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僕の洋楽愛聴盤

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「僕の洋楽愛聴盤」記事のまとめです。洋楽のロック、jazzのアルバムが中心です。
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#ハードロック

『Sin-Decade』プリティメイズ 僕の洋楽愛聴盤vol.58

『Sin-Decade』プリティメイズ 僕の洋楽愛聴盤vol.58

関西で巻き起こったプリティメイズブーム

私が高校生のとき、プリティメイズのブームが起こりました。彼らがジョンサイクスのPlease don’t leave meをカヴァー。それをFM802がヘヴィローテーションに採用したのです。メタル系のバンドが802のヘヴィローテーションに採用された事自体が異例でしたが、関西で局地的なプリティメイズのヒットが生まれ、なんと本人達も来日公演を行うまでに至りました

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『HEAVEN AND HELL』ブラックサバス 僕の洋楽愛聴盤vol.57

『HEAVEN AND HELL』ブラックサバス 僕の洋楽愛聴盤vol.57



色んなサバスがありますが

オジー、ロニー、トニー。色んなヴォーカル時代のブラックサバスがあり、基本的には初期のオジー時代のブラックサバスがサバスのあるべき姿として捉えられているのではないかと思います。

トニーアイオミ(g)は、ロック界のリフマスターであり初期ブラックサバスこそがメタルの始まりであるという声もあります。

であるならば、僕はこの「HEAVEN AND HELL」というアルバム

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『INTUITION』TNT 僕の洋楽愛聴盤vol.56

『INTUITION』TNT 僕の洋楽愛聴盤vol.56

透き通るような音

TNTを初めて聴いたのはこのアルバムでした。最初、トニーハーネルのソロアルバム(Morning wood)を聴いて、声の良い人だなぁと感じ、本体のバンドの方も気になって手に取りました。

なんと清涼感のある音!トニーのヴォーカルもソロアルバムよりも、もっとハイトーンの本域で歌っていてとても爽やかな印象でした。

この清涼感と北欧という彼らの出身(トニーはアメリカ人)が合わさった

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『The Black Parade』マイ ケミカル ロマンス 僕の洋楽愛聴盤vol.55

『The Black Parade』マイ ケミカル ロマンス 僕の洋楽愛聴盤vol.55

コンセプトアルバムの名盤

「ザ・ブラック・パレード」は、マイケミカルロマンス(My Chemical Romance)の3枚目のスタジオアルバムで、2006年9月にリリースされました。このアルバムは、バンドの代表作の一つとして広く知られています。

コンセプトとテーマ

アルバムは、死と喪失をテーマにしたコンセプトアルバムで、物語の主人公「ザ・エンジェル・オブ・デス」が中心となっています。アルバ

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『Slang』DEF LRPPARD 僕の洋楽愛聴盤vol.54

『Slang』DEF LRPPARD 僕の洋楽愛聴盤vol.54



グランジに対するレップスの答え

このスラングというアルバムが発売された頃、アメリカでは空前のグランジロックブームでした。80年代のHR/HMは過去のもの、かっこ悪いものとされ、シーンから完全に消し去られた時代です。(あくまでアメリカの話しですが)
そんな中、DEF LEPPARDによる解釈でグランジに対する音楽的な答えを出すと意気込んでリリースしたのがこのスラングというアルバムでした。

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『Brigade』HEART 僕の洋楽愛聴盤vol.51

『Brigade』HEART 僕の洋楽愛聴盤vol.51



泣きのメロディ満載の名盤

80年代はHEARTにとって復活を遂げた時代。産業ロックと呼ばれるものが勃興し、ロックのポップ化が進んだ時代でもありました。その代表的なバンドの一つとしてHEARTは認識されています。
元々は70年代にフォークをベースとしたロックで人気を得た彼女達ですがパンクロックが流行した時代に一度不遇の時期を迎えます。
その後外部のライターなどを起用し大ヒットとなった「HEAR

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『MOTLEY CRUE』モトリークルー 僕の洋楽愛聴盤vol.48

『MOTLEY CRUE』モトリークルー 僕の洋楽愛聴盤vol.48



メタリカへの嫉妬

このアルバムはモトリークルーの長い歴史の中で唯一ヴィンスニールがヴォーカルをとってないアルバムです。Dr.Feelgoodの大成功でバンドとしては頂点に達した彼らでしたが、その成功の裏で時代の変化が忍び寄っていました。
モトリークルーのリーダー、ニッキーシックスに一番ショックを与えたのは、メタリカのブラックアルバムでした。「正直嫉妬した」と気持ちを吐露していましたが、時代は

