見出し画像

【教育論】教育に必要なのはエンタメ

――そもそも面白いと思える教科にしか興味を示さないし、面白いと思える教師にしか話を聴こうと思えないし、面白いと思える授業にしかちゃんと受けようと思えないものです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「教育に必要なのはエンタメ」というテーマで話していこうと思います。


◆ついに始まった教育実習


普段は創作に関する記事を投稿しているんですが、実は僕は教育学部の3年生でして、ちょうど今、教育実習中ということもあり、教育に関する記事を投稿しています。


さて、ついに今日から本格的に実習が始まりました。

僕は中学1年生のクラスに配属になり、学級指導と国語の教科指導を担当します。そんなこんなでクラスの子どもたちと交流したり、国語の授業の指導案をつくったり、いろいろ忙しい日々を送っています。
#それでもnoteは続ける
#もはや意地


実際に授業を担当するのは来週からなのでもう少しゆとりがあります。今日も生徒たちが帰ってから、指導教員と語り合って、授業の構想を練っていました。今回は、その指導教員がおしゃっていたことにめちゃくちゃ共感したので、それについて語ろうと思います。

結論からいうと「やっぱり教育にはエンタメが必要だよね」です。


◆一度できた授業構想をぶっ壊す


僕はひとつの単元を全部担当することになりました。5時間分あり、2クラス担当するので、合計で10時間の授業を行うというわけです。

僕は既に授業の構想はあらかたできていて、あとは指導案の詳細を詰めていけばいいだけの状態でした。

簡単に整理するとこんな感じ。

1時間目 読む
2時間目 内容整理
3時間目 論理の展開を掴む
4時間目 自分の考えを書く
5時間目 他者の意見を聴く

4時間目は教科書から少し外れた活動をします。タブレット端末を用いて、自分の考えの根拠となる情報やデータを探すのです。そんな風にして自分の考えを書き、最後の時間にはグループで共有、クラス全体で共有するつもりでした。

僕が一番重きを置きたかったのが、「クラス全体で共有する」部分で、ここは教師がMCのような立ち回りをして、生徒たち同士で語り合う場を設けるつもりでした。5時間目の授業は一斉研究授業でいろんな人が観にくるので、特に力を入れたかったのです。


しかし、今日の放課後の教科研修で、僕はもう一度、授業の構想を見直すことを決めました


理由は、もっと面白くしたかったから


心変わりのきっかけとなったのは、指導教員の言葉でした。

教科書の題材を読んで、内容を整理して、筆者の言いたいことは何か捉えるなんて、わざわざ丁寧にやる必要はないし、そもそもつまらない。生徒たちの興味は惹けない。言語活動に力を入れて、生徒たちのモチベーションを上げるような授業を展開した方が面白い

ざっくりまとめるとこんな感じです。


僕ははっとしたんですよね。かねてから僕は「授業は面白くなければいけない」「生徒の興味を惹くような仕掛けを用意しておかなければいけない」と考えていたにも関わらず、その努力を惜しんでいたのです。

自分に言い訳をして、生徒たちを主体とする授業を構想することを放棄していたのです。だから、僕は一度できあがった授業構想をぶっ壊して、再検討をはかる選択をしたのです。

ぶっ壊す、再検討とはいえ、考え直すのは単元の後半部分です。魅力的な言語活動を取り入れることによって、生徒たちの興味を惹く学習活動を目指します。


◆教育に必要なのはエンタメ


良い授業だなあ。

生徒たちが前のめりになってるなあ。

そう思える授業はみんな、「面白い」んです。笑いも置きます。ちゃんとエンタメなんですよね。そもそも面白いと思える教科にしか興味を示さないし、面白いと思える教師にしか話を聴こうと思えないし、面白いと思える授業にしかちゃんと受けようと思えないものです。

生徒たちのことを考えれば考えるほど、教育にはエンタメが必要だなという結論にいたるわけです。


時間が十分にあるわけではありませんが、できる限り努力してみようと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

20220901 横山黎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?