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教室の子どもたちとのお別れ

習い事である以上、必ず訪れる出会いとお別れ。
3月ごろは、新しい入会希望のお問い合わせが増え
退会希望のご連絡も増える。

年中のお姉さんが体験入会した日はベビーだった妹ちゃんがそのうちお姉さんと教室へ通うようになり、6年生の終わりまで、本当にいろいろ作って、いよいよ教室を卒業する日がきたり

まだまだこれからという時に、いろいろな優先順位の中で退会を決めたり

中学生になるから、じゅうぶん作ったから、と本人が満足してやめたり、作るのに飽きちゃった、別のやりたいことができた、など、去る理由は色々。

いちばんは、子ども本人が心から納得して次に進んでほしいということ。
どんな理由であってもお別れはさみしく、ネガティブな気持ちになってしまう。
それをどうしたら少しでも前向きな気持ちでお別れを迎えられるのか
そのために常に色々考えて、色々工夫を積み重ねて、今のてづくりくらぶはあって

子どもだけを見ていたら、まだまだ作品を作り続けていきたい意欲があって才能も感じるけれど
高学年で塾に行くから
送り迎えが難しくなってしまって
他の習い事との日程が重なってしまって
親から言われたから
と。

そうなんですね、わかりました、とだいたいは答えるけれど
どう考えてもその子のために今辞めるのはどうなのかと伝えなくてはいけない時もあって、さんざん悩んだ挙句にメールを送ったこともあった。

いろんな子がいて、教室とのちょうどいい関わり方を必要としている。
もう本当に優先順位1位で教室に通っている子から、息抜きでおしゃべりしに来てる子も、制作よりもお手伝いで活躍する子もいたり

でもみんなとりあえずてづくりくらぶを気に入ってくれてるから
お手伝いが得意な子に、えんにちの係りをやってもらったり忙しくても通いやすいように月1回のクラスを作ったり、やめた後もまた参加できるように、夏休み教室やワークショップを開いたり、作品展やえんにちに参加したり遊びに来ることができたり、カフェに来てお茶することもできる。

みんなまた、ちょうどいい時にいつでも遊びに来ていいんだよ、と心に残るように、たとえ一度も来られなかっとしても、いつかまたてづくりくらぶに行けるかも、と思っていられる。

お家の人だって、今はやめなくてはならないけどまた来ようね、と子どもに言ってあげられる。
何より私が、さよならではなく
じゃあまたね、と言えるように。

春は色々と忙しいのに、心の動揺がつらい季節。
新しい出会いのドキドキとお別れを告げられる寂しさに振り回されないように
みためドライに振る舞っていなければボロボロになって動けなくなってしまう。

ママたちもみんなやさしくて、やめますと言いずらそうで
カフェに来ますとか、言ってくれるからカフェも作って本当によかったと思ってる。

みんなかわいくてステキな子どもたち、ママさんパパさんたち。
本当にどうもありがとう。
これからもずっと応援しています。
またいつでも遊びにきてね

じゃあまたね

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