見出し画像

遺伝子凍結の重要性 メモ


遺伝子凍結の重要性

まえがき

 備忘録です。
 どこぞの自称コンサルなどの情報商材みたいに、ふわっとした儲け話や啓発を書いて影響力を誇示したいとか、世間の偏見に便乗して風評を流布しようとか、収益化したいとかは考えていません。
 生きるための大切かもしれないことをメモしておこうと思っただけです。
 今回は遺伝子凍結の優先度について書こうと思います。

若い女性が家賃や自動車や仕事より卵子凍結を優先すべき理由

 自動車購入費用は生涯変化が無くても、出産費用は加齢で莫大になるだけでなく、近い将来、出産自体が不可能になるからです。
 子を望むのであれば、たとえ婚約者がいなくても卵子凍結を検討しておきましょう。
 もし婚約者がいない場合、遺伝子凍結の費用は自動車の購入代金や維持費と同様にかかります。そのため一見大きな買い物に見えるのですが、30代後半、40代と経過するにつれて不妊治療の費用は莫大に増加するため、30代前半の方は将来を見据えて卵子凍結することをお奨めします。卵子凍結におけるコストパフォーマンスでベストなタイミングは31歳と言われています。
 例えば、採卵開始時期が30代前半で出産までの費用は300万と仮定すると、45歳では3000万と実に10倍かかります。助成金の期限である42歳(400万)と43歳(700万)を境目にして一気に増加するのです。因みに44歳だと(1000万前後)です。
 ※()は出産費用の相場

 これは卵子凍結の時期による影響によるものです。30代で採卵し凍結してしまえば出産時期が40代でも出産時期が30代の頃とほぼ同様の出産率になるのに対し、40代以降の採卵だとほぼ凍結ができないだけでなく、採卵周期毎の出産確率が大幅に減ってしまいます。

 また不妊治療への、政府からの助成金は以前は年齢制限が無かったのですが、最近では42歳までと決まってしまいました。
 ちなみに健康保険からの「一時金」はとても慎重に確かめましょう。後々、保険金が激減していないか注意が必要だからです。
 自動車費用との比較ですが、自動車は交通事故の可能性があり、生涯で100人に1人は亡くなります。私の知人でもよく運転する人で無事故の人を見たことが有りません。20代の頃に同一人物が起こした4回もの事故を知ってます。身体に障害が残りました。同年代の2人は自動車事故で亡くなっています。そのくらい事故による損失があるのです。
 多くの方が自動車を乗り続けたことにより糖尿をはじめとして高血圧、高脂血症、癌などになりやすくなるのが実情です。
 特に食後の高血糖が余命と負の相関があることが明らかとなっています。
 高血糖の要因を分析すると、朝食後の自動車通勤が第一位で、第二位は事務や運転業などの座り仕事です。
 マイカー購入後、自動車通勤の80%以上が約20年で境界型糖尿、25年間で糖尿病と診断されます。残りの10%は未検査や検査時にたまたま現れていない人。たまたま運動が趣味だった人が10%です。糖尿になった時点で残りの平均余命は10~15年です。

 最も多い経年パターンは男性で自動車免許を20歳で取得、28歳でマイカーを購入、48歳で境界型糖尿、53歳で糖尿、65歳で心筋梗塞、脳梗塞など循環器障害が顕著になり、68歳で死去。実に12年も平均寿命を下回りました。
69歳以降に生き延びたとしても70代で激やせ、大血管障害、サルコイドーシス、癌、腎症、腎不全などの重病が併発。

 一度糖尿になってしまうと食事、運動、薬物による維持療法になります。膵臓のβ細胞は元通りになりません。ただし、それでも糖尿ではないからといって運動しない人より、糖尿で運動する人の方がまだ長生きなので血糖値やHBA1Cを5.0前後を目指して取り組む必要があります。運動療法で6.0から4.8まで戻した人を知っています。逆に健康なのにドカ食いをする人は糖尿の人より血糖値が爆上がりすることもあります。糖尿の少ない年齢・性別となる20歳の女学生でもおにぎりを2個食べると血糖値は200近くまで急上昇します。
 若いうちに症状が無くても、膵臓、肝臓、腸へのダメージは無症状のまま蓄積します。もちろん実際に病気があっても検査で現れないことが多いのが実情です。体系がふっくらしてきたり、脂肪肝になったあたりで初めて運動不足を自覚し始めます。
 高血圧、高血糖、高脂血症の3つのうち2つが揃うことをメタボリックシンドロームと呼びます。市区町村が行う健康診断の目的がメタボ対策や癌の早期発見です。
 そして、これらの病気を進めるのが座って行う仕事なのです。
 賃金が安いから異性から認められないなどと言って座り仕事のスキルを上げている場合ではありません。
  尚、男性と女性だと女性が運転する頻度は少なく、購入してもあまり乗らない人が多いです。都会勤めの人で鉄道やバスなど交通機関が充実し運転する機会が少ないほど税金や駐車場代金など維持費率は高くなるばかりです。
 このように、自動車は余計な費用となるだけでなく、メタボと事故で寿命が縮んでしまうため本末転倒、その幸福感は幻想だと気づくべきでしょう。
 また、仕事のための一人暮らしはさらに費用がかさみます。仕事に時間を取り過ぎて短い妊娠適齢期を逃すのは損です。コロナ禍でもリモートワークが可能なら実家でして費用を抑えましょう。ただし通勤と同様に歩く必要はあります。
 さらに、煙草や酒、睡眠不足、過労、老化などが嵩むことで、問題がやまずみになることも将来の予測に入れなければなりません。

