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このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。

備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。

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本文は以下より。

今回は「ものごとは360度で捉えろ」です。

18年前の2006年に新卒入社した会社の社長の息子さん兄弟と会食してきました。

私が新卒でお世話になった会社です。

お兄さんが会社を引き継ぎ、弟さんが別の会社を経営しているとのこと。

と言っても、お二人とは初対面。

うまく表現できないですが、ここでの巡り合わせは一生ものなんではないだろうかと思うほどの衝撃でした。

そもそもなぜ知り合ったのかというと、知っている人も多いかもしれませんがYouTubeがきっかけです。

弟さんが経営されている会社は不動産関連ということもあり、弟さんがYouTubeで我々を見つけてくれて、Fさんの大ファンに。

そこからデータのお問い合わせをいただき、ご訪問するとなった際に私が新卒でお世話になった会社と関係しているということがわかりました。

共通点がわかってから会食に至るまで話は早かったわけですが、私が退職した後に入社した息子さん(兄)なので一緒に仕事をしたことはないですし、今と昔ではまるで状況が異なっています。

ですが、私が大変お世話になった(しごかれた?)先輩方が引退されていたり、出世されていたりと、光景が手に取るようにわかり、盛り上がらないわけもなく濃厚な会食の時間を過ごさせていただきました。

こんな素敵なセッティングをしてくれたEさん、Fさんには感謝しています。ありがとう。

さて、今回伝えたいのは「ものごとは360度で捉えろ」という話。

みなさんも知っている通り、おそらく私は他の人と比べて、科学的に証明しづらい「運」とか「言霊」とかに対してうるさいと思っています。

オカルトや宗教の話をしたいのではなくて、私がどうやって生きてきたのかというと、ことある度に人に助けられた人生だったというだけです。

マリサとの出会いはよく知っている人も多いかと思いますが・・・

冒頭の会社に新卒で入社して、当時の営業本部長だった人に平日も休日も関係なく面倒見てもらって、その人が「お前は、もっと違う世界で大きくなれ(こんなかっこいい言葉だったかは忘れましたが。笑)」と言ってくれたことがきっかけでウェブや制作の業界への転職を決意しました。

転職するも最初は紙媒体だらけ。2年目からウェブに関われると思っていたらリーマンショックで解雇され、その後再就職し、なんとかかんとかウェブ広告に携わることができて調子に乗ってフリーランスみたいになっている時に、当時の営業本部長(既に退職されていた)から連絡をもらって紹介されたのがマリサの創業者でした。

これ以上の詳細は端折りますが、これが2011年の頃。

創業間もない頃で、私はそこからさらに別の会社へ再就職して正式にマリサにジョインしたのは2013年。

そこから今に至ります。

マリサの話だけでも濃厚ですが、考えてみれば高校2年で野球を辞めて、アルバイトを始めた頃から社会と接点をもったわけですが、本当に人に支えられてきた人生でした。

ただ、こうやって感謝をしながら振り返ることができるのは今だからであって、30歳手前くらいまでそんなこと思えなかったんですよね。

俺の人生、ここまでこれたのは俺の努力。

ここまで尖っていたかどうかは分かりませんが、でもそんな感じだったと思います。痛いですよね。

25歳の頃に、マリサの創業者に言われたことがあります。

「リキはさ、なんでテレビに映っている人のことしか考えられないの?」と。

意味がわかりませんでした。

テレビを見ていて、テレビに映っている人のことを考えてなにが悪いのか?と。

当時はこんなことを突き詰めるわけもなく、マリサも一旦離れてしまったので、深く議論することもありませんでした。

マリサに戻ってきて、稼がなければ半年後にはキャッシュがなくなるというような状況で、制作も広告も営業も事務もなんでもやるみたいなことをしながら、なんとなく組織を牽引していくみたいな立場になった時に初めて理解ができました。

「リキはさ、なんでテレビに映っている人のことしか考えられないの?」という質問の真意が。

人であれ仕事であれトラブルであれ、起こった出来事に対して、自分の立場や状況から見えるものと第三者から見えるものというのは異なるのに、なぜ自分の立場から見えるものだけを100%と信じて発言・行動するのか。ということでした。

今これを読んでくれているあなたが持っているスマホ、あなたが見ているのはこの文章が書いてある画面かもしれませんが、対面に人がいたとしたら、画面の内容は見られません。見えるのはスマホの背面です。

当たり前のことを言いましたが、あなたも対面の人も目に映っているのは「スマホ」という事実には変わりありません。

同じ「スマホ」が見えているのに、入ってくる情報、状況はまったく別物ですよね。

前述の質問の答えは、テレビに映っている人(主にニュースなど)には、兄弟、パートナー、同僚、先輩、後輩、親戚、いろんな人がいて、いろんな事実があって、いろんな感情を抱いているはずなのに、なぜ映っているものをそのまま鵜呑みにしてしまうのかということでした。

難しいですよね。面倒くさいですよね。

わかります。

概念は理解できると思います。言葉の意味もわかると思う。でも、これを考えながら生きるって、めちゃくちゃ難しいし生きづらいです。

タイトルでは「捉えろ」なんて過激に言ってしまったものの、少しでもそんな風に考え行動ができたら、いかに自分が自分のチカラだけで成り立っているものではないかが見えてきたり、自分のファンを一人でも増やすことができたりすると思うんですよね。

少なからず、この考え方を理解してから私の考えや動きは変わったと思います。

私が社内で「利己的」を徹底的に嫌うのはこのあたりかもしれません。

自分の人生、自分が主人公でまったく問題ありません。でも、利己的な人は自分からの視点や経験でしか話ができない人が多いんです。

360度で見ようとするということは、ある意味自分を曲げることになるからできない。

そんな思いも言葉を変えてバリューに入っているのかもしれません。

マリサの人たちは、私なんかよりも全然優秀で、己のチカラでのし上がることができると思っています。

それでも声を大にして言いたいのは、こんなこと考えて行動する人が100人の内1人いるかいないかの世界だから、少しでも体現したらもっともっと貴重な人になれると思う。

もちろん、私が100点とは思っていません。

いつも、偉そうなことを発信しては自分はできているのかと自問自答して反省しています。

今回も同じです。

それでは、5月ラスト!第3四半期ラスト!5月27日の週もよろしくお願いします。

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