忙しい時こそ試してほしい”今ここで”あなたを満たすシンプルな方法
「毎日子どもに振り回されてばかりで疲れてている」
「いつも何かに追われているよう」
「たまには一人でどこかでお茶したい・・・」
子育てをしていると、ふとそんな気持ちが湧いてくることはありませんか?
私も子どもが小さかった頃は、どこかに逃げてしまいたいような気持ちになったことが何度もありました。
こんな時はもちろん、
パパにお願いして、
一人で好きなものを食べたり好き物を買ったり、ときにはマッサージに行ったり、カフェでまったり読書をする時間を作ったりするのもいいですが、
今回は、ちょっと視点を変えて
”感じる”ことで”自分を満たす”と言う視点についてご紹介してみようと思います。
普段の何気ない生活の中で取り入れることができるのでおすすめですよ。
※Podcastでも同じ内容をお話ししています。
音声で聞きたい方はこちらからどうぞ♪
感じることを忘れがちな現代生活
今回あえて「感じる」ことを取り上げたのは、現代社会の中では、「思考する」ことのほうが優位になり「感じる」にフォーカスする機会がとても少なくなってきているからです。
もちろん、問題を解決したり、物事を順序よく進めるために「思考」はとてもパワフルかつ、大切な力ですが、本来は「感じる」ことをベースにして「思考」することで初めて心のバランスが整います。
ところが、学校教育を振り返ってみると「感じる」トレーニングよりも「思考する」トレーニングがほとんど。
「あなたの考えを聞かせてください」
「なぜそう思うのですか?理由を答えなさい」と言う問いや、
知識を暗記して、正解・不正解が問われる試験は、
まさに知識をベースとした思考中心の世界ですよね。
学校でのトレーニングのおかげで、知識に触れて、理解して、記憶して、分析したり応用することは、慣らされているので
「つい、いつもあれこれ考えてしまう」のかもしれませんね。
思考に偏りすぎる世界の罠
思考中心の世界に入り込んでしまうと、「こうするべきだ」と言う固定観念に縛られがちです。
例えば、こんなことはありませんか?
あなたはYouTubeで「3歳までは叱ってはいけない」と言う情報を得て「子どもを叱らない!」と決意したとします。
夫にこのことを話すと「いや、むしろ3歳までに厳しく躾けるべきだ」と反論されます。夫は育児書を読んだのかもしれません。
あなたはその言葉を聞いて少し不安になりますが、なぜ叱らないのか、YouTubeで見た内容を思い出しながら必死で理由を考えます。
「子どもを叱るのか叱らないのか」
お互いの考えを主張して、夫婦喧嘩に発展してしまうこともしばしばでしょう。
私たちは「自分が正しいと言う観念」、「強く信じていること」のぶつけ合いで争ってしまうことが常なのです。
思考に縛られれば縛られるほど「こうすべき」と言う観念が強くなり、
本当ならば望まない争いが生まれやすいと言えます。
また、思考に縛られている時、
自分の意識は「今・ここ」にありません。そして、
自分自身にも意識が向いていません。
これまで得た情報の「思考」と「思考」を頭の中で巡らせ、
自分が本当にしたいことや本音の気持ちを置いてきぼりにしたまま、
世間一般の価値観に照らし合わせた、
無難な選択を積み重ねていくことになりがちです。
「感じているのか分からない」私の事例
実は、私も思考偏りタイプでした。
今も時々、「また頭だけで考えてる!」と友人に指摘されることがあります。
癖を治すには一筋縄ではいきませんね。
特に20代の頃は、
感じるより「思考する」ことが最優先。
例えば、一人でただ黙々と食べる時間がもったいない気がしていたので
新聞を読んだり、雑誌を読みながら食べ物を口に運んでいて、ほとんど”味わう”ことに意識が向いていませんでした。
そんな状態でしたので、心理学について学び始めた頃、「もっと自分の感覚に意識を向けてみてください」と言われて正直、
「どういうこと?」と思いました。
「寒いとか、暑いとか、痛いとか、痒いとか、普段ちゃんと感じているし、これ以上何を感じたらいいのよ?!」と感じていない自分が分からなかったのです。
感じているとはどういうこと?
