刺が入っているらしい。私の名刺もぜひ背負っていただきたい!

豆島圭さん:ミステリーといえば、豆島さん。とりあえずお会いできた感動をお伝えする。もはや、ただのファン!

コッシ―さん:現実のコッシ―さんは、想像していた姿よりももっともっとお優しそうだった! 私設企画「あなたのための短編小説、書きます」でコッシ―さんご家族について書かせて頂いたお礼を伝えられた! 

こーたさん:お声だけで、こーたさんを認識できた! 暫し、推しについて熱く議論した。推しとさよならした時の心境を共有できた!

りみっとさん:シロクマ文芸部作品、「TSUNDOKU-BU」の「タワーリング」がとても面白かったと、直接お伝え出来た!

白鉛筆さん:「へっ? 白鉛筆さんっ!?」と声が裏返った。白鉛筆さんは、とにかくおしゃれだった! 「熱烈!note学園」の記事をスクショしておけばよかったと、激しく後悔した。

せやま南天さん:恐縮しながら、名刺を差し出すと、笑顔で受け取ってくださった! 本当にありがとうございました。

いぬいゆうたさん:いぬいさんも、お声だけでいぬいさんと認識できた。二回も作品を朗読してくださったことへのお礼を直接お伝えした!

14:50
あっという間に時間が過ぎ、タイムリミットとなった。
すごい人混みで、みんなでくたくたになりながら、再会を誓い、笑顔で見送っていただいた。

15:20
羽田空港着。終わってしまったのか……。と、早くも寂しく思う。

18:45
出発が遅れた飛行機の中で、おだんごさんの「あまから」を読み、仕事について色々と考える。感動してうるうるした。

20:00
北国着。現実に帰っていく。
くたくたに疲れたけれど、心は満たされた! 不思議な達成感。

今回の文学フリマ東京でご挨拶させていただいた皆様、本当にありがとうございました。私は幸せ者です。この思い出は一生ものです。大切に磨いて、宝箱の中にしまっておきます。

お会いした皆さまは、noteで作品を拝見しているせいか、初対面とは思えず、最初から話に花を咲かせることができました。私はずっと人見知りで、どちらかと言えば人が苦手でした。そんな私が、素を出して誰かとお話できるようになるなんて。人生、何があるかわかりませんね。

文学フリマ、行ってよかった!!!
またどこかで、お会いできますように!!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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