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読書感想

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記事一覧

運転者 未来を変える過去からの使者(1285字)

運転者 未来を変える過去からの使者(1285字)

Kindle unlimitedによる2冊目。
今月分はこれで元を取れた、一安心。
といっても、初月お試し無料。
それより自分がちゃんと料金分本を読むかどうかってことが不安なのでした。
文庫2冊なんてちょろいやん。
活字の魅力を忘れていなかった自分に安心しました。
そこかいっ!て、言わないで(o^^o)

この作品をの根底にあるものをぼくは知っていたし、それを信じて生きてきた。
だからどんな環境に

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純喫茶トルンカ・再会(756字)

純喫茶トルンカ・再会(756字)

くじら山出版構成部は相変わらず仕事をしないので小説を読んでいる。
そのくせ人の作品にはいちいち口をはさむ。
「26歳の娘が50過ぎのよれたおっさんに明るく話しかけたりしない」とかぶつぶついうわけ。
以前「塩谷の女」っていう短編を書いた。
前日譚も書いたんだけれど、出会ったところでやめてしまった。自分の中ではすごく自然な出会いを描いたつもりだったけれど、小説を書くわけでもないのに、出会いだけで400

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夏美のホタル(936字)

夏美のホタル(936字)

小説を読み始めて10分ほどで既視感に気がつきました。
既視感というかデジャヴというか。
映画化されていることを知らなくて、原作を読んでいました。
しかもその映画も見ていました。
なんとおまぬけ!
以前は読書家というか、濫読屋と言いますか、戦国ものばかり読んでいまして、中程度の本屋さんの在庫では太刀打ちできないほど読み漁ってましたが、それでも原作と映画、両方を鑑賞するということはありませんでした。

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さいはての彼女(375字)

さいはての彼女(375字)

いやあ、いいものを読ませていただきましたって言うのが、率直な感想。
途中からずっとそんな気分で読んでました。
オートバイ、風。
いや、いちばんのテーマは「風」だろうな。
風のような生き方、それがテーマ。
疲れた人たちが北海道の最果てにやってくる。
みんな、なんらかの挫折なり問題を抱えて、本人曰く「逃げてきた」。
逃げてきた原因を胸に澱ませてどうしようもない気持ちを「風」で吹き飛ばす、そんなお話でし

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