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『Strangers In The Night 』UFO 僕の洋楽愛聴盤vol.47

『Strangers In The Night 』UFO 僕の洋楽愛聴盤vol.47

最強のライブアルバムの一つ

ライブの音源を録音して販売されるライブアルバム。世の中には実に多くのライブアルバムがリリースされていますがこのUFOのアルバムはロック史上に残るライブアルバムの一つと言えるでしょう。録音時期は1978年。バンドがデビューして約10年。マイケル シェンカーという稀有な天才ギタリストを擁し、まさにバンドとしても脂のノリきった時期に録音されたアルバムだと思います。
残念なが

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『BOSTON』ボストン 僕の洋楽愛聴盤vol.45

『BOSTON』ボストン 僕の洋楽愛聴盤vol.45



理系のロックミュージシャン

ミュージシャンというと何となく文系のイメージがするのは私だけでしょうか。ボストンのリーダー、トム ショルツはマサチューセッツ工科大卒業のエンジニア。ギターやアンプを自作するといった事までやってのけ、あらゆる楽器にも精通し、自分一人でなんでも作ってしまうという凄い人なのです。

94年がボストンとの出会い

1994年にボストンは4thアルバムの「Walk on」を

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『ACE of SPADES』モーターヘッド 僕の洋楽愛聴盤vol.43

『ACE of SPADES』モーターヘッド 僕の洋楽愛聴盤vol.43

HR/HMとパンクの融合

モーターヘッドを聴くと、いつもこの感覚がします。いわゆるメタルとも違う。パンクでもない。でも疾走感のある楽曲とレミーのしゃがれ声がたまらなくカッコいい。中でもこのAce of spadesはロック史に残る名曲だと思います。

思い出のラウドパーク10

オジーがヘッドライナーだったラウドパークは、面子も素晴らしく最高の回でした。正直、それまでモーターヘッドは聴いたことは

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『Contraband』ヴェルヴェットリボルバー 僕の洋楽愛聴盤vol.42

『Contraband』ヴェルヴェットリボルバー 僕の洋楽愛聴盤vol.42



ちょうどガンズに飢えていた時に

90年代後半からガンズアンドローゼスが沈黙します。スラッシュやダフ マッケイガンといった主要なメンバーが脱退し空中分解。
もうあのガンズサウンドを聴く事は出来ないと思ってました。
そんな時、2002年。Velvet Revolver結成のニュースが!スラッシュはソロアルバムを出してはいましたが、本格的なバンド結成に歓喜しました。

衝撃の1stアルバム

1s

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『FIREHOUSE』ファイヤーハウス 僕の洋楽愛聴盤vol.38

『FIREHOUSE』ファイヤーハウス 僕の洋楽愛聴盤vol.38



追悼C.J.スネア

2024年4月5日、FirehouseのヴォーカルC.J.スネアが亡くなったという悲しいニュースがありました。私と同世代の人なら1stからGood Acousticぐらいまでのアルバムはどこかで聴いたことのある「メジャー」なバンドだと思います。
懐かしさはもちろんですが、まだ64歳との事。早すぎる死に心が痛みます。ライブは2014年の川崎クラブチッタが最初で最後でしたが、

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『Corridors Of Power』ゲイリー ムーア 僕の洋楽愛聴盤vol.37

『Corridors Of Power』ゲイリー ムーア 僕の洋楽愛聴盤vol.37



一番好きなギタリスト

以前好きなヴォーカリスト男性編を書いたことがありましたが、ギタリストで誰か一番好きか?と聞かれたら、即答でゲイリームーアと答えます。ギタリストで誰が好き?というアンケートなどをみると実はあまり名前が上がってこない。これはもしかしたら90年代以降ブルースに傾倒したことが遠因かもしれませんが、80年代まではハードロックのアルバムを作ってました。僕はどの年代のゲイリーも好きで

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『For Unlawful Carral Knowledge 』ヴァンヘイレン 僕の洋楽愛聴盤vol.35

『For Unlawful Carral Knowledge 』ヴァンヘイレン 僕の洋楽愛聴盤vol.35



初めて聴いたヴァンヘイレン

このアルバムは僕が中学生の時にリリースされ、FM802では、リーダートラックのPoundcakeがガンガンかかってました。正直この曲がそこまで良いと感じた訳ではなかったですが、バンドの音が凄くカッコよく感じて入手しました。そしたら、名曲がたくさん詰まったアルバムだと分かり、今でも聴いています。

ヴァンヘイレンはサミーヘイガー

古くからのファンの方はヴァンヘイレ

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