1年1組くじら山こうじ

1年1組くじら山こうじ

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

文通一方通行

こんにちは。 あなたはどなた。 誰かわからない人に手紙を書く。 それは公開日記ですか。 現実に文通をするというのは、相手があることですし、何かと手続きも必要なので、自分が文通に何を求めるかを考え詰めたところ、こんな体裁で良いではないか?という一定の結論を得ました。 メールやSNSとの差別化。 これがいちばん重要。 うやむやにすると、「メールしますね!」ってなってしまう。 その辺りをきっちり踏まえて、文通したいとおもっています。 お暇な時にお読みいただき、お気楽な時にお返事い

    • 起終点駅ターミナル(646字)

      あらすじを見て、少し悩みました。 裁判官である鷲田(佐藤浩一)が、彼女を追い詰めてしまった過去に負い目を感じると言ったストーリー。 役者が佐藤浩一となると、女にだらしない裁判官が身を滅ぼす話かと思うじゃないですか。 けれど違った。 大学時代の彼女との焼け木杭はなんだったのだろうか。 自分が担当した事件の被告(敦子)が訪ねてきて、ある男を探してほしいと言う。 その前に中村獅童演じるいかにもヤクザな人物が出てくるので、てっきり彼の差金で、女を使ってたらし込もうと言うことかと思っ

      • 夏という悪魔(626字)

        「おい!起きろ!」 気持ちよく寝ていたのに起こされた! だれだ!? 「おれだ、お前が暗黒大将軍と呼ぶ夏の神だ!」 何を言ってるのかわからない。 夏の神って何だ? 「お前がおれをたいそう嫌っていることを風の便りに聞いた。 アフロディーテは『そんなことでいちいち怒らないでよ、大人気ない』と言うが、神を恐れぬお前に忠告しにきてやったのだ」 何が夏の神だよ、女にあまあまなだけじゃねえかよ。 「言葉に気をつけろ!口に出さなくても、人間如きが考えていることなどわかるのだ」 何言って

        • メルカリで留萌米を買いました。 小平町の郵便局から差し出され、当日夜旭川に届きました。 そこから連絡がないので、今どこにあるのかわかりませんが、留萌から豊橋への長旅を楽しんでいることでしょう。 せめて外が見えるとよかったね。 無事着くのをお待ちしています。

        • 固定された記事

        マガジン

        • 読書感想
          4本
        • 映画
          20本

        記事

          地域文芸同人誌の神(536字)

          こんにちは。 わたしは地域文芸同人誌の神。 好きな街をテーマに小説とか詩、体験などを寄稿してくれたりします。 わたしを開いて読めば、隠し味のように町が仕込まれています。 例えるなら料理みたいなものです。 カレーの隠し味にチョコレートや赤味噌を入れますでしょ、あんな風に町を仕込んでありますの。 カレーのチョコはカレーのコクを出しますが、鈍い人にはわかりません。 地域文芸誌も同じですのよ。わからない人にはわからないの。 今はわからない人が増えすぎたのかしら、どんどん仲間が減ってい

          地域文芸同人誌の神(536字)

          最後のたけのこ(618字)

          「これで最後だでねー。時期的にも終わりだで、もう早く片付けたいんだわ」って八百屋の親父が言うから、思い切って1kgも買ってしまったハチク。 「700円にしとくでね!」 この八百屋のたけのこは、全てあくぬきした状態で売られているから、ついつい買いすぎてしまう。 水煮にしてあればそのままでも食べられるし、料理にするのも簡単。 でもたけのこの使い方について、深い知識があるわけではないです。 ・そのまま薄切りしてわさび醤油で食う ・ごま油と炒める中華風 ・土佐煮 ・ふきとの炊き込み

          最後のたけのこ(618字)

          2024新物(1166字)

          こんばんは! ナビゲーターのかなです! またまたお久しぶりです! 彼が作ったパスタスパゲティポモドーロがおいしかったのですけれど、文章書くほどの余裕がなかったので、気持ちよくスルーいたしました。 その名前、気取りすぎちゃう? ニュースから知らない英単語を聞くたび「日本人だろ」って言ってるのは誰よ(o^^o) 今日は彼が家にいて書きにくいですが、がんばってみます。 ちなみに「今日」と書いていますが、もう2週間くらい前の話です。 今日の私の夕食についてお伝えいたしとうございます

          いいわけ(414字)

          最近、自分で何かを書くっていう意識も薄れ、むしろ本ばかり読んでいます。 Kindleの有料サービスなので、「元を取らねば!」って貧乏くさい考えなんですよね。 それでも月980円。 文庫本2冊読めばOKなのですね。 それどころか、5000ページを超える山本周五郎短編集を読むだけで十分に元は取れるので、ケチくさい考えは不要なんですけどねー。 貧乏人根性、イヤだなー。 そもそもぼくなど書くことが好きなだけでnoteを続けています。 自分の中では内容を限定しているので、ネタがなくな

          さいはての彼女(375字)

