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FACTFULNESS⑧

FACTFULNESS(ハンス・ロスリング)

〇第10章
焦り本能

・いますぐ決めろと急かされると、批判的に考える力が失われ、拙速に判断し行動してしまう。
ひと息つこう。いまじゃないとダメなんてことはないし、チャンスは一度きりじゃない。

・必要なのは総合的な分析と、考え抜いた決断と、段階的な行動と、慎重な評価なのだ。

・未来を語る時はいつも、どのくらい見えていないかを正直にハッキリさせた方がいい。誇張は必ず見抜かれる。

・危機が差し迫っていると感じたら、最初にやるべきなのはオオカミが来たと叫ぶことではなく、データを整理することだ。

・現場で対策にあたる組織は、どのデータを公表するかを自分達で決めてはいけない。現場の人達は、資金欲しさにデータを捏造するかもしれないからだ。だから、データの信頼性を担保するには、進捗を測るのを現場だけに任せない方がいい。

・私が心配している5つのリスクは、感染症の世界的な流行、金融危機、世界大戦、地球温暖化、そして極度の貧困だ。これは実際に起きる可能性が高いからだ。

・「いますぐ決めなければならない」と感じたら、自分の焦りに気づくこと。焦り本能を抑えるには、小さな1歩を重ねるといい。

・予測には幅があることを心にとどめ、決して最高のシナリオと最悪のシナリオだけではないことを覚えておこう。極端な予測がこれまでどのくらい当たっていたかを考えよう。



〇第11章
ファクトフルネスを実践しよう

・謙虚さと好奇心。
謙虚とは、自分の知識が限られていることを認めることだ、堂々と「知りません」と言えることだ。新しい事実を発見したら、喜んで意見を変えられることだ。何もかも知っていなくちゃならないというプレッシャーがなくなるし、いつも自分の意見を弁護しなければと感じなくていい。

好奇心は、新しい情報を積極的に探し、受け入れるということだ。自分の考えに合わない事実を大切にし、その裏にある意味を理解しようと努めることだ。答えを間違っても恥と思わず、間違いをきっかけに興味を持つことだ。好奇心があれば、いつも何か面白いことを発見し続けられる



〇終わりに

・私が世界について学んだことのほとんどは、誰かと一緒に過ごしたり、話し合ったりした経験からだ。

・事実に基づかない「真実」を、鵜呑みにしないためには、情報だけでなく、自分自身を批判的に見る力が欠かせません。「この情報源を信頼していいのか?」と問う前に、「自分は自分を信頼していいのか?」と問うべきなのです。
「自分は事実を見る準備ができているのか?」と考えたいものです。

とはいえ、「自分自身を批判的に見るべきだ」という主張を押し付けすぎるのはいけません。本能を支配しようとする人を叩くことよりも、許すことの方が大事です。


🚬767本目

365日1年間続けました〜
1度投稿をお休みします
また、たまったら出しますね👋

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