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雑記

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つれづれなるままに書いてたことの集まり。テーマに囚われないことはこちらに。
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2021年11月の記事一覧

整理するためのもの

整理するためのもの

「昆虫葬」が静かに話題になっているらしい。ある家族では、飼っていたペットの昆虫が亡くなったあと、生ごみと一緒に捨てるのが抵抗がある。それに地中に埋めてしまうと、死骸に付いた病原菌が地域の生態系に影響を及ぼすことも懸念したそうだ。そこまで考えが及んだことが、まず凄いなと思った。

別のニュースになるが、最近、中国で映画「おくりびと」がヒットしているという。パンデミックに明け暮れる世の

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いつもとは違う夜空

いつもとは違う夜空

昨日の仕事帰りに空を見上げると、月がいつもと違う。そうか、今日は皆既月食だったのかと同僚と話になった。歩いて帰る道はいつもと同じだが、少しだけ気分が違ったような、そんな気持であった。

家に帰った後も、わざわざ外に出て見てしまった。完全な月食ではないけど、すごく長く続いているなぁと思ったら、すごく長い時間を月食していたらしい。

月が一部分赤く見えるのは「レイリー散乱」という現象らしい。波長の短い

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神様からのギフト

神様からのギフト

俳優の塩見三省さん、どこかで見覚えのある顔だと思っていたら、そうか、「あまちゃん」の勉さん、琥珀の勉さんじゃないかと思い出した。2014年に脳出血に倒れ、そこからは今まで通りの自分には戻れないことを悟り、涙したという。

定年のない俳優という仕事は、その気になれば一生現役でいられるので、老いるという感覚が希薄になりがちです。でも私は、わが身に起きた老いをそのまま画面に出すしかない、

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走ってまとまる

走ってまとまる

正直にいって、走っている間は暇である。走ることに集中するべきだか、特に危ない道でない限りは、淡々と歩を進めるのみである。音楽を聴きながらランニングをする人も多いだろうが、汗もかくし、音楽のリズムと走るリズムが異なることもあるから、自分が音楽を聴きながら走ることは、まずない。

ただし、何か考えることがある時はあっという間に時間と距離が過ぎる。そして、どうやら走っている時は考えがまとまることが多い。

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群れの終焉

群れの終焉

最近、何かとアリが目に付くのだが、今日はこんな記事を紹介したい。東京の多摩動物公園で、ハキリアリの展示が話題になっていたという。

動物園ならば、元気な動物たちの姿を見せるのが通常だろうが、この展示では、女王アリが死んでしまった後も展示を続けるようにしたということだ。女王の死が何を意味するか。それは、そのコロニー(群れ)の終焉である。新しい女王アリがそこを乗っ取ることもなく、新しい

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