日記(9/5-6)、合宿とか
保坂和志の『プレーンソング』を読んでいたんだけど、ちょうど海水浴の場面が出てきた。偶然、というか。ああ、鉤括弧にくくられた四人の会話がつづいて、だれが話してるのかわからなくなる、やつだっけ。みたいな話を帰りの電車から降りたあとに話した。
『プレーンソング』はフィクションなんだけど、もっと僕たちに近いところにある出来事を描いてるような気がする。会話とかもそう。保坂は作中で映画を撮る青年に語らせていて、「ぼくは物語っていうのが覚えられないんですよ。粗筋とか──」。あんまり事件