 35歳以降に結婚する場合に、卵子凍結済みの人が優先的に結婚する可能性があります。特に40代ではそれが直接影響します。卵子を保存しているだけで勝ち組のような扱いです。婚活時の価値が下がりづらいのです。
 もし自分に子供がいるのなら、男女いずれも10代から検討させます。
 また、40代になると両親が大病を患い並行して治療が必要になってしまいます。情弱の両親のセルフケア、ホームケア、介護は子が関わらないと出来るはずがありません。

 どうですか?これが30代までに卵子凍結せず自動車や座り仕事に費やした末路です。もはやタラレバどころではないんです。

遺伝子凍結の問題点

 30代になると不妊治療が急がれることは前説でも話した通りですが、

 大切な情報なのに妊娠が可能となる期間を誰も話したがらないと言う問題があります。特に男性同士だと話題になんてあがらないケースが多いです。医療系の女学生ですらや30代女性でも妊娠可能期間を知らないケースが多いことが実情です。
 ここでは遺伝子凍結におけるコミュニケーションにおいて、思い当たる理由はを4つ紹介します。

遺伝子凍結の情報交換の問題点1 低認知度

 卵子凍結は日本で普及し始めたのが2013年以降で一般市民からの認知度が低いことです。

遺伝子凍結の情報交換の問題点2 少数派

 2つ目は30歳以降に結婚する人は少数派であり、少数派向けの情報発信をする媒体や人が少ないことです。

遺伝子凍結の情報交換の問題点3 感情優先

 3つ目は世間がプライバシーや好き嫌い等の感情を重視しすぎることです。情報網を限定してしまうことになるため、肝心な情報を先に知る事が出来なくなってしまうのです。先入観で少しでも嫌だと思う相手を排除し大切な情報交換ができない状態になることはリスクです。食べ物と同じで好き嫌いはほどほどにしなければ先々のリスクを分散することなど到底できません。ネットでは好きな情報を検索して知る事が出来ますが、TVなどの媒体は好きか嫌いか別としてときたま重要なことを勝手に教えてくれたりしていますよね。

遺伝子凍結の情報交換の問題点4 セクハラ扱い

 4つ目はセクハラ問題があることです。
遺伝子を残すことは生物として当たり前の行動で、それを邪魔する方がむしろハラスメントではないでしょうか。

 このように人は漠然としたことに力を注ぎ、どうでもいいことに血迷う生き物なのです。

 さて知る事の難しさだけが問題ではありません、より物理的な問題点を忘れてはいけません。

2010年代のキャパシティ問題

遺伝子凍結は保管可能な量が限られていたので、保管費用が高額でした。

技術的な問題点

よりノウハウが定着、普及することで設備や機器の量産が進めば、保管費用を低減できる可能性があります。また凍結・融解の成功率が上がれば安心して利用する人が増えます。利用者が増えれば投資も進んで規模が大きくなります。生活の中で当たり前のものになってくるでしょう。

平等性や多様性の欠如

 遺伝子凍結が可能な人材が限られてしまう可能性があります。また、選択される場合にも一部のタイプに集中する可能性があります。

あとがき

 当初は男子はプロスポーツ選手や超秀才みたいな人が優先的に凍結できるサービスはあったのですが、一般市民用の遺伝子凍結はなかなか見つけることができませんでした。最近では、産婦人科にて不妊治療用に精子凍結についての情報が掲載されるようになっています。
 次世代は配偶者の遺伝子が選択できる時代になってきており、好きな人がいないから子を残さないなんて選択肢は損だと思います。次世代に何が何でも繋げなければという意志が重要な気がします。

 高度経済成長期からバブルにかけては子が沢山産まれ人口のピークは90年代でした。しかし、ここ30年の傾向は、不況による就職難、リーマンショック、貧富の差拡大、モラルやプライバシー問題(好き嫌いの問題含む)などで次々と子が生まれない状況が作られてしまっています。
 このような昨今、自分が認められる存在になりたいからといって収入やスキルを向上させること、自分のやりたいことを優先するにもかかわらず、妊娠の限度年齢に目を向けることを忘れ、晩婚化が進んでしまいました。
 特に男性は女性が50代で閉経だからと漫然と経過し、気づいたころには不妊治療の限界に達してしまいます。10年早めに考えなければなりません。30歳以降の結婚率は少数派ですし、結婚が可能な状態の異性との遭遇率は急下降してゆきます。だからすぐにでも妊娠することを念頭において行動しなければならないのです。タカが獲物を狩るぐらいのスピードで捕えてください。
 20歳で子がいることは大当たりだと思います。
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?