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「お金が投票券」であれば。

経済・お金の勉強をしていくと、ある説に当たる時がある。
それは、「お金は投票券である」ということ。

お金は、投票券。
こうして社会・世界を見ていくと、おもしろい視野が拡がってくる。

日々、なんとなく、
買っていた・売っていたモノやコト、の価値を振り返ることが出来たり、
買う際、如何に自分の意志でなく、
無意識レベルで、マーケティングに操られていたかも理解して来る。

また、何処に投票するかは、すべて自分の意志であるため、
慎重に且つ、
自然に、自分の”真ん中”が買う・売ることを意識することもできる。


更に、同時に、社会の変な構造にも、理解し始める。

「あれ?毎年大量に券を配っているのに、行き届いていない方が多く、格差も拡大するばかり。
つまり、何処かで止めてる・貯め込んでいる・投票外に使っている人や団体がいるのでは?」
という、
1票の格差の問題且つ、牛耳っている、ある団体・組織の存在証明。

投票券と言っても、
タンス預金や投資家のロックしている投資金、
大企業や財団の余剰資金、使い道が不透明な税金、
毎年多くの燃やされているお金の方が、圧倒的に多く、
市場に出回っている投票券の方が少ないという、矛盾を把握し、
しかも、ある程度、
全体数と結果が既に決定されている、出来レースであるという、
理不尽さに、怒りと無力さを、この社会に対して、覚えてくる。

投票券でありながら、結局は、
プロモーションやマーケティングに大規模予算を次ぎ込める大企業、
評価数が高い店、知名度があるモノ、数字に強く口がうまい派手な者、
など結局勝ち続け、革命は滅多に起きない、起きづらい
即ち、「大きい者に巻かれる」という、
社会の中で起きてる、弱肉強食の縮図が、身に沁みて、感じていく。

更に、自分を深堀すると、
「本音で計算すると、あれもっと稼げるぞ」という期待と、
「受容を否定していた、自分」という、否定し続けてきた自分、
も、浮き彫りになってくる。


お金は、投票券。
経済を知る一説だけど、社会や世界を、理解するにも、
シンプルに分かりやすく、
繰り返される日常も、途端に、”深み”を増してくる。

さぁ、次の買い物、何に投票しますか?
その、あなたの投票が、少しでも、社会が良くなることを祈りながら。






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