では、「感じる」とはどう言うことなのでしょうか?
もう少し具体的にみていきましょう。
感じている時、意識は自分の内側に向いています。
意識を向ける対象は
なんとなく見える、なんとなく聞こえる、なとなく味わう、のではなく
見えているもの、聞こえてくる音、味わいに自分の意識をきちんと向けています。
色合いや奥行き、音の広がりや、響きや質感などをより鮮明にはっきりと捉えている状態です。
どんな感情や感覚であっても良い悪いはありません。
どんなものであっても否定せず、それらを味わい、認めている状態です。
もう少し扱いやすいものでしたら、
「呼吸」でもいいですね。
吸ったり吐いたりする、その単純な繰り返しに意識を向けていることも、思考を離れてただ感じる状態になりやすいと思います。
特別じゃなくていい、普段の暮らしをただ味わおう
普段の何気ない暮らしの中でも、
この「感じる」トレーニングができる場面はたくさんあります。
例えばお気に入りのカフェで
一杯ののコーヒを味わうとき。
コーヒーの色の濃淡、湯気の動き、
香りはどんな感じがするでしょうか。
口に含んだ時の、味わいの広がり方を
微細に捉えようとしてみましょう。
そうやって自分の中の感覚に意識を向け、
「感じる」ことに集中している時、
あなたの意識は過去でも未来でもなく、
常に”今この場所”にあります。
ぜひ実際にやってみて
”実感”して確かめてみてくださいね。
味わい感じることで満たされる
ではなぜ感じることで”自分自身が満たされる”のでしょうか?
先ほどもお話ししましたが、
意識が「今、この場所」に戻ると言うことはとても大切にしたい感覚です。
なぜなら、この瞬間には、過去に対する後悔や怒り、悲しみも、未来に対する不安や恐れもなく、リラックスしている状態だからです。
そう、今ここを感じて意識を集中する時、
そこには、ネガティブな感覚がないのです。
反対に、思考中心になっているときは、
「あの時、あんなことを言わなければよかった」とか
「この先、どうなるのか不安」だとか
意識が過去と未来を行き来して、頭の中をいろいろな考えが巡り、
とても安心している状態とは言えません。
また、感じることは、
外からの情報ではなく、内側に既にある感覚に意識を向けて認めること。
だから、実はありのままの自分を承認することでもあるのです。
自分の感じていること一つ一つを味わい認めることが
自分を大切にすることに繋がっているんですね。
子どもは感じることの天才!!
「感じること」で自分を満たすと言うことについてお話ししてきました。
はじめにもお話ししましたが、
「感じること」がベースにあって「思考している」と言うのが心理的にバランスの取れた状態です。
ところが、現代に生きる私たちはどちらかと言うと「思考」優位になりがちになり、過去や未来の不安に引き込まれやすいと言うことでしたね。
一方、小さな子どもは「感じる」ことが優位で、小さければ小さいほど、今この時・この場所で自分を生きています。
子どもの様子を観察していると、砂利道のゴツゴツした感じ、ふわふわの布団、お母さんの安心する香り、ご飯の美味しそうな匂い、電車や車が通り過ぎる音・・・
身の回りで今、繰り広げられている刺激を全身で感じ取っているようです。
私が「感じる」ことに意識を向けてみようと思ったのは、
息子がまだ2、3歳の頃でした。
何気なくお米を研いでいるとき、ふと、
息子だったら何を感じるだろうと考えてみたのです。
きっと息子だったら、水の音や冷たさ、お米の粒々した感じなど、色々なことを味わって、このめんどくさい(笑)米を研ぐというタスクを楽しむかもしれないとハッとしたことを覚えています。
そうやって子育てをしながら「感じる」ことに意識を向けてみることで、日常の雑事に追われて無感覚になっていたことに気付き、「感じる」世界を少しつづ取り戻していきました。
子どもは感じること・今を生きる天才です。
そんな素晴らしい「師匠」があなたのすぐそばにいて、全身で「感じる」ことを語ってくれている。
子育てと言うあっという間に過ぎ去ってしまう限られた時間は、あなた自身が感じる世界を育むための貴重な時ともいえるかもしれませんね。
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