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プラネタリウムで映画を観たい。

――プラネタリウム用に仕上げたシナリオと映像、音響でがっつりこだわった映画を、プラネタリウムで上映してみるの面白くなりそうじゃないですか?


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「ただただプラネタリウムが好き」というテーマで話していきます。


◆大阪旅を終えて


今朝、大阪から東京に帰ってきました。

詳しくは昨日の記事をご覧になってほしいんですが、自分の本の手売りのために大阪へ行っていたんです。ホテルに泊まることもなく、深夜バスで行って深夜バスで帰ってくるというコスパ重視の1日旅でした。


僕は先日、『Message』という小説を出版しました。

成人の日の夜に亡くなった青年が遺した「110」というダイイングメッセージの謎を解くヒューマンミステリーです。僕の20年分の思いを込めた集大成です。Amazonで販売しておりますので、興味を持たれた方は是非お買い求めください!


と、告知しつつも、まだ無名の僕の本が見つかるはずもないので、毎日のように手売りをしています。大学の友達、中高の友達、小学校の友達、飲み屋で初めて会った人、中にはnoteで知り合った人にも手売りしてきました。

昨日大阪で手売りした相手もnoteで声をかけてくださったトマさんです。「大阪なんですけど……」と申し訳なさそうにコメントしてくれたんですが、僕は秒で「行きます!」と答えて、都合を合わせて大阪へ飛び立つ計画を立てたというわけです。

夏休みということもあり、フットワークの軽い行動ができたわけですが、これからも可能な限りどこへでも飛んでいきたいですね~。どうしよう、いつか海外とか行くことになったら(笑)


さて、手売りのために大阪へ行ったとはいえ、手売りだけしてとんぼ返りというのも変な話なので、せっかくですから観光することにしました。1日という限りのある中では、結構廻れた気がします。

大阪城、通天閣、戎橋……。

タコ焼きにお好み焼きはもちろんのこと、オムライス発祥の店のオムライスも食べにいきました。なかなか楽しんできた気がします。

今回は、大阪市立博物館のプラネタリウムについて話していこうと思います。


◆『星が降る夜に』


本当に数えるくらいにしか行ったことがないんですが、僕はプラネタリウムが好きです。

気象も岩石もあんまり好きじゃありませんでしたが、天文分野だけは地学の授業を前のめりで聴いていた気がします。きっと宇宙にロマンを抱いている典型的な男なんだと思います。


久しぶりに訪れたプラネタリウム。椅子の背もたれに身体を預けると、少しだけ後ろに倒れました。ドーム状のスクリーンを見上げる姿勢になります。視界からはみ出る程、頭の後方までスクリーンは伸びていました。

アドバイザーの男性のアナウンスと共に始まったプラネタリウムですが、連日の飲みと深夜バスであまり眠れなかったせいか、爆睡(笑)そりゃあ、あたりは暗くなりますし、椅子は後ろに倒れるわけだし、もう寝ますやん(笑)

目が覚めたとき、ちょうどアドバイザーの説明が一通り終わり、アニメショーンが始まるところでした。「星が降る夜に」という題のもと、流星群の秘密を探っていくストーリーです。


主人公の少年は将来科学者になりたくて、星が流れる様子を観測していました。その記録をノートに残しています。そこへ謎のおじさんがやってきます。すったもんだあって、おじさんの不思議な力によって、二人は空へ旅立ちます。

流星を間近に見たらどんな様子なのかを確認したり、そもそも流星群とはどうして周期的に起こるのかを宇宙空間を俯瞰的に見ながら追求していったり、二人は流星群の秘密に迫ります。で、最後は魔力が消えて地上に戻ってくる感じです。

このプラネタリウムでの体験を通して、僕が思ったのは、「ドーム状の巨大スクリーンに流れる宇宙空間が迫力があって圧倒的だった」ってこと。


◆プラネタリウムで映画


地上から空へ飛び立つときのアニメーションがすごくって、映像が動いているだけなのに自分も上昇してるような感覚になりました。少し酔うくらいに。その後の流星群の説明のときの宇宙空間の映像もこだわりが見られて、満足度は高かったです。

ただ、キャラクターのアニメーションにはあまりこだわりがなくって、しゃべっているのに口が動かないし、静止画を繋げたような映像でした。それが少し残念でしたが、相対的にそれ以外の演出が際立ってよく見えたのかもしれません。

映画館のスクリーンって、大きいは大きいですが、どの席からだって視界には収まるじゃないですか。でも、プラネタリウムは違います。どの席からだって視界からはみ出るのです。自分の目が捉えられない外の世界があるけれども、宇宙の無限性に通じるものがあるのでストレスにならないんですよね。むしろ好影響といえるでしょう。


僕がふと思ったことですが、いつかプラネタリウムで映画を観てみたいです。プラネタリウム用に仕上げたシナリオ(それこそ宇宙を題材にした物語とか)と映像、音響でがっつりこだわった映画を、プラネタリウムで上映してみるの面白くなりそうじゃないですか?

また僕の妄想が先走っていますが、きっといずれそういうエンタメが生まれそうですよね。未来が楽しみです。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

20220818 横山黎


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