ヤングケアラーの問題をみんなで考えたい
今日は、子育てという視点だけでなく、保健師として広い視野での投稿です。
でも、社会的にとっても大切な問題だと考えているので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
私の使命は「誰もが生きる力を身につけ、自分も人も承認し合える社会をつくる」ことです。
人生を終うまで、そこをゴールに据えて、生活をしています。
さて、今日はいつもとちょっとだけ視点が違うのですが、まじで緊々の社会問題だと思っているので、取り上げてみる「ヤングケアラー」の問題です。
今日のポイントは、
「気づいたら、大丈夫?と声をかけてほしい。孤立させない社会」です。
これは、子育て支援も、障がい福祉も、介護も、貧困問題もみんな同じ。
私自身、子どもの頃から孤立している人をほっておけない性格なので、
大人になっても、手を差し伸べられる社会にしたいと常々思っています。
みんなが、それぞれ、誰かと繋がっていたら、こんなに大変な社会になっていないはずなんですが、
「個」の責任があまりにも浸透してしまったので、生きづらい世の中になっていると思っています。
そもそも、ヤングケアラーの存在をご存じでない方も、いらっしゃるかもしれませんので、国の定義を…
「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」とされています。
こども家庭庁においても、大々的にページが割かれていますので、ご参考になれば…。
それでは、子育て中の皆さん、子育て支援者の皆さん、一緒に誰もが孤立しない社会を作っていくためにできることを考えていきましょー。
この発信をしようと思った当事者との出会い
今回、ここでヤングケアラーの問題を発信しようと思ったのは、以前参加したDaikiさんのランチ会で知り合ったKOUKIさんが、
幼少期に家庭で色々と大変な思いをされていて、今はおばあちゃんの介護をしているという生い立ちを話してくださったことがきっかけです。
今は、幼少期に色々と助けてくれたおばあちゃんの介護をされているということで、この度YouTubeを発信されたと見たので、ぜひこれを拡散したいと思ったのがきっかけです。
なかなか、若い人が自宅で家族の介護をされていることは少ない。
ましてや、男性が…(性差別でも何でもないんですけど、現状ですね)
でも、実際には若者や学生さんでも、介護されているかたはいらっしゃいます。
「あぁ、こんな風にやっている人もいるんだぁ」とか、
「自分だけじゃないんだなぁ」
という孤立の防波堤になってくれたらとってもいいなぁと思ってリンクを貼らせていただきました。
今後、個人的には、壮絶な幼少期から大人になるまで、どうやって乗り越えてこられたか、人生のポイントなどについても語ってもらうことができたらいいなぁと思っています。
そしたら、同じように苦しんでいるヤングケアラーさんが、こういう大人に頑張ったらなれる、夢を追いかけてもいいんだ、と思える。
そんな気がしています。
私はあくまでも、支援者であり、当事者のリアルな共感には勝てません。
(勝つつもりはないので、表現難しいですが…役割が違うのかな)
こうしたら悪い循環を脱出できる可能性があるなど、今までの支援の経験数で当事者の方よりも、アイデアを出すことはできるかもしれませんが、共感する力、勇気などは、圧倒的に当事者の方のお話の方が説得力があります。
なので、ぜひ当事者同士が愚痴だけでなく、明るい未来を話し合えるような環境ができて欲しいなぁと思っています。
KOUKIさんの目は、輝いていましたし、ご本人も本当に変わったとおっしゃってましたので、人生の難を乗り越えてきた人は違うなという強い印象でした。
ぜひ、今、ヤングケアラーとして息詰まっている方は、KOUKIさんのYouTubeにコメント残してみるなどして、発信する勇気を出していただけたらと思うばかりです。
受け止めていただけるとっても優しいお兄さんです。
インスタも開設されています、
ヤングケアラーの方には、人と繋がる勇気、ヘルプを出せる勇気が一番大切だということをお伝えしたいです。
日本の家庭は閉鎖空間すぎて見えなさすぎる
私は、公務員保健師として18年働いてきて、
