12. 就職なんてしないと思ってた②

靄がかった将来の展望を抱え、バンドとバイトを行ったり来たり。卒論もそこまで重視されないので本当にふわふわしていた。

そんなある日、春に何気なく登録していた就活サイトから「秋採用のお知らせ」が届いた。

春に痛い目にあっているので、もうやらないと思っていたのだが、たまたまそこに「イベント」の文字を見つけた。

実は春採用のときは、イベンターやプロモーターで新卒採用をしているところは皆無だった。
音楽事務所大手もほぼ募集がなかった。2年に一度しか採用をしないところや、景気の問題でその年は採用を見送るところが多かったようだ。
レコード会社はあったが、私はライブは好きでもソフトに対してはあまり執着がなく、うまく話せなかった。ラジオ局などのメディア系も同じで、ミーハーな気持ちで受けても受かるはずもなかった。

目の前で開かれる、ライブハウス規模のライブやイベントにしか興味がない、とても狭い範囲で生きてきたことを痛感させられてきたのだ。

だけど、イベント関連会社の募集。これなら何かできることがあるかもしれない。興味を惹かれた。探してみると、ほかにもそこそこ大きい音楽事務所の募集もあった。

もう一度やってみるか。

私はその2社を受けてみることに決めた。

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