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現場からは以上です。2nd

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「現場からは以上です。」マガジン内のnoteが100を超えたので、2ndマガジンを作りました。 「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、… もっと読む
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2017年6月の記事一覧

遠くのあなたに届けるために、必要なこと。

遠くのあなたに届けるために、必要なこと。

インターネットによって、個人の興味関心をベースに情報をカスタマイズして取得できるようになった今、あらゆる業界が「ニッチ化」しています。

その結果、好きな人がどんどん好きを深掘りし、新しいファンが入ってきづらい構造ができあがりつつあるように思います。

どの業界の人と話していても、みなこの悩みを抱えており、毎回「新しいファン層を開拓したい」という相談を受けます。

相談を受けて私なりに考えた結論は

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経営者の仕事は、社員の努力にレバレッジをかける仕組みをつくること

経営者の仕事は、社員の努力にレバレッジをかける仕組みをつくること

私が働くDiagonal Run Tokyoの最寄は東京駅なので、毎日構内で迷子になりながら出勤しているのですが、最近迷子になりつつ気づいたことがあります。

駅構内には無数のお弁当屋さんやスイーツショップがひしめき合っているのですが、私が出勤する8時台にはどこも開店しており、なおかつどのお店も早朝とは思えない盛況っぷりなのです。

考えてみれば、東京駅は新幹線の利用者が多い駅ですし、成田行きの高

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1を作れば、改善は自然に起きるもの

1を作れば、改善は自然に起きるもの

私が働いているDiagonal Run Tokyoでは、入り口の黒板に出勤スタッフについての情報を書いています。

6月の頭ごろに突然私が思いついてはじめたのですが、1ヶ月も経たずに勝手にどんどん改善されていき、とても感動したのでご紹介したいと思います。

1ヶ月も経たずに、メンバーみずから改善していってくれた黒板の変遷まず、私が書き始めたときは名前と出勤時間がわかる程度のとてもシンプルなものでし

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これからは「楽しみ方」を提供する時代がやってくる

これからは「楽しみ方」を提供する時代がやってくる

普段「おでかけ帖」を書くためにInstagramをチェックしている中で感じるのは、ブランドの公式アカウントよりもInstagramerさんの方が圧倒的にフォロワー数が多く、影響力も大きいということ。

これからは素人の時代と言われますが、公式(=プロ)と素人の違いについて考えるとき、それはつまり「楽しみ方の提供」なのではないかと思いました。

公式と素人では、そもそもゴールが違うInstagram

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私の理想のマネジメントは、「旅のしおり」にありました。

私の理想のマネジメントは、「旅のしおり」にありました。

おとといの夜、ふとこんなツイートをしました。

そのツイートをえみりさんが拾ってくださり、それに返信のかたちでサクちゃんさんがこんなリプライをくれました。

この「旅のしおり」という表現を見て、私が目指すマネジメントってこれなのかもしれない!と気づいたのです。

数時間の「自由行動」が、旅のしおりの魅力。私も旅のしおりが大好きで、旅行するとなると張り切って旅のしおりを作るタイプです。(ちなみにしお

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私たちが、自分の才能に気づけない理由

私たちが、自分の才能に気づけない理由

しょっちゅうプロ野球の話をしているので「野球に詳しい子」という扱いをされることが多い私ですが、自分ではあまり詳しいと思ったことがありません。

もっと野球のこと書いた方がいいよ!とか、そのうち野球の仕事くるんじゃない!?と言われるものの、私より詳しい人をたくさん知っているので、謙遜ではなく本気で「いやいや、私なんて…」と思ってしまうのです。

最近そんなやりとりを何度か繰り返していたことで、ふとこ

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【質問回答】記事を書く際に、どうやって思考し、分析をしているのか?

【質問回答】記事を書く際に、どうやって思考し、分析をしているのか?

以前1000フォロワー記念として、私に書いて欲しいテーマを募集していました。

参考:1000フォロワーありがとう記念!「最所あさみに書いてほしいこと」を教えてください!

