18. 仕事内容か、人間関係か。

異動した部署の仕事はたしかにあまり興味のないものだったが、いいこともあった。上司の存在である。

新規事業開発時代は5〜6人の先輩の中での仕事が中心で、その先輩もそれぞれにとてもかっこいい人だった。
それが営業になると、比べものにならないくらいの大所帯になる。その中で有象無象にひしめく荒々しい人々に囲まれて(異動する前のイメージ)本当にやっていけるのか、不安だった。

社長や人事がとても配慮してくれたのだろうと思うが、異動した先の直属の上司は部下とも同じ目線で話してくれる、年齢も近い人だった。新規事業開発での狭い人付き合いの中でも何度か飲みに行ったりいつも声をかけてくれたりしていた。私の不安も不満も、全部承知していたようだった。

さらに同じチーム(営業は担当別に3人〜くらいのチームに別れていた)の人も、横暴だったり嫌味を言ったりしない、さっぱりとした新規事業開発のときと同じくらい素敵な人が多かった。

仕事内容はやっぱり以前に比べるとシステマチックで、事務的な要素が増えた。遊園地やテーマパークというのは、音楽イベントとは全く違う性質を持つ。単純に興味があるかと聞かれると、ない。目標はさらにどこに置けばいいか分からなくなった。

人に救われたので、この時期に辛かった記憶はない。だけど、やっぱり自分がどこに向かっているのかわからない漠然とした不安は抱えていた。

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