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てづくりくらぶからつづく道

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2005年からスタートしたてづくりくらぶ絵画造形教室。たくさんの作品が生まれては、流れゆく日々。過去を思い出しながら綴る、未来へつづく物語。
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お菓子の家フォーエバー

お菓子の家フォーエバー

毎年恒例のお菓子の家ワークショップ。
Ravi3Cafe店内で焼いた、家やクリスマスの形のかわいい手作りクッキーをベースに、チョコペンやかわいいお菓子で自由にかざり、カフェドリンクを片手に、お菓子をつまみ食いしながら、家族やお友達と過ごす、特別な時間。
今は、Ravi3Cafeでのおいしいワークショップになっていて、てづくりくらぶ絵画造形教室の人はもちろん、お菓子の家目当ての会員外のお客さまも、多

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ドールハウスづくりのはじまり

ドールハウスづくりのはじまり

てづくりくらぶに通う子のひとりが、女の子のお人形をていねいに作り
そのお人形のために彼氏のお人形も作って
ふたりはなかよくなって結婚をして、あかちゃんもできました。
(あかちゃんのお人形も作りました)
家族がふえたので家がほしくなり
私たち3人家族に似合う家を作ることにしました。
それがてづくりくらぶのドールハウスづくりのはじまりとなりました。

家づくりにはものがたりがあります。
ドールハウスひ

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幻のパフェパーティー

幻のパフェパーティー

てづくりくらぶ絵画造形教室の小学生クラスには月1回クラス、月2回クラス、月3回クラスがあって、小学校6年生まで月3回クラスを続ける子は毎年数人くらいはいて、6年生で終了したり、中学生以上の人のクラスで続けることもできる。

最初の頃はまだ中学生以上の人のクラスはなくて、てづくりくらぶからはじめて6年生をお見送りする年がきた時、最後の教室の日に、おやつの代わりにみんなでパフェを作って食べた。

それ

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教室の子どもたちとのお別れ

教室の子どもたちとのお別れ

習い事である以上、必ず訪れる出会いとお別れ。
3月ごろは、新しい入会希望のお問い合わせが増え
退会希望のご連絡も増える。

年中のお姉さんが体験入会した日はベビーだった妹ちゃんがそのうちお姉さんと教室へ通うようになり、6年生の終わりまで、本当にいろいろ作って、いよいよ教室を卒業する日がきたり

まだまだこれからという時に、いろいろな優先順位の中で退会を決めたり

中学生になるから、じゅうぶん作った

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好きで得意なこと

好きで得意なこと

うちの子どもがお絵かきや工作が好きだから
その子のために絵画造形教室を探して、てづくりくらぶにやってくる。
どんな習い事も「好きだから」体験してみると「楽しい」「また来たい」ってなる。

小さな子どもが好きなことを楽しんでいる姿を見るとただただうれしくなる。
好きだから、楽しそうだから。
その習い事へ送り出してくれる理由はそれだけ。

ステキだなと思う。

好きなことが、好きで得意なことになったら

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てづくりくらぶのおやつ

てづくりくらぶのおやつ

絵画造形教室の日、毎回最後のお楽しみは、おやつタイム。
麦茶と、手作りおやつをいただきます。
(現在の藤沢本町の教室へ移ってからは、おやつはおみやげになりました)

お世話になった絵画教室に遊びに行った時、ちょうど未就園児さんたちがお絵かきに来ていて、最後になんともお行儀よくおせんべいをいただいている様子が可愛らしくて、私も教室を開いたら、最後におやつタイムをしようと決めました。

てづくりくらぶ

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こころに時間をつかう

こころに時間をつかう

待つことができるようになる。
待つ練習をする。

子どもの絵画教室を開いている知人のアトリエ行事へ参加させてもらった時のこと。

はじまる時間まで、子どもたちは静かに座って待っている。
みんな揃うまでもう少し待つ。
あたり前のことのように思えるけれど、その時まで「待つ」の意味をよく考えたことがなくて

「お客様をお待たせしてはいけない」
「待たせることは、相手の時間を無駄に奪うこと」
かのように、

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ガチャマシンがリビングに来た日

ガチャマシンがリビングに来た日

子どもたちはガシャポンが好き。
何かしら理由をつけては買ってもらったり

自分のおこずかいで買ったりする。

お手頃なんだけど、なぜだかそこにはいつもよくわからない親子の葛藤があって。

本当は大人だって回したい、ガシャポンのハンドル、気になる中身。
大人も子どももなぜかガシャポンの魅力に翻弄される。

てづくりくらぶをはじめて2年目くらいの頃だったか、てづくりくらぶに本物のガシャポンの機械を置き

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伝説の工作企画「ピザ屋さんになろう」

伝説の工作企画「ピザ屋さんになろう」

過去のブログを振り返ると、今でも作っている工作を、こんなに前から繰り返し作っていたのかと、おどろいたりする。

てづくりくらぶの工作レシピもシステムも、新しいレシピが増えつつも、各レシピはマイナーチェンジを繰り返して今日まで続いている。
けれど、あの時だからできたことというものもあって。

それがデリバリーピザ屋さんになるという企画。
ひとりひとりがピザ屋さんで、お店の名前、ピザメニューを考え、チ

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てづくりくらぶのはじまり

てづくりくらぶのはじまり

物事の始まりは、ステキでドラマチックに描こうとすれば、いくらでも美談になるし、そうすれば読む人に夢や希望を与えることができるのかもしれないけれど、たいていはそれほどまでイイ話というわけでもない。

だからと言って本当のことを書きすぎる必要もないし、求められもしない。

真実だと思っているだけで、それぞれがみんな自分の幻想の中で良くも悪くも暮らしているのだ、といつも思う。

もう色々忘れてしまったこ

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