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AI関連の考察・妄想

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基本的にはあまり役に立たないですが、面白がって読んでもらえそうな記事をまとめます。
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AIエージェントに早く仕事を奪われたい

AIエージェントに早く仕事を奪われたい


はじめに以下の書籍を読み、感銘を受けたので考えをまとめておきたいと思います。

読み切ったのは昨日ですが、実は買ったのは数ヶ月前です。
何かのきっかけ※で「これは読まないと!」と思って買ったものの、いつも電子書籍を読んでいる紀伊國屋アプリが対応しておらず、やむなくKindleで購入して、そのまま埋もれてしまっていました。
※たしかLangChain関係を調べていて、著者の西見さんのnoteに行き

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「資格試験なんてAIに解かせればいい」

「資格試験なんてAIに解かせればいい」


はじめにこれ、以前から思っていたことなんですが、昨日、GenerativeAI Testを受けて、今後の資格試験のあり方について考えてみたいと改めて思ったため、書いてみます。

なお、GenerativeAI Testは一切のカンニングをせずに受験したことを念の為に明言しておきます。

↓GenerativeAI Testについてはこちらの記事をご覧ください。

また、資格試験を重視している方々

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ChatGPTはなぜ仕事現場で使えないのか?

ChatGPTはなぜ仕事現場で使えないのか?

このご時世に、このようなトピックを投稿するのは少々、時代錯誤感もありますが、業務において生成AI活用の普及を進める中で個人的に感じている課題が実はこのタイトルです。

巷にあふれるChatGPT活用書籍、noteも活用方法の投稿で一杯(私もその投稿者の一人笑)、また日々新しいモデルや技術が公開され、未だにお祭り騒ぎです。

しかし、”実態”はお祭りムードからすると、10分の1以下の活用度合いである

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AIが奪うのは仕事それ自体ではなく、その楽しさかもしれない

AIが奪うのは仕事それ自体ではなく、その楽しさかもしれない

ちょっとした思考実験です。

はじめに生成AI活用の推進みたいな仕事をしていると、このような発言を耳にします。

「AIに頼りすぎると考える力が養われないのではないか」

その通りだと思います。
でも、過去に人類が発明した道具を振り返ってみると、すべて何らかの力を養わなくてよくするためのものではないでしょうか。

よく例にあがる自動車などの乗り物によって、人は足腰を鍛えて長距離を歩く必要がなくなり

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『AIに意識は生まれるか』-感想と考察

『AIに意識は生まれるか』-感想と考察

この仮説を考えるために、どストレートなタイトルのこの本を読んでみました。

「ああ、こういう本が読みたかった」という内容で、色々な考え事を助けてくれるガイドラインなのですが、いきなり発散させるにはあまりに壮大な内容なので、一度整理してみたいと思います。

読むに至った動機3月はじめに以下の記事が日経に掲載され、「え?ほんとに?」と思ったことがきっかけです。

企画系として実務で生成AIを活用してい

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AIは企業経営者になれるか

AIは企業経営者になれるか

結論から書くと、「社会が認めれば、なれる」と考えます。

考えたきっかけ先日、以下の投稿で「意識の統合情報理論」を前提にすればAIが意識を持ちうるという話を扱いました。

以前から「AIが感情を持たない限り経営者になることは難しいだろう」と思っていたので、そう遠くない未来に実現しそうなことに驚いたわけです。

ということで、じゃあAIが感情・意識を持つのだとしたら、どのようにすれば経営者になれるの

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AIによるマインドコントロールを企む

AIによるマインドコントロールを企む


はじめに先日、EUにてAI規制法が成立されました。

このAI規制法の内容は以下の総務省の資料にまとめられているのですが、その中で「許容できないリスク」のあるAIとして、「サブリミナルな技法」を用いた類型が定義されています。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000826707.pdf

これは、私の考えていたことが抵触するのではないかと思い、まとめてみ

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