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FACTFULNESS⑤

FACTFULNESS(ハンス・ロスリング)

〇第5章
過大視本能

・最も貧しい場所では、すべてを完璧にこなすことはできません。何かを完璧にこなそうとすれば、もっと大事な他のことがおろそかになりますよ。

・使える時間や労力は限られている。だからこそ、頭を使わないといけない。その中でやれるだけのことをする。それができる人こそが、最も慈悲深い人なのだと思う。

・物語の裏にある数字を見ようとすることは大切だ。でもそれと同じくらい、数字の裏にある物語を見ようとすることも大切だ。数字を見ないと世界のことは分からない。しかし、数字だけを見ても、世界のことは分からない。

・過大視本能は、2種類の勘違いを生む。まず数字をひとつだけ見て、「この数字はなんて大きいんだ」とか「なんて小さいんだ」と勘違いしてしまうこと。
そして、ひとつの実例を重要視しすぎてしまうこと。

・過大視本能を抑えるには、「比較」と「割り算」。

・ひとつの数字が、それ単体で意味を持つことなどない。

・80:20ルール
人は、なにかの項目をずらりと並べた時、どの項目も同じくらい重要だと思いがちだ。だが、多くの場合はそうではない。むしろいくつかの項目が、ほかの全ての項目を合わせたよりも重要になる。

・割り算
大きな数字が何を意味するかを知るには、その数字を合計で割ってみよう。量ではなく、割合を比べてみることで、意味のある数字になる。

・あなたが「ここ」と呼ぶ場所はひとつしかない。けれども、世界には数え切れないほどの「どこか」がある。「どこか」はたくさんあるのだから、その分たくさんの悪いことが起きているのはあたりまえだ。一つひとつの「どこか」が、あなたが住む場所と同じくらい安全だったとしても、合計すれば悪いことの数は大きくなる。国や地域を比較する時は、「ひとりあたり」に注目しよう。

・ファクトフルネス・・・ただひとつの数字が、とても重要であるかのように勘違いしてしまうことに気付くこと。


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