最所あさみ
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コミュニケーションとしての旅行
「一人旅って、何が楽しいの?」
これまで自分の頭では思いもつかなった質問に、思わず頭がフリーズした。生きとし生けるすべての人間が、一人旅を好むまでいかずとも、憧れをもったり、好意的に感じているものだと思い込んでいた。
なるほどこの世界には、一人で旅行して何が楽しいんだろう?と思っている人たちもいるのか!
それは思いがけない発見だった。
私は逆に人と旅行しようと思うことがあまりないので、一人
物語は、「私」を拡張させる
小説を読む。映画を観る。
ともすれば、「趣味」「娯楽」として片づけられてしまうもの。効率やわかりやすさが求められる社会において、それらは余剰の多すぎる情報でしかないと捉える人もいるかもしれない。
たしかに、一冊の本を数日かけて読む、一本の映画を2時間かけて観る、それだけの時間を費やすだけの費用対効果を示すのは難しい。同じ時間を資格試験の勉強に費やすなり、仕事にまつわる情報収集をするなりした方が
「何を言うか」より「何を言わないか」が長く発信を続ける強さをつくる
先日、けんすうさんのこんな投稿を目にした。
寄付をしたことをあえてSNSで発信しない人の考え方がとてもわかりやすくまとめてあるので、自身の影響力の大小に関わらず、ぜひ多くの人に読んでみてほしい。もし自分が多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーとなったとき、こうした「何を言い、何を言わないでおくべきか」の判断に常にさらされることになるからだ。
巷には、フォロワーを増やすために「何を発信するか」
「いちばんすきな花」で描かれたこと、描かれなかったこと(描いてみてほしかったこと)
すでに一月期のドラマが始まっているこの時期に、遅ればせながらドラマ「いちばんすきな花」の話。
もともと「silent」が好きだったのもあり、とても楽しみにしていたし実際に楽しめたドラマだった。内容とは別に、メインテーマの曲もとてもいいなあと思って調べていたら、サウンドトラックも「silent」と同じ方が担当されていてびっくり。さらによくよく見たら、私の大好きな「いつかこの恋を思い出して、きっと泣
大学で学んでおきたかったこと
人生において後悔はほとんどないのだけど、数少ない「時間を巻き戻せたら」と思う時期が大学時代である。何回やり直してもまた勉強そっちのけで遊び呆けるだろうし、その頃の蓄積が今につながっているとも思うので「もっと勉強しておけばよかった、本を読んでおけばよかった」などと月並みなことを言うつもりはない。自分の興味のある分野について学ぶことも、あの当時はちんぷんかんぷんなまま読み飛ばしていた本を改めて読み直す
もっとみる今月読んだ本一覧(2023.10)
いまだ2023年を生きている!!!早く2024年に追いつきたいと思いながら10月に読んだ本をプレイバックしていくぜ!!みんな着いてきてくれよな!!!10月はなぜか重たい本ばかり読んでいたので感想をまとめるのも体力が必要とされて大変だったぜ!!!!
人を育てるということ
先日、スタバで仕事をしていた時に席を探している高校生の女の子4人組を見かけた。私が座っていた席からひとつズレればちょうど4人席がつくれる状況だったので、「あの、もしよかったらズレましょうか」と声をかけてみた。
「ありがとうございます!」ととても感謝され、4人組の女子高生たちは私の隣で小鳥が囀るようにおしゃべりし、帰る時にまたお礼を言って帰って行った。
そのときにふと思ったのは、
「映え」によって蘇る文化
インスタをはじめとするSNSからは切っても切れない「映え」は、ネガティブな面から語られることが多い。綺麗な写真や動画を撮ることを優先して目の前の現実を疎かにする行為は、その最たるものとしてよく語られる。
しかし、「映え」の対象は必ずしも最新のスポットやスイーツばかりではない。伝統的な季節ごとの風習もまた、ていねいな暮らしの文脈から再発見され、現代風にアレンジして流行したりする。
そう考えると、
今月読んだ本一覧(2023.09)
ま、まさかの9月分を書いている間に年を越してしまった…!!読むスピードに書くスピードが追いつかなくて困る!!!1月中に2023年分ぜんぶ書き上げますほんとすみませんがんばる!!!!
ちなみに9月に読んだ本は5冊!!です!!!