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欲しいものがあるとき
普段、あんまり物欲ってないんだけど。
本当に気に入るものが見つかるまで、ゆっくり探すことも楽しい。探してるうちに欲しかったことを忘れちゃったり、無くても困らなかったりすると、ふっと消えていく欲求達。
突然なにか欲しくなるときって、季節のもの(ワンピースとか水着)とか、ブログなんかで素敵なコーディネートを見たときとか、お手頃なアクセサリーの紹介だとか、なにか情報に影響されてることも多い。
それ
今日をどんな日にしようかな。いいことがありそう。
書き散らしたい、という言葉がふっと浮かぶ。前は、どうしてたんだろう。そういうときはTwitterを使ってたのかも。
あめのちあめ、コーヒーはいかが
タイトルをうちこんだら、なんだかカタツムリが歩いているみたい。
細かい雨の朝。
外に出ると、足首をひんやりとした空気が包む。
雨が冬を連れてくるのかもしれない。
食器の片付けやら、とりあえずの掃除なんかが一段落して、コーヒーを入れた。
インスタントの粉がマグカップにざらっと入るときのにおい。鉄瓶のお湯を注ぐと、たちのぼる香ばしい香り。
ちゃんとドリップコーヒーを入れる日もあるし、インス
三月最後の水曜日 【短歌】
うるさいよ、春 散っていく花びらがタイムリープを誘発させる
たんぽぽを結んであげる週末はだれとも約束しないでほしい
くちづけてしまう枕にした花が傾いていく水曜の午後
くちづけるたびに背中についていくシロツメクサのにおい あまいね
戻れないことばっかりだインスタに四角い春が流れていくね
#短歌
7月20日のヒグラシ
仕事の帰りがけに坂道を下ると、風がざーっと吹いた。
ああ、ヒグラシだ。
カナカナカナカナカナ…と続いて、後半に音が下がる鳴き声。蝉の声は少し前から聞こえていたけど、ヒグラシはまだだった。
ふと思った。
ヒグラシに声をかけるなら「おかえりなさい」か、「お久しぶり」か、どっちだろう。
七年間土の中にいたのなら、「はじめまして」が正しいのかな。
はじめまして。この夏もたくさんあなたの声が聞け
七夕、蝉の声に気づく
職場を出る。
べたべたと注意書が貼られたドアの外は、むあっと蒸し暑くて、今日も風が強い。
台風みたいだねぇ、とこないだから何回めかの言葉をつぶやいて歩きだす。マスクを外してバッグにしまう。
唇と頬に、風が気持ちいい。すこしだけ涼しい。雨があがって、緑がいきいきして見える。
あ、蝉の声だ。
昨日は聞こえなかったのに。
昨夜から雨だったのに、蝉達は土から出てきたんだろうか。それとも成虫になって
会いたくて夢にみるのか会いたくて夢に出るのか
今朝、夢をみた。
午前中、洗濯物を干し終わってからふと思い出した。起き抜けからなんかひっかかってる感じがあった。コーヒーカップの底にうすく溶け残った砂糖みたいな違和感。思い出すと甘いような、遠いことのような。そういうときはだいたい夢の中のこと。
横顔と黒髪と眼鏡。白いシャツ。やさしくうなずくと、さらりと見えるうなじ。なにを話したのか覚えていない。おそらくあの雰囲気は彼女そのもの。ゆっくり二人で