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どんな旅も自分探しの旅

ーーどこに行くかじゃない。ひとりで行くか、誰と行くかでもない。旅先で出逢う人や景色から、気づきや学びを吸収しようとする心があるかどうかなんですよね。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「どんな旅も自分探しの旅」というテーマで話していこうと思います。


📚旅する後輩

先日、後輩のここちゃんとさやかちゃんに会ってきました。ふたりとも行動力があって、今を生きているふたりです。

3ヶ月ぶりに会ったんですが、盛り上がったのは旅の話。というのも、この夏、ここちゃんはロードバイクで東北一周、ベトナム、宮崎に旅しに行き、さやかちゃんも友達と一緒にインドを旅しにいったんです。

かねてからそれを知っていたし、簡単に旅の感想は聞いていたけれど、やっぱり生の声で気づきや学びを聴いてみたい。そう思って、会いにいったんです。

久しぶりの再会に喜び、すぐに打ち解けあった僕らは、すぐに旅の話題になりました。ふたりとも話してくれたのは、とっても面白いエピソードや自分自身の変化で、とても実りのある時間を過ごすことができました。

そこで印象的だったのが、「どんな旅も自分探しの旅」ってこと。



📚旅して気づいたこと

さやかちゃんは、インドに行った初日から予約していたホテルが見つからないし、タクシーも捕まらない状況に陥ったそうです。その後もハプニングに見舞われたけれど、旅人である自分たちを現地の人は温かく受け入れてくれたし、自分の悩んでいたことのちっぽけさに気づけたといいます。

ここちゃんの話で面白かったのは、宮崎に行ったときの話。現地で知り合った裸足で生活する人に出逢って、一緒に行動することになったそうなんですが、気が付けば、山の中で寝袋で一泊過ごし(それも雨の中)、翌日には滝に打たれていたそうです。もちろんそんなことをしに行ったわけではないけれど、旅ならではの出逢いに改めてときめき、人が生きるということを再考したといいます。

ここちゃんのすごいところは、聞いただけでしんどそうな経験を目を輝かせながら語り、「また行きたい」と前向きに捉えていること。山の中で途中、蛭に襲われたそうですが、そんなことなんて取るに足らないといわんばかりです。

どんな経験も自分に矢印が向いているからこそ、ふたりとも自分のなかに起こった変化を認めることができたんだと思います。

さすがだなぁと思いつつ、僕も旅をしにいきたいと思いました。



📚どんな旅も自分探しの旅

「自分探しの旅」って言葉があるくらいですが、個人的にはどんな旅も自分探しの旅なんじゃないかなって。

新しい自分を発見できるかどうかは、アンテナの張り方次第。

どこに行くかじゃない。

ひとりで行くか、誰と行くかでもない。

旅先で出逢う人や景色から、気づきや学びを吸収しようとする心があるかどうかなんですよね。



昨日古本屋さんに立ち寄って本棚を眺めていたんですが、面白い本を見つけることができました。『いちばん危険なトイレといちばんの星空 世界9万5000km自転車ひとり旅2』という本です。

自転車で世界を旅した著者が自分にとっての「いちばん〇〇なもの、場所、人」を収録した一冊です。

世界の国すべてを旅したわけではないし、探せばよりいちばんなものが見つかるかもしれないけれど、自分にとっての「いちばん」を大切にした本でした。

思わず笑ってしまうほど面白いエピソードもありましたし、ぐっとくるエモいエピソードもありました。その全ての経験から著者が自分なりの気付きを受け取っていて、僕らはそれを本を通して知ることができます。

そんな本の出逢いもあったので、今回は「旅」について語ってみました。大学生のうちに僕は旅をしてみたいなあとかねてから思っていたんですが、その情熱にさらに油をかけられた感覚です。

新しい自分を見つけるためにも、そう遠くない将来、旅をしようと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました。

20231014 横山黎



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