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仕事観

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事業部門から人事部門へとキャリアを歩む過程で、意識的、無意識的に育まれてきた考え方を綴った記事を集めました
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#人財育成

自らに問い直す

自らに問い直す

人財育成や組織開発を研究対象とされている中原淳先生が、折に触れて発信されている言葉。

これ、ものすごく本質的で、心に刺さるものだなと。

たとえばマネージャーとしてメンバーの育成に携わるとき、「すでにできている私」と「まだできない彼、彼女」という区分けで相手の前に立つ自分がいるのではないか。

たとえば人事として社員の成長課題を考えるとき、「評価する側にいる私」の立ち位置から「評価される側にいる

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「余白」がある、ということ

「余白」がある、ということ

休日にランチに出かけ、そのままブラブラと歩いて、見晴らしの良い場所にたどり着く。

広く抜けるような視界を、少しずつ傾き始める陽射しを、やさしく吹く風を感じながら、時間を気にすることもなく、時々思い出したように話をしたり、また静かにその場に佇んでいたり。

五感が自然にひらかれていく感覚を味わいながら、一期一会の瞬間を生きているんだなあ、という想いで、ただそこに「居る」ということ。その居心地を確か

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ウェルビーングを半歩身近に引き寄せる

ウェルビーングを半歩身近に引き寄せる

私のキャリアは、「生きていくために目の前の頼まれごとに取り組む」ことからスタートしました。

20代の頃は、様々な事情を抱えながら、サービス業界のいくつかの中小企業で事業部門に職を得ていました。

その仕事のなかで、また仕事外で置かれた環境のなかでの経験が相俟って、「人が幸せに働ける場をつくる」ことを自分の役割として生きていきたいという想いに至り、社会人8年目に人事へ転身しました。2007年のこと

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