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テーブルトークRPGに関係する話題の記事です。
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てんぐの映画感想:ゴジラ×コング 新たなる帝国〜全力にして純粋な怪獣ヤンキー映画(ちょっと追記)

てんぐの映画感想:ゴジラ×コング 新たなる帝国〜全力にして純粋な怪獣ヤンキー映画(ちょっと追記)

 公式の宣伝動画の中では、これが一番好きかなあ。
 特に、ラストの「寝ろ!」の強さが良いね。

 というわけで、ゴジラ×コング 新たなる帝国、公開初日のレイトショーで見てきました。
 もうね、「ゴジラとコングが全力で怪獣ヤンキー映画をやります!」に特化しぬいためっちゃ痛快な映画でした。特撮映画の系譜としては、昭和ゴジラ中期とか平成vsシリーズならゴジラvsスペースゴジラの先に連なりそうです。
 そ

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ユーザー意識の外側からのアプローチ

ユーザー意識の外側からのアプローチ

 職場の小休憩(といっても1時間ではなく15分程度。これじゃHPも気ポイントも回復しないよー)の最中に拝見したこちらの記事ですが、大変共感いたしました。

 てんぐもCoCは一度体験してます。成功の可能性がパーセンテージでわかるシステムや、クトゥルフ神話に必ずしもとらわれなくて良いモダンスタイルの世界観のわかりやすさ。どちらをとっても優れたシステムです。おそらく、エモクロアもそうでしょう。

 そ

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てんぐのドラマ感想:唐朝詭事録~被疑者殺しのパラディンが名探偵のひとりになるまで

てんぐのドラマ感想:唐朝詭事録~被疑者殺しのパラディンが名探偵のひとりになるまで

 二月からチャンネル銀河で帯放送してた唐朝詭事録ですが、本日最終回を視聴しました。
 盛唐の時代が舞台ってことは判事ディーシリーズや長安二十四時とほぼ同じですし、「まあ面白くなれば良いかな」くらいの気持ちで見始めました。もともとサスペンス史劇は好きなジャンルでしたし。

 結果は、それどころではなく、めっっっちゃ面白かった。遭遇する捜査の進展に一緒に頭を悩ませ、遭遇する事件の数々に一喜一憂する、楽

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TRPGを“文化”として広めよう

TRPGを“文化”として広めよう

 TRPGの新たな普及についての考え方として、先日こんな記事を書きましたが、少し別のベクトルからも考えてみました。

 自分の住んでいる地域の自治体や公共機関、あるいは新聞社やNHKなどが、生涯学習の一環などの目的で文化などをテーマにした講義が行われることがあります。で、これをちょっと見てみると、結構ユニークなものも多いんですね。

 そして、こういうカルチャースクールとしてボードゲームが行われる

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若き日の我が心のメンターの訃報に触れて

若き日の我が心のメンターの訃報に触れて

 TRPGというものを知り始めた頃に買っていた本はグループSNEの初代ソードワールドの小説やリプレイで、その中でも山本弘さんは特に好きな作家でした。

 山本弘さんは、TRPGユーザーとしての心のメンターでした。
 心からの感謝と共に、黙祷。

読書感想:素浪人刑事〜日本の創作もまだまだ捨てたもんじゃないぜ

読書感想:素浪人刑事〜日本の創作もまだまだ捨てたもんじゃないぜ

日本の創作も捨てたもんじゃないぜ

 早川書房のnoteアカウントで世界設定パートを読んで「なんだこれは!」(岡本太郎めいた表情で)と衝撃を受けた、「素浪人刑事――東京のふたつの城」、先日e-honで手配して金曜日に購入いたしました。というか、これ新書だったのね。てっきりハヤカワ文庫だと思ったからそっちばかり探してた。道理で見つからないわけです。

 そして土曜から読み始めて、実質一日で読み切っち

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読書感想:両京十五日〜これぞまさしくガチ中華の冒険活劇!

読書感想:両京十五日〜これぞまさしくガチ中華の冒険活劇!

