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(キャリア)職業の選択を「答え」にする力

おはようございます!

選んだ職業を「正解にする力」、選んだ結婚相手を「正解にする力」

これが最近とても求められているなと思い、こちらの本を読んで見ました。


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ちきりんさんの「ゆるく考えよう」も同じですが、お二人とも超絶エリートで、努力も絶対にしてきている二人なのに、

「あ、努力ね。実際は意味ないよ」

と言っておられます。


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お二人とも、向き不向きは最初から決まっており、遺伝や素質で受験も就職もほぼ決まってしまうことがほとんどなので、「伸びしろ」の少ない分野で人が無駄に努力することの無謀さを解いています。

どう見てもあまり勉強していないのに、すんなりと東大に入ってしまう人と、

どう考えても算数が苦手(偏差値下手したら30台)な私が、勉強で競っても意味がないのです。

本を読むのが苦手な人と、本を読むのが大好きな私が読書量を争っても、結果は明らかです。

アメリカ型の成果主義では、「向いていない」ことに対してとても寛容です。「勉強はダメだけど起業はできる」「ゴルフはダメでも野球ができる」とか、「税務は向いていないけど不動産投資は向いている」とか。

どんどん、人を「向いていそうなこと」に挑戦させます。


日本では、一度失敗すると「あのひとはどこへ行っても無駄」とダメ出しされます。単に向いていなかっただけでも、別の分野に才能があっても、同様の評価を受けてしまいます。

結局、褒められるところが「勤勉」とか「細かさ」しかなくなってしまうので、同じような感じの日本人が出来上がっている感じがします。

狩猟や稲作が苦手な日本人が生存戦略上、あり得なかったせいという、名残なのでしょうか。

中野先生は、日本人は「1を100にする」のは得意でも、

「0から1を作る」ことが苦手であると言います。

「ダメレッテル」を貼られる失敗を恐れて、挑戦しない代わりに、何かあるものを磨き上げることはできる。

真面目に努力することで、余計評価されないことへの鬱憤や嫉妬もたまる。

中野先生は少子化ですら「嫉妬」の結果であると言います。

「母親だからって特権階級かよ」とか、「子供を持たない人が持つ人のことを勝ち組を思い、自分たちを負け組だと思う限りこれは続く」とのこと。

(いや、真の勝ち組は、シングルで自由を満喫でき、友達も多い稼げる人ですから・・・と思ったりもしますが・・・)



では、これからの時代、どうしたらよいのか。

まずは、1・他の人の言っていることを気にしないことだと思います。

何故ならば、日本の人って、「忘れるのが早い」のです。

メディアで大谷選手の通訳の人がギャンブル依存だった話も、その通訳を一時期英雄みたいに扱っていたのに、悪いところが見つかれば袋叩き。

きっと、1ヶ月後には誰も、その人のことを覚えていないですよ。

最近は、結婚相手を間違っても、「ダメな人」扱いもせず、再婚が良かったら「良かったね!」で終わります。

向いていないことで「ダメなやつ」レッテルを貼られても、違う分野で賞賛される人はたくさんいます。

孫さんだって、ARMが赤字の際には批判されましたが、半導体が盛り上がったら「先見の明ある!」ですよ。

努力して結果が出なくても、そこで何かしら、学ぶことはあったはず。

レッテルを勝手に貼る人は無視して、人やメディアに自分の人生の評価は決して、させないことです。

SNSは、いいコメントや建設的なコメント以外、無視すればそこまで影響を受けなくてすみます。

次に、2・「向いていない」と思うことはなるべくやらずに、向いていることだけ行うこと。(スポーツがダメなら勉強とか)

どうしても受験なんかでやらねばならないことは、3年から5年くらいは、ちょっと我慢してやってみる。(受験があるので、とりあえず塾いくとか)

それでも向いていないなら、さっさとやめる。(AO入試にするとか、そこそこの大学に入って起業するとか)

さらに、鬱にならない程度に自分を忙しく保ち、適度にストレスを感じながらも、

3・明るく前向きに選んだ道を「正解」にすることが大事です。

正直、向き不向きは性格診断である程度わかることもあるものの、

自分自身で正解を見つけるしかない分野。

自分にとっての正解がよく分からないなら、色々辞めたり始めたりして、継続して「正解を作り出す」力です。


私は自分自身が最も向いていなかった(と思っていた)理系の分野に、自分が向いている(と思っていた)文系の分野を学ぶべく、大学院に行くための費用を貯めるために飛び込みました。

そこからずるずると理系の仕事をしていますが、

最初から、「数字が多いし、なんかどう考えても自分には向いていない」と思っていましたが、子育てもあり、仕方なく続けており、5年、10年と経過するうちに、

ある時期から、経験値がたまり、

「あれ、これってもしや、自分に向いている?」

と思うようになりました。

結婚相手も、「この人大丈夫かな」と思いつつ(失礼)10年以上暮らしていますが、

周りが離婚しても、最近は「あれ、これって正解だった?」と思っています。

この経験から、「向いていない」ことでも、一定期間やっていれば、

経験値に底上げされて、「向いている」ことに変更できる可能性もあり

向いていないことをすぐに一切諦めることは、必ずしも正解ではない。

一方で、本当に向いていないことの「足切り」タイミングも、

自分しかわからない。

結局、自分の人生は自分でしか分からないのです。

とにかくいろいろやってみて、続けてみて、ついてきた結果を「自分の正解」にするしか道はない

と思います。

成功例の本をたくさん読みましたが、これは「成功した方法の事例1つ」にすぎないので、何の参考にもなりません。

「とにかく、努力することが一番大事」という昭和も平成カルチャーも、残念ながら終わってしまいました。

記録的円安によって、「外貨を稼ぐ」方向に舵を切っています。

日本人が努力すべきは、日本人復活論を述べる人を無視して、外国の方々にお金を使っていただくことです。

あなたが努力する必要は、社会的にも必ずしもない社会になってきました。

いい加減に、根性論は辞めて、人の言っていることを「スルー」して、自分の人生を生きましょう。

努力も勤勉も、一旦忘れて、自分に向いていて活躍できて好きそうなことを極めていきましょう。


1・他の人の言っていることを気にしない

2・「向いていない」と思うことはなるべくやらずに、向いていることだけ行うこと(どうしてもやらないといけない系は3−5年は継続して様子見)

3・明るく前向きに選んだ道を「正解」にする


皆さんのキャリア選択のお役に立てれば幸いです。

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