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2020年5月の記事一覧

診察室の扉を開けたら、予想外の出会いが待っていた話

診察室の扉を開けたら、予想外の出会いが待っていた話

6年ほど前のこと。鬱で夫が倒れてしまったことがあった。

家から出ることもままならない彼に、今自分がかけている言葉が、やっていることが正しいことなのか、私自身も日に日に分からなくなってしまっていた。

悩みを抱えている本人はもちろん、それを支えようとする人もまた、孤独になりやすいと聞いたことがある。

悩んだ末に、義父が知っている精神科に伺うことになった。

といっても、「精神科に行こう」と声をか

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思い込みの呪いと、4000字の魔法

思い込みの呪いと、4000字の魔法

「奈美と結婚しても、ダウン症の弟くんの面倒を見る自信がない」

高校生の時、付き合っていた彼氏が言った。

ショックだったのは。
明るかった彼の、思いつめたような表情でも。
とつぜん切り出された、将来の話でも。
障害のある弟を、否定されたことでもなかった。

っていうか結婚とか急になにを言い出してんねん、どうしてん。

なにより「弟は私に面倒をかける存在で、私がその面倒を見なければならない」と思わ

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発信するということ

#検察庁法改正法案に抗議します  ときゃりーぱみゅぱみゅさんが発言し、たくさんの人が「よくぞ言った!!芸能人が同調圧力に耐えて素晴らしい」と称賛した。

しかしそうではない考えの人たちは「何も知らない芸能人が発言するな!勉強してから言え!」と反発していた。それに対してよくぞ言った、と称賛した側は「歌手も市民だ、自由に発言する権利はある!」と怒ってた。おれは知ってる。

芸能人が発言しにくい理由のひと

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あたらしい家

あたらしい家



自宅で原稿を書くことが多くなって引っ越しをすることにした。

いままではシェアオフィスでガラス張りの個室をかりて、深夜に原稿や写真の作業をしていたのだけど、あるときすぐ後ろの個室にユーチューバーさんが入居してきた。ユーチューバーさんも深夜に収録や作業をすることがおおくて、深夜2時になんともいえない居心地のわるさを感じて撤退をした。

ノマド的にカフェで作業をしていると、コーヒーや食事代でなんだ

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