りんはお日記*高齢の両親がいる暮らし

高齢両親との近距離別居生活の記録

りんはお日記*高齢の両親がいる暮らし

高齢両親との近距離別居生活の記録

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

高齢の両親がいる暮らし

自己紹介地方都市に夫と二人暮らし。 両親が暮らす実家までは自転車で10分の距離。 スタバが大好き。ペーパードライバー。 数年前まで、実家に行くのは年に2〜3回でした。「お土産があるから取りに来なさい」と実家から連絡があれば、しぶしぶ取りに行くという感じ。用がなければ電話もしません。特に仲が悪いというわけではないけれど、まめに連絡を取りたいとも思っていませんでした。 ところが、両親が75歳を超えた頃から、実家の様子が気になるようになりました。父が目の手術で入院していた病院を

    • 香典を包みすぎた母

      実家の母から電話がかかってきた。LINEではなく、電話してきたということは、緊急の用事だ。聞いてみると、「香典の金額を間違えた。いよいよ私もボケちゃったみたい」と珍しく落ち込んでいる。 先日、伯母(父の姉)の葬式に父と母と私の3人で出席した。父は姉が二人いる末っ子長男だ。上の姉はすでに亡くなっており、今回は下の姉のお葬式だった。 母は、上の姉の時と同じ金額の香典を包んだつもりだったのに、倍の金額を包んでしまったとのこと。ノートに記録していた金額を確認したのに間違えてしまっ

      • 母のデイサービス

        1月の介護認定調査で、母は「要支援1」から「要支援2」になった。 週1回の家事援助はそのまま継続、ケアマネさんから、デイサービスに通ってみてはどうかと提案があった。 母はあまり乗り気ではなかったが、せっかく勧めてくれているんだしと、お試しで行ってみることにした。 母のケアマネさんは、もともとは父のケアマネだった人だ。父が現在通っているデイサービスについてもよく知っている。 父と同じところはどうか、と聞かれた母は「夫とは別のところにしてください」とキッパリと断っていた。特

        • 母の介護認定調査 2回目

          母の介護認定調査があった。昨年の春、初回の調査で「要支援1」と認定され、今回は2回目。 年明けから何かと忙しく、気持ちに余裕がなかったので、どうか何事も起こりませんように、と願っていた。これ以上私にいらんストレスを与えんといてくれ。たのむ! 調査員は約束の時間の10分前に到着、慣れた感じで、そつなく質問をこなしていった。お手本のような調査だった。 母には事前に、困っている事や通院の回数など、メモしておくように伝えていたため、受け答えもスムーズだった。 「週に何回くらい

        マガジン

        • 母の事
          14本
        • 介護保険サービス
          16本
        • 父の事
          17本
        • 日常あれこれ
          22本
        • 暮らしの工夫
          15本

        記事

          転び方が上手いですね

          父を整形外科に連れて行った。父は玄関前で転倒したらしく、自力で起き上がったり立ち上がったりできない状態だった。 診断の結果は、肋骨にヒビが入っており全治1ヶ月、足首も捻挫していた。しばらくの間、脇腹にサポーターをつけて過ごすことになった。 先生によると、父は骨が強いらしい。食事は偏食だし、全く健康に気をつけたりしていないので、もともとの体質なんだろう。 「骨が強いですね」と先生に言われたのが、なぜか父の中では「転び方が上手いですね」に変換されていた。「先生に褒められた」

          パジャマ姿でうどん屋へ

          父が家の前で転倒した。現場を見ていないので、どういう転び方をしたのかわからないのだけど、だいぶ痛そうなので、念のため整形外科に連れていくことにした。 透析の後、そのまま整形外科に行き、昼ごはんを食べて帰る予定だった。が、当日になって整形外科が定休日だと分かった。仕方ないので、昼ごはんだけ食べて帰ることにした。 普段は使いたがらない杖を使って、なんとか歩いている父。なるべく歩く距離を短くしたいし、できれば人が少ない方がいい。考えた末、チェーン店のうどん屋に行くことにした。

          父のケアマネジャー交代

          父のケアマネさんが交代することになった。父が要支援から要介護になったタイミングで、父を担当してもらっていた男性ケアマネさんから、女性のケアマネさんに交代することになった。 父のサービス担当者会議の1週間前、新旧ケアマネと父の顔合わせが行われた。そういえば前回のケアマネ交代の顔合わせは、サービス担当者会議と同時だったのでグダグダだった。 でも私は知っている。この時、新人だった男性ケアマネさんが、約束の時間の30分前には到着していて、自転車置き場の陰で会議の予習をしていたこと

          父86歳 最近の様子

          年末の恒例行事、「介護認定調査」 そろそろ準備しようと思い、父のケアマネさんに聞いてみたところ、今年は調査はないとのこと。 本当ですか?嬉しいんですけど!ほんとに? 調査は年に1回、必ずあるものだと思っていたので、私はケアマネさんにしつこく確認した。 初回認定の後は1年後、その後は36ヶ月までの範囲で有効期間があるとのこと。父の場合は一度「非該当」となり、初回認定がリセットされたため、ようやく今年、「調査なし」となった。 今年は調査がないと聞いて、私も母もホッとした。母