今回はその中から、くろださん(@kuroda5)にいただいたテーマを取り上げたいと思います。

テーマ:記事を書く際に、どうやって思考し、分析をしているのかその過程を具体的に書いてほしいです。

日々、下書きのストックを作りだ

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結局、当たり前のことをやるのが一番強い

結局、当たり前のことをやるのが一番強い

自分が作ったものを、広めたいと思う時。

巷にはたくさんのHow toが溢れていますが、小手先のテクニックよりも大切なのは、本当に広めたいと思えるものを作っているかだと思います。

一番わかりやすいリトマス紙は、自分のSNSでシェアしたいと思うかどうか。

自分がシェアするのをためらうレベルのものを、人が広めてくれるわけがありません。

もちろん、お金さえ払えば、広告やPRを通して人に伝えることは

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仕事から「確認」を排除せよ

仕事から「確認」を排除せよ

6月からリモートでの仕事が増えて気づいたのは、仕事のスピードを上げるために必要なのはいかに「確認」を減らすかということです。

毎日同じ場所で働いているのであればすぐに確認できるようなちょっとしたことも、リモート中心に働いていると確認のために手が止まってしまうことが多々あるからです。

では、「確認」を減らすためには何が必要なのか。

私は「理念の共有」と「ルールづくり」の2つが重要だと思っていま

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「社長」と呼ばれる、すべての人へ。

「社長」と呼ばれる、すべての人へ。

「社長って楽しそう!」と無邪気に思っていた子供時代。

しかし、社会人歴を重ねるごとに社長業というものの大変さを学び、最近は社長という肩書きの方に出会うたびに「お疲れ様です…!」と心の中でエールを送っている私です。

自分としてはある程度社長業の大変さをわかっているつもりだったものの、最近「そうか、社長の一番大変な部分はこれかもしれない」と思った出来事がありました。

それはミクシィの元CEOであ

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コミュニティは、「待ち合わせ」からはじまる

コミュニティは、「待ち合わせ」からはじまる

6月からDiagonal Run Tokyo(以下、DRT)というコワーキングスペースでコミュニティマネージャーをやってみて感じたのは、リアルの場所があるということの強さです。

以前「コミュニティとコンテンツの関係」という記事で「 "コミュニティ"と "コンテンツ"は2つで1セット」と書いたのですが、ここに行けばいつもこういう記事が読める、ここに行けばいつもこういう人がいるという場をもつことがコ

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バズる前の準備

バズる前の準備

毎日なにかしら目にする、「バズった」記事。

しかし、先週ネットで話題になった記事や事件を今すぐに思い出すことは難しいと思います。

「バズる」というのは、情報の消費でしかない。

***

先日NewsPicksの総合トップに私の記事が掲載されてから、「すごいねー!バズったねー!」とお声がけいただくことが増えました。

記事単体のPVも桁がひとつ違ったくらいたくさんの人に読んでいただいたのですが

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オウンドメディアとは別に、社員にマイメディアをもたせるべき理由。

オウンドメディアとは別に、社員にマイメディアをもたせるべき理由。

6月からの独立に際して、働き方メディア 「Fledge(フレッジ)」さんで、こんな記事を書かせていただきました。

「自分の居場所を作るために。会社員的情報発信のススメ── 最所あさみ」

私がnoteを書き始めた当時はまさか独立することになるとは思っていませんでしたが、自分の名前で発信してきたことのメリットは数え切れないほどあると感じています。

そこで今回の記事は、将来独立したいと思っている人

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チームのスピードをあげるのは「ルール」である

チームのスピードをあげるのは「ルール」である

「ルール」と「マニュアル」。

この2つの言葉を聞くと、蕁麻疹がでるほど嫌悪感をもつ人も多いのではないでしょうか。

私もあれしろこれしろと言われることが大嫌いなので、この2つにはあまりいい印象がありませんでした。

しかし、ファーストキャリアで大企業に入社したことで、「誰でもひとめで理解できる環境」をつくる意識が芽生え、またその後転職するたびにその価値の大きさをひしひしと感じるようになりました。

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