 先月に1巻、そして今月の21日に2巻が出た「両京十五日」。
 これがとんでもなく面白かったです。まだ3月ですが、今年ベストワン最有力候補と言っても良いでしょう。

 当たり前のように出てくる歴史的な故事や警句の引用や、本編の時期に至る明初の歴史と政治体制、南京と北京を繋ぐ大運河の地理、白蓮教団も含めた多種多様な民衆社会の暮らしぶり、料理やスラング(皇太子殿下だってバリバリに使ってます)、科学知識

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TRPGの未来は小中学校にあり

TRPGの未来は小中学校にあり

 柳田真坂樹さんによる、日本におけるD&Dの営業展開についての忌憚のない記事を読んで、色々と考え込んでました。

 確かに世界全体の状態と相反するように日本でのゲーマー界においてはTRPGとしてのD&Dの認知度はなかなか高まりませんし、WotCにせよ親会社のハズブロにせよこれに対する有効打を講じてるようには思えません。

 ただ、ゲームに限らず日本の娯楽環境は、新たな客を獲得し続けることによってフ

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てんぐのD&D日記:世の中美味い話ばかりじゃないよねー

てんぐのD&D日記:世の中美味い話ばかりじゃないよねー

 先日のドラゴン金貨EXシナリオを終え、最終章を控える中、今日は我がPCリャン・カイシンを11LVに成長させてました。

 剣聖門モンクは11LVで、気を消費して攻撃ロールとダメージロールにボーナスを獲得するクラス特徴<気刃>が取得できます。これ、ザナサー本を買ってから、ずっと憧れてたんですよねえ。
 これで宝剣“竜の髭”に気功を注いで光刃を強化すれば、演出的にも映えるし、効果も大きいぞーと思いな

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てんぐのD&D日記:竜への道はスリリングでエキサイティングだった

てんぐのD&D日記:竜への道はスリリングでエキサイティングだった

 ドラゴン金貨キャンペーンの各PCにスポットを当ててきたEXシナリオシリーズですが、今回は我がPC、東方世界は竜の国からきた剣聖門モンクのリャン・カイシンと、黄金竜の魂を宿した少年ウィザードのリョウ・ブランダスの番でした。
 ちなみにタイトルは、「竜への道」。なので、本日のサムネイルはこちらの偉大なるドラゴンでございます。

 まあ、シナリオの内容とは関係ないんですが。

壮麗なる都に迫る危機(あ

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D&Dプレイ日記:「王朝の遺産」プレイレポ~イメージCVは青野武さんで~

D&Dプレイ日記:「王朝の遺産」プレイレポ~イメージCVは青野武さんで~

 先月から週1回合計3回に渡り、D&D公式シナリオ集レイディアント・シタデル収録の「王朝の遺産」をオンセで遊んでまいりました。

 明清風ファンタジー中華王朝「星」を舞台にした13LVの高レベル帯シナリオ。このシナリオに誘われたときは二つ返事で参加表明したんですが、さてどんな方向のPCを組むか。ここは結構悩みました。

 単純にモンクだとドラゴン金貨のリャン・カイシンがいるし、江湖の剣客タイプのロ

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D&Dオンセで思わずガッツポーズが出た3行日記

D&Dオンセで思わずガッツポーズが出た3行日記

昨夜のD&Dのオンセで、往年のキョンシー映画のアイコンだったラム・チェンインを意識したPCで遊んでたら、「香港映画の吹き替えみたい」って同卓のPLからのお言葉をいただき、思わずガッツポーズが出ました。

ドラゴンへの道を歩み出した3行日記

ドラゴンへの道を歩み出した3行日記

昨夜のD&Dオンセはドラゴン金貨キャンペーンEXでしたが、竜への道というタイトルに血が騒いでおります。まずは、自分にできることを再確認します。このレベル帯だとできることが増えて見落とし多いから。

読書感想:快傑ゾロ

読書感想:快傑ゾロ

 スカラムーシュ、ゼンダ城の虜、紅はこべと、去年から近世ヨーロッパを舞台にした冒険活劇小説を読むようになったてんぐですが、このジャンルの代表選手のひとつ快傑ゾロの原作を読んだことはありませんでした。映画は、アントニオ・バンテラスの方は見たんですけどね。
 そんなわけで、思い立ってAmazonで古本を手配して買ってきました。文庫版三体と両京十五日の発売を待つ今のタイミングじゃないと、読む時間が確保で

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