ここに、通じることは、「ひきこもり」「虐待サバイバー」の問題も同様だと思っています。
トップ画像に車いすの絵を貼ったのですが、
車椅子で外出できるくらいのレベルの介護をしている子どもたちは、まだ気づかれやすいところにいるんですよね。
外出しても目立つから、お子さんが介護しているんだぁ~と近所の人の目に留まりやすい。
介護保険のケアマネや障害福祉の相談員が介入していることが多いので、孤立はしにくいんだと思います。
第三者が介入して、始めてわかる家庭の状況はたくさんあります。
よく言うのが、80歳のおばあちゃんの介護で家にケアマネさんが入って、無職の50歳の息子が何もせずに家にいた。
というパータンです。何件も見てきました…泣。
社会問題にもなっているこの8050問題も家庭が閉じられているから誰も知らなかった。
家庭の問題は、家庭で解決するものという慣習があり、無職なんて「恥」であるという思い込みが、問題をオープンにできないという社会の構造になっています。
メンタル疾患の親をもつヤングケアラーの孤立
現代、私がもっとも気になるヤングケアラーは、心の病気を抱えている親をもっている子どもたちです。
地域の現場において、たくさんのメンタルの疾患を抱えている人のお子さんたちを見てきました。
この子たちは、本当に辛いんですよね、社会に言いづらい。
周りへの言いづらさは、何が生んでいるのか。
身体障がいの場合は、事故とか病気とかが多いので、社会に後ろめたさはさほどないはずです。
しかし、メンタル疾患やDV、虐待などについては、そもそも社会的に、周りができるだけ「近づきたくない」「関わりたくない」という認識がまだまだ強く、子どもたちかさの感覚を知っているから、自分の親がそうであることは社会のはみ出し者的な感覚に陥るからです。
そういう中で、ママがこういう状態であるというと、
「子どもがかわいそうに」「子どもに迷惑をかけて」など、
ママが否定される可能性が高くなることを子どもたちは知っています。
さらに、幼い頃からママのメンタルに問題があった場合は、それがママの標準だと思っているので、自分を他の家庭と比較して、辛いということに気づかない状況だったりもします。
今置かれている状況が普通であるということです。
子どもたちの周りの人たちができること
私が考える、ヤングケアラーの子どもたちを孤立させないために、大人ができること。
①まずは、子どもたちの目の輝きが失われていることに気付くこと。
子どもたちの元気のなさ、覇気のなさに、大人がどれだけ気づいてあげられることができるかです。
そもそも、大人が覇気がないので、周りの子どものことなんて見る余裕がないかもしれませんが…泣
これが、できる大人だけでも、意識して自分の周りの子どもたちを観察できる社会になってほしい。
②声をかけることができるのであれば、挨拶をする、「大丈夫?」「最近、どう?」「元気ないねぇ」と声をかけてあげること。
③声をかける勇気がなければ、見守り続けること。
気にかけてあげること。
④もし、困っていることを話してくれることがあれば聞く。必要時、相談窓口を紹介する。
ここではすぐに解決しようとか、専門機関につなごうとかいうことよりも、聞いてあげることが大事だと思います。
とにかく、現状を聞いてあげる。
それだけ、受け止めてくれる大人がいるらしい…と子どもたちは思うからです。
これは、大人も子どもも同じですよね。
言いづらいことを言ったときに、受け止めてくれると、よかった…と思いますね。
機会があれば、専門機関、市役所や区役所の代表電話で構いませんので、電話して相談したら?と伝えてください。
担当部署がわからなくても、代表電話の窓口の人は、相談内容に応じて、主たる担当課へ繋いでいただくことができます。
⑤継続的に声をかける
この①~⑤の繰り返しが、地域の中、社会の中でできたらいい。
そんな社会を私はつくりたい。
1人1人の大人が、子どもたちを見る目を、我が子だけでなく、ほんの少し、広い視点で見てもらうことができたら、という思いでいっぱいです。
どんな子どもたちに優しい社会は、大人たちにとっても優しい社会になることは間違いありません。
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