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#96 なりたいんじゃない、なるんだ

「海賊王におれはなる!!!!」

今や日本で一番有名な漫画と言える「ワンピース」。
その主人公、モンキー・D・ルフィの有名すぎるセリフだ。

僕が子どもの頃から、聞き馴染みのあったこのセリフ。
あまりに聞き慣れているからか、深く考えたことはなかった。
けれど、最近思った。
夢や目標を叶える上で、このセリフにはヒントがあるのではないかと。

「なりたい」でもいいけれど

僕はかつてコーチングを受けたことがある。
そのとき、コーチに自分の目標や理想の姿について尋ねられた。

文章で食べていけるようになりたい。
もっと自分を律することのできる人間になりたい。
今いる友達と末永く仲良くやっていきたい。
ゆくゆくはパートナーと出会いたい。

なりたいことややりたいこと。
自分が思っている以上にそれらを持っていることに気づいた。

それ自体は、人間として素晴らしいことだとコーチは言ってくれた。
だが同時に、僕の言葉の癖を指摘してくれたのだった。

「立竹さんは自分の理想や目標をしっかり持っていますよね。
 それを叶えるためにも、使う言葉を少し変えてみましょう。
 言い切ってみましょう

僕の言葉の癖は、理想や目標を口にする中にあった。
それら全てが「やりたい」「なりたい」に留まっていたのである。

それらの理想や目標に向かうことを言い切ることで、自分の行動や気持ちに張りが生まれてくるはずだと教えていただいたのである。

言い切ることでnoteが始まった

それから、僕は日記に自分の理想を言い切り続けた。

いい文章を書ける人間になる。
多くの人に文章を読んでもらえるようになる。
文章で食べていけるようになる。

そんな習慣を始めてから数日後。
それまでよりも多く文章を書く機会を作ることができた。
それがまさしく、noteだったのだ。

確かに僕はいつも「やりたい」「なりたい」止まりの人間だった。
いつも「やりたい」「なりたい」の後に、「でも」をつけてしまい、全然行動に起こすことができずにいた。

けれど、「やる」「なる」と断言すると、その後に「でも」をつけるよりも「そのためにはこうする」という言葉の方がしっくりくるようになる。
だから、行動に移しやすくなるし、移したくなるのである。

言い切るとたくましさが生まれる

もしルフィの言葉が、

「おれは海賊王になりたい」

だったら、彼のキャラクターは全く違ったものになっていたし、全くもって海賊の荒々しさが感じられなくなる。
「なる」と言い切れるからこそ、海賊のたくましさが生まれる。
そして、これこそがまさにルフィなのだと思う。
それに「なる!」じゃないと、「どどん!」も映えない。

彼ほどにはなれないけれど、理想や目標、あるいは自分の望みを言い切ることによって、自分の中にたくましさが生まれる気がする。

やりたいこと、なりたい自分。
それらを見つけたら、これからはしっかり言い切っていく。

昨日よりもいい文章を書けるようになる!
今まで以上に、積極的にnoteで活動する!


余談

美味しいものを前にすると、「たくさん食べる!」と言い切れます。
体重計を前にすると「痩せたい……」と語尾を濁してしまいます。
体重計の前でもたくましくなりたい今日この頃です。



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