マガジンのカバー画像

わし流 芸術の春夏秋冬

190
美術館・文学館・映画館など、いろいろ行ってます。
運営しているクリエイター

#浮世絵

現物を目の前にし、その美しさに絶句…わし流 芸術の冬⑧「サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展」千葉市美術館

現物を目の前にし、その美しさに絶句…わし流 芸術の冬⑧「サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展」千葉市美術館

ワシんちから2時間以上もかかるのに、なぜか年に1度か2度は行っている、千葉市美術館。ここは浮世絵の展示をちょくちょくやってるイメージがあります。

今回はあの喜多川歌麿のライバルだったという鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし)。
正直、知らなかったのですが、歌麿先生は大首絵が多いのに対し、栄之は全身を描くことが多いとのこと。
あとなんといってもサムライの出身で、なんとなく品があるということでしょうね

もっとみる
わし流 芸術の夏2023①「奇想の絵師 歌川国芳」うらわ美術館 ②「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」本多劇場 ③「顕神の夢 村山槐多関根正二から現代まで」岡本太郎美術館 ④「日本振袖始-八岐大蛇と素戔嗚尊- 令和5年6月歌舞伎鑑賞教室」国立劇場 大劇場

わし流 芸術の夏2023①「奇想の絵師 歌川国芳」うらわ美術館 ②「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」本多劇場 ③「顕神の夢 村山槐多関根正二から現代まで」岡本太郎美術館 ④「日本振袖始-八岐大蛇と素戔嗚尊- 令和5年6月歌舞伎鑑賞教室」国立劇場 大劇場

やっぱし国芳こそマンガの始まり、ともいえるなあ。しかしワシにとって浦和は他の展示とセットにできなかったりで、少々行きづらいところではあります。

2列目で鑑賞すると、俳優の肉体そのものを感じます。役もありますが、松雪泰子のなまめかしさ、黒島結奈の堅さ、何より岩松了の顔のデカさには圧倒されました。

本多劇場はテレビや映画で活躍するスターをすぐ近くで見られる、とても素敵な場所ですね。

早世した画家

もっとみる
浮世絵展でマンガ制作新兵器導入を決意!? わし流 芸術の春2023⑪「芳幾・芳年-国芳門下の2大ライバル」三菱一号館美術館⑫あってはならぬ間違いで「知りたくないの」を聴き逃す大失態! ことし90歳「菅原洋一・英介~親子コンサート~」よみうり大手町ホール

浮世絵展でマンガ制作新兵器導入を決意!? わし流 芸術の春2023⑪「芳幾・芳年-国芳門下の2大ライバル」三菱一号館美術館⑫あってはならぬ間違いで「知りたくないの」を聴き逃す大失態! ことし90歳「菅原洋一・英介~親子コンサート~」よみうり大手町ホール

おなじみ芳年と、正直、あまりなじみでなかった芳幾。おもにこの2人と、師匠の国芳の作品を展示。「うまい」ということでは弟子2人の方がうまいような気がするけど、迫力という点では師匠の方が上に見えました。今度、浦和でまた国芳の展示をするらしいので、そちらにも行ってみたいと覆っています。
なお後で知ったのですが、今回、初めて行った格調高い三菱一号館美術館、このたび長期休館になるらしいです。

ところで浮世

もっとみる
うますぎる芳年にも、売れなくて悩んだ時期があったんだね…わし流 芸術の夏2022⑥「芳年 新形三十六怪撰」川崎浮世絵ギャラリー&早くも真夏、3年ぶり大井の夜空に砂の嵐…「第45回帝王賞」大井競馬場…さりげなく自慢入り

うますぎる芳年にも、売れなくて悩んだ時期があったんだね…わし流 芸術の夏2022⑥「芳年 新形三十六怪撰」川崎浮世絵ギャラリー&早くも真夏、3年ぶり大井の夜空に砂の嵐…「第45回帝王賞」大井競馬場…さりげなく自慢入り

川崎駅 に近い、この美術館には初めて行きました。タイうとのうとのトルのように、あれだけうまい芳年も、売れなくて悩み過ぎてしまったことがあるとのこと。ま、今でも「上手すぎて拒絶反応」されることもあるにはあるかもしれませんがね~。

さて、このあとは3年ぶりの帝王賞。例のアレの前までは97年のコンサートボーイ以降、20年以上の「皆勤賞」でした。うまたせくんが出迎えてくれました。おぼろげな記憶では、彼は

もっとみる
「北斎展」を見たその直後に鑑賞、こりゃ贅沢な見方だったかも…わし流 芸術の夏②「HOKUSAI」TOHOシネマズ府中

「北斎展」を見たその直後に鑑賞、こりゃ贅沢な見方だったかも…わし流 芸術の夏②「HOKUSAI」TOHOシネマズ府中



なにしろ90年の生涯。だもんだから「本当はもうちょっと複雑な家族構成をコンパクトにしているな」ということが察することができました。

それと浮世絵にはお上に「あれ描いちゃだめ」「これもやめろ」と言われながらなんとか工夫して自分の表現をしていく、という歴史(いまのマンガとかも同じようなもんだ…)があるのですが、これも時間の関係か簡潔にしてあります。

そのへんのことは知っているし、当日「北斎展」

もっとみる