自分を鍛える【知的トレーニング】生活の方法⑦
自分を鍛える【知的トレーニング】生活の方法
(ジョン・トッド、渡部昇一)
第3章
緻密な頭を作るための読書法
・フランシスベーコン
読書は充実した人間をつくり、会話は機転の利く人間をつくり、執筆は緻密な人間をつくる
・食物が血管を循環する血液の糧であるように、読書は精神の糧である。読書に熱中しないような人間は、立派な精神活動ができる見込みもない。
・読書によって成長しようと考えているなら、まず丁寧に読むことである。慌ただしく詰め込まれるものからは何も吸収できはしない。
〇どうやって「読むべき本」を見分ければよいのか
・まず1冊の本を手に取って、1章だけ読んでみると良い
・他の人が試して、その効用が実証されてから手を出す
〇一冊の本を120%活用し吸収する方法
・まず表紙をよく見ること。
著者は誰か、どこの人間か、その著者について知っていることがあるかどうか。どこから、誰によって出版されているか。その出版社から出ている本の一般的な傾向について知っているかどうか。
そして、その本について耳にしていることを思い出すのである。
前書きを読み始め、なぜ公に自分の考えを問いかけようとしているのかを読み取る。
目次を読み、どのように主題を分割して表現しようとしているのか、全体のプランはどうか。
それを頭に入れてから読み始める。
読み進めても、一文ごとに、「自分は理解しているか。真実かどうか。重要であるか。あるいは当を得たことか。覚えておくべき価値のある点があるか」と自問しなさい。
・読んだものを自分のものにするには、まず読みながら考え、読み終えてからも考えることである。
〇心を海のように知恵でいっぱいに満たす方法
・歴史、すなわち他の人間や世代によって積み重ねられた経験を自分のものにするには、読書によるしか方法はない。
・読もうと思った本は精読しなさい。読んだ本の内容はしっかりと自分のものにすること。
そうすれば、やがて知性豊かな人間になれるし、価値ある智識を絶えず増やし続けていくことができる。
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