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美が実在すると言うのは嘘で、本当は美などは無いのです。

・美が実在すると言うのは嘘で、本当は美などは無いのです。情緒あって美が外に出るのであって、外に美があって情緒で受けるのではないと言うことです。
いつでしたか奈良公園の「ささやきの小径」のあたりを散歩してから循環道路に出ると、トラックやバスのうなり声が全然気になりませんでした。車がうなり音を上げるのは客観的事実ですが、それをやかましいと思うかどうかはこちら側にあるわけです。

情緒を強調すれば自然に絵画に結びつくので、胸を張って絵画教育をやってくださればいいのです。ただ責任が大きいことをわかってもらう必要があります。感情の調和が崩れたら、その責任の大部分は情操教育にあると言える位です。

そこで感情と言うものをお話ししますと、
水が溜まっているその上のほうは波達騒いでいる。これが情緒です。
下のほうは変わらないでいる。これを情操と名付けるわけです。
こういう風に一般的に情緒、情操と言いますが、実際はそんな一般的なものではない。
大和民族にはそれら情緒の流れがあり、人には人らしい情緒の波がある。
その波の形をさして情緒と言うのです。


・お金で買える幸せはないかもだけど、
お金で回避できる不幸は確実にある。

🚬756本目(63箱目)

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