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娘がママと遊びたいと言った真実

【子育ててつがくコラム・1】

娘(4歳)はクレヨンしんちゃんの女ver.のような子で、
鋭いツッコミと独特な小ボケを毎日繰り出してくる。
流石に「おにいさ〜ん↑」とまでは行かないが、
常に色んな人に話しかけては交流を試みようとしている。

割と藤森慎吾さんの女ver.と言った方が分かりやすいかも知れない。
尊敬している人はフワちゃんである。

幼稚園入園から特に寂しがる事もなく(保育園たまに行ってたので)、
それなりに友達も出来、それなりに遊んで行事もこなし、
それなりの幼稚園生になってきた。
幼稚園からは帰りたくない、ママと遊ぶのも楽しいけど、友達や先生と遊ぶのも楽しいのよ、と私に気を遣ってそんな事も言うようになった。


そんなある日、
いつも幼稚園後、夕方まで私と遊んで、お風呂の中もいいだけ一緒に遊ぶのだが、
先日ポツリと、「ママともっと一緒に遊びたい」と呟いた。

もっと一緒に遊びたい、とな??

寂しくなったかな?

いや、でもただ暇そうな感じもする。。。

いやいやでもその前にこれだけ毎日遊んでいるのにもっと遊べと??
(週末もずっと一緒の時もある)


「いや〜〜〜〜、、、家事やら仕事やらをもっと早く片付けられるように頑張るね?」

と言ってみたものの、普通の親よりは時間を多くとっているだろうからまぁいっかとそれとなく流していた。
私の休憩時間もやっぱり確保したいし。
料理片付け掃除洗濯している間の私のYouTube時間は何よりの楽しみだし。


その時はそれで納得したようだが、しばらく経ってまた同じ事を言ってきた。

「ママともっと遊びたい。。。」

う〜ん、これは一体どういう事か?やっぱり寂しくなったのかな?

「公園に行きたいってこと?」

「違う」

「抱っこしてほしいってこと?」

「違う」

「何をして遊びたいの?」

「・・・(考えてなかったようで考え始めた)・・・折り紙!」

「じゃぁ折り紙しようか」

と、一緒に遊び始めてみた。


イマドキだが、SNSでバズり折り紙を検索し、いくつか折る。
ペロペロキャンディーやリボン、飛び跳ねるウサギなど、凄く出来栄えの良い折り紙が最近は多く、二人で感動しながら折っていった。

「ママと初めて折り紙したね!(キラキラ〜)」

「え!? 今までも何度も折り紙したじゃない??」

なんと驚く事に、私と初めて折り紙したと言い張る娘。
今までの記憶はどこかへいったのだろうか。

違和感に違和感が重なり、これは何だかおかしいぞ?と私も考えるようになった。

いや、まさか記憶障害ではあるまい^^;
特にぶつけてもないし。
それでは一体何なのか??


<なぜ娘は、今まで沢山遊んでいたのに全然私と遊んでいないと感じていたのか?>
<なぜ娘は、今まで何度も一緒に折り紙をしたのに忘れているのか??>

なぜか?なぜか?

そこに一つのヒントがあった。

今回はSNSでのバズり折り紙をやったこともあって、出来上がった時の感動度合いが凄かったということ。

そういえば以前に幼稚園で、先生と一緒に折り紙をしてとても嬉しかったと持って帰った作品を自慢していたのを思い出した。
初めて折り紙で作ってもらった!と自慢していたのは11月頃(←入園して半年、何回家に持って帰ったことか)
初めてではないのに初めてと表し、やった事がやってない事になっている。

もしかしたら・・・
もしかしたら、この子は一緒に遊びたいのではなく、生活に感動と驚きを求めているのではないだろうか??
毎日刺激的な日々を送りたいと。刺激的な物を見てみたいと!

「ママと一緒に遊びたい」というのは、そこに居る大人が私しかいないのでしょうがなく私に訴え、面白い刺激的な遊びや感動的な何かを教えてくれ!と言いたかったのではないかと。

パリピな娘なので、十分にあり得る。。。

どうやら娘は<量より質>の人間だったのか、自分に必要なものを提供して欲しかったようだ。

既存のおもちゃも、確かにすぐ欲しがる。
好奇心旺盛でなんでもやりたがる。
食べたがるし見たがるし、でも浅く広くで深くは求めない。

とりあえず娘の要望の答えに辿り着いたので、しばらく不満は解消されるかも知れないが、驚きと感動を提供し続けるのって大変だ。
更にただ遊ぶだけより難易度が上がった気がする。



乳幼児はまだ言葉の意味をそのまま使えなかったり、思っている事を相手が分かるように伝えられなかったり、思いと全然違う言葉で伝えたりする事があるので(子ども自身もわかっていない時がある)、
受け取る大人側が、あれやこれや想像を巡らせて考えないといけないな、と思ったエピソードでした。



それにしてもSNSって、ネタの宝庫ですね〜;▽;助かるっっ

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