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自分を鍛える【知的トレーニング】生活の方法⑨

自分を鍛える【知的トレーニング】生活の方法
(ジョン・トッド、渡部昇一)

第5章
一目置かれる人の「話し方・交際術」

〇どこへ行っても“歓待される人”の共通点

・会話の才能を磨くほど、われわれがなおざりにしているものはない。しかし、これほど楽しさを増してくれる有益なものは他にない。

〇つまらぬ雑談で自分や相手の時間を無駄にしないこと

・すぐれた頭脳や才能の持ち主は、会話を正しい方向へ導き、その場にいる人を話に引き込んで感銘を与えるべきなのだ。馬鹿げた話に加わるしかないというのは残念なことである。

・集いを去る時は、来た時よりも一段と賢くなっているか、あるいは他の人を賢くしていなければおかしいのだ。

〇「中傷」は必ず自分のもとへ返ってくる

・悪口を言う人間は、イクニューモンのように公平無私で、人類のために恩恵を施しているのだと自画自賛しているのではあるまいか。
そうやって自分はごまかせても、他人はごまかされはしない。

〇“知性のごちそう”で人をもてなすコツ

・会話は、いわば知性のごちそうである。

・自分が愉快でないものは他の人も愉快なはずがないということを忘れてはならない。


〇“自画自賛”は聞いている人の心を逆撫でする

・エイブラハム・カウリー
「自分のことを話すのはなかなか難しく、やっかいである。不真面目なことを言うのは時分の心が逆撫でされるようだし、自画自賛は聞いている人の心を逆撫ですることになるからだ」

・自分のことや自分の友達のことや自分の業績のことは、できるだけ口にしないことである。さもなければ、褒めてほしいのか憐れんでほしいのか、そのいずれかを期待しているのだと人は解釈する。

・ねたみを買うような話は避けること。それには素直な気持ちが大切である。人と話しをする時は、明るく振る舞うこと。それが習慣になれば、いつも人に気持ちよく迎えられる。

〇刃は冷たいほどよく切れる

・仲間の間でけっして感情をむき出しにしないこと。

・挑発に対して冷静に立ち向かう人の方が、必ず仲間の支持や尊敬を集める。

・考えや意見を対話によって交換し合えるということほど、人間に与えられた素晴らしい贈り物はないのだ。また同様に、口はわざわいのもとともなり得る。われわれの責任は重大である。


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