          秋のお出かけ お父さんが帰ってこない

          17時半、母から電話がかかってきた。 「お父さんが帰ってこない」 またか。今年はこれで3回目だ。 母によると、16時に帰宅した時、父は家にいなかった。玄関の鍵は閉まっていたので、「家の鍵」は持って出かけたようだ、とのこと。 父が持っている「家の鍵」に付けているair tagの位置情報を確認してみた。父は実家から歩いて15分の地下鉄の駅の近くにいた。よし、捜索開始。 Alexaに気温を聞いてみると気温18℃。昨日までは冬のような天気だったが、今日は割と暖かい。父が寒さに

          秋のお出かけ お父さんが帰ってこない

          家で死なれちゃ困る母

          19時、電話がかかってきた。母からだった。LINEではなく、電話がかかってくるということは、緊急事態ということだ。 私「もしもし、なに?」 母「お父さんが朝からご飯を食べてないんよ」 私が旅行中に限って、実家で何かが起こる。 母「明日、私は朝から出かけるから・・」 私「今さ、旅行中やけん、明日は行けん!」 私は食い気味に答えた。 今日は日曜日。父はデイサービスも透析もない日だ。前にも日曜日の夜に同じようなことがあった。 私「たぶん夜中にお腹空いて起きてくると思うよ。明

          母は健康オタク

          最近、母の耳が遠くなってきた。母と会話をしている時に、聞き返されることが多くなったように思う。 高齢になると耳垢が溜まって聞こえにくくなることもあると聞いたので、母に耳の掃除をしているか尋ねてみた。 すると、耳かきをしすぎて耳に傷ができてしまい、耳鼻科に通っているとのこと。お医者さんから、綿棒などを使って優しく掃除してください、と言われたらしい。 そういえば母は、インフルエンザの予防接種も毎年予約しているし、体に不調があれば、すぐ病院に行く人だ。眼科も歯医者も定期的に通

          タバコのストック

          母が「ほんと腹立つ」と、先日お迎えの車に父が乗り遅れた話をしてきた。この話聞くのは3回目。よほどむかついたんやろな。 「お父さんが勝手に出掛けられないように、靴を隠しておこうかと思ったわ」と母。でも父は靴がないからといってタバコを諦めるとは思えない。スリッパを履いてでも買いに行くだろう。 行くなと母が止めても父は言うことを聞かないらしい。タバコを吸いたい一心なのか?時間の感覚が曖昧なせい?それともイヤイヤ期? 父がまたお迎え時間直前にタバコを買いに行こうとした時のために

          タバコを買いに出かけて車に乗り遅れる

          要介護1の父は、月に一度、担当ケアマネさんとの面談がある。いつものように、調子はどうですか?と聞かれた父は、まあまあです、と答えていた。 最近気になることはないですか? と今度は、母が質問された。すると母が、 「もう!聞いてくださいよ」と、話し出した。 つい最近、父は透析の病院のお迎えの車に乗り遅れた。週に3回、決まった時間に家の前まで迎えにきてくれるのだが、その日は迎えの車が到着する前に、父は近所のスーパーにタバコを買いに行ってしまった。 母が気付いた時には父がおらず

          タバコを買いに出かけて車に乗り遅れる

          答えにくいことを聞かないで

          今年の夏、父の部屋の古いタンスを処分した。 重たくて高さのあるそのタンスは、父が寝ている布団の真横にあった。もし地震でタンスが倒れてきたら、父は確実に下敷きだなあ、と前々から気になっていた。やっと処分できてホッとした。 タンスがなくなったおかげで、父の部屋が少し広くなった。さらに、父の部屋の掃除をお願いしているヘルパーさんが、散らかった紙類をまとめてくれた。さすが、慣れている人は手際がいい。あっという間に、元がどうだったか思い出せないくらい綺麗に片付いた。 すっきりと片

          月に一度の歯科検診

          父は前回の歯科検診で、歯がぐらついている、このままでは歯が抜けてしまうので、しっかり歯磨きするようにと注意を受けた。 今回は、前よりも状態が良くなっている、と褒められた。帰り道、「良くなってるって。よかったね」と父に言うと、父は「医者は適当なことを言っている」と笑っていた。 父の話では、歯磨きを前よりたくさんしているわけでもないし、何も変わっていないらしい。しかし、母に聞いてみると、父は前よりよく歯磨きするようになったとのこと。 父の認識はともかく、歯医者への通院を再開

          アレクサでケアマネ訪問対応

          要介護の父は月に一度、要支援の母は3か月に一度、それぞれの担当ケアマネジャーさんが実家を訪問する。 8月の猛暑日、午前中に母のケアマネ、午後に父のケアマネの訪問予定が入っていた。実家は自宅から自転車で10分の距離だが、どうしても行く気にならない。だって暑いんだもん。最高気温は36度らしい。 よーし、今日はオンラインで参加しよう。私のスマホと実家のアレクサを繋いで、話すことにした。 午前中は母のケアマネさんが訪問。このケアマネさんは、父が要支援だった頃に、父を担当してもら