          いやあ、いいものを読ませていただきましたって言うのが、率直な感想。 途中からずっとそんな気分で読んでました。 オートバイ、風。 いや、いちばんのテーマは「風」だろうな。 風のような生き方、それがテーマ。 疲れた人たちが北海道の最果てにやってくる。 みんな、なんらかの挫折なり問題を抱えて、本人曰く「逃げてきた」。 逃げてきた原因を胸に澱ませてどうしようもない気持ちを「風」で吹き飛ばす、そんなお話でした。 主人公ナギはいつも自然体。 その自然体こそが「風」。 でも烈風は吹かなく

          さいはての彼女(375字)

          夏美のホタル(936字)

          小説を読み始めて10分ほどで既視感に気がつきました。 既視感というかデジャヴというか。 映画化されていることを知らなくて、原作を読んでいました。 しかもその映画も見ていました。 なんとおまぬけ! 以前は読書家というか、濫読屋と言いますか、戦国ものばかり読んでいまして、中程度の本屋さんの在庫では太刀打ちできないほど読み漁ってましたが、それでも原作と映画、両方を鑑賞するということはありませんでした。 自然な形のダブりに興奮!(〃ω〃) 「夏美のホタル」というタイトルが、いかにぼく

          夏美のホタル(936字)

          ジャスミンティーマジック(652字)

          昨日は「夏美のホタル」、今日は「かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち」を読んだ。 さすがに晩酌しながらは読まなくなったけれど、こんなに本を読んだのは何年ぶりだろー。 部屋では扇風機の音がぶんぶんいってるだけで、ラジオすらついてない。 映画でもないのに、ちゃんと登場人物がしゃべってるの、不思議。 かといって、肌が布団についてる感触があんまり良くないし、脂ぎってる感じの顔に触りたくもない。つまり体勢を変えたいんだけど、何故だかそのままがまんして読んでる。 このページが終わったら、この章

          ジャスミンティーマジック(652字)

          深夜のつぶやき(168字)

          昼はゆるい仕事して、 休憩時間には「夏美のほたる」を読み、 FMもえる・パプヤブラザースナイトを聴きながら、刺身で日本酒をやり、 寝落ちした後、洗濯物を干して(朝から雨降るのにね)、 しとろんちゃんのライブ配信聞きながら、水槽の手入れをした。 少しだけ眠いけれど、夏美のほたるの続きを読みたい衝動に負けている。 とりあえず集中力が切れるまで読もう。

          深夜のつぶやき(168字)

          純喫茶トルンカ・再会(756字)

          くじら山出版構成部は相変わらず仕事をしないので小説を読んでいる。 そのくせ人の作品にはいちいち口をはさむ。 「26歳の娘が50過ぎのよれたおっさんに明るく話しかけたりしない」とかぶつぶついうわけ。 以前「塩谷の女」っていう短編を書いた。 前日譚も書いたんだけれど、出会ったところでやめてしまった。自分の中ではすごく自然な出会いを描いたつもりだったけれど、小説を書くわけでもないのに、出会いだけで4000字って絶対おかしい。そんな説明文いらないだろって思ったのよね。 だから下書きの

          純喫茶トルンカ・再会(756字)

          ダメな会社(474字)

          【くじら山出版の実情】 悶々として原稿アプリに向かっていても、書いては消し、消しては書き直すという連続。 記述部、そこから化学変化部、倉庫と3つの部署があり、3つが稼働してないと書けないの。 いまね、化学変化部が動いてないわ。 執筆部は大体24時間、誰かおるんだけど、化学部はほんと仕事しない。 それどころか出勤すらしてない日も多々ある。 先月なんか半月くらい出社してなかったからなあ。 社長に問題があるんだろな。こいつがさらに仕事しない。 「仕事せいよー」とか言いながら、自分

          弁当のおかずは自分で作る(551字)

          最近、弁当のおかず、ほとんど自作品を使ってます。 30年間、ほとんど単価が上がっていない建築職人は、このインフレで消えてなくなってしまいそうです。 せめて弁当で自衛を!ってほどの節約効果はないでしょうけれど。 気持ちの問題でしょうか。 晴耕雨読。 晴れたら仕事に行き、雨は小説読んだり、弁当のおかず作ったり。 隙なく生きてます(o^^o) ごぼうとにんじんときんぴら こんにゃくと牛肉のしぐれ煮 茄子のトマトのケチャップ炒め チンジャオロースー 酢豚 ブロッコリーゆでただけ デ

          弁当のおかずは自分で作る(551字)

          運転者 未来を変える過去からの使者(1285字)

          Kindle unlimitedによる2冊目。 今月分はこれで元を取れた、一安心。 といっても、初月お試し無料。 それより自分がちゃんと料金分本を読むかどうかってことが不安なのでした。 文庫2冊なんてちょろいやん。 活字の魅力を忘れていなかった自分に安心しました。 そこかいっ!て、言わないで(o^^o) この作品をの根底にあるものをぼくは知っていたし、それを信じて生きてきた。 だからどんな環境にあっても「運が悪い」とか「運がよかった」と真剣に思ったことはないし、その責任は自

          運転者 未来を変える過去からの使者(1285字)