遠くの雷鳴

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遠くの雷鳴

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最近の記事

2021/09/25

明日友達と飲み会(と言ってもオンラインだけど)をするのでなんだか浮かれており、チーズとワインを求めて近所のチーズ屋に向かった。お店に行くとかなり混んでいる。お客さんが店員さんに「ブラータはありますか」と聞いていて、店員さんは「今はないです。10月の初めに入ってきます」と答えたのだが、問うた人は日本語が母語じゃないために「初めに」の意味が伝わらず、店員さんは「なんて言ったらいいんだろう、最初、最初のころ、えーと、ファースト?10月の水曜日、再来週、ウエンズディ、トゥーウィークス

    • 2021/06/14

      昨日開けたセブンのワインを飲もうとしたら濃厚な蜂蜜の香りでこんなんハニートーストじゃん。昨日は爽やかな茹で筍の香りだった。氷入れて飲んでたからかな。変化のないものを買って安心するもの楽しいけど思いもよらない変化があると楽しい。 お昼休憩のとき道を歩いていたら、私の向かいからおじさん3人がセックスアンドザシティみたいに横に広がって歩いてきて、おじさんたちは一歩も退かなかったから私が道を譲った。譲りながら、譲らなければよかったと思っていた。追いかけていって、「邪魔だったんだけど

      • 2021/05/25

        最近北海道から帰ってきた友達からもらった六花亭のバターサンドを毎朝一つずつ楽しみに食べている。朝起きたら大抵寝癖がついているので、濡らしたタオルをレンジで一分温めて頭に乗せるとすぐ直る。これは小学生の頃からやっている習慣。暑くなってきたから自分の体がくさいような気がしてつらい。周りの人達はそんなことないよって言ってくれてるけど自分が気になるんだから仕方ない。気をつけてはいるんだけど。ああ、今日は腕に日焼け止めを塗るのを忘れた。いつも楽しみに聞いているポッドキャストが二つあって

        • 2021/05/18

          濡れた道路に車のヘッドライトやテールランプ、信号の色などが反射しているのを見るのが好きで、雨の日はバスの車窓からそれを眺めているだけで楽しい。雨の夜に車が往来しているのを歩道橋から見るのもおつなものですね。以前山に住んでいたとき、家の前でごくごく小さな畑をやっていたことがあって、雨の日は水やりをしなくていいから楽だったな。仕事もほとんどしていなかったから晴耕雨読、読んで字のままの晴耕雨読をしていた。一年で200冊くらい読んだんじゃないかな。晴れたらワークマンのつなぎを着て畑を

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        • 日記(全てそこにある)
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        • 古事記
          1本

        記事

          2021/05/17

          土日にも日記を書いていたけど平日よりかなり暗い内容になってしまって、なぜならずっと家にいたせいだと思う。私は家にいるのが好きな人間で、本を読んだりゲームをしたり料理をしたり、そういうことを楽しむことができるはずなのだが、今の家に引っ越してきてからは全くできなくなってしまった。思い当たる理由はあるけど、すぐに解決できることではない。下手したら解決に10年くらいかかるかもしれない。一時的にマンスリーマンションやエアビーを借りてみたけどうまくいかなかった。しばらく(たぶん数年は)足

          2021/05/14

          朝起きてストレッチをしようと思ったけど、起き抜けの身体は硬すぎてうまくいかなかった。業務スーパーの冷凍辛子明太子が便利で、おにぎりにパスタに和え物に大活躍。顔を洗ってすぐ腕時計をつけ、それは家を出る時間に間に合うように諸々をこなすため。本当はそんなことをしたくないのに屈している。そもそも時間なんて時計があるから時間なんだよと思う。本来時間なんていうのは伸び縮みするものなんだからみんなに均一に流れるように錯覚する時計なんてものはおかしい。おかしいと主張。スマートフォンのことをス

          2021/05/13

          ほぼおっぱいが出ているみたいな服が好きなんだけどほぼおっぱいが出ているみたいな服はほぼおっぱいが出ているという理由で外に着ていくことができない。 昨日の夜、イチかバチかで冷たい水をガブガブ飲んで寝たけど夜中に目覚めることはなかった。氷をたくさん入れた冷たい水が好きだ。冷たい水を飲むのは光を飲むのと同じことだから。

          2021/05/12

          手が痒くて夜中何度も起きてバリバリかきむしってしまった。まだ布団の中にいる。あと30分以内に家を出ないといけないけど身体がまだ眠っている。そうは言っても起きなきゃいけないんだけど。昨日の夜眠れなくてメラトニンを飲んだんだけど、メラトニンを飲むといつも悪夢を見てしまう。友達の家に遊びに行ったら彼の配偶者に「私の家から出てってよ!」と泣きながら怒鳴られる夢を見て、そんなに私のことが嫌いだったんだと思って悲しかった。夢なんだけど。あと10分後には家を出ないといけない。こんなことをし

          2021/05/11

          バスに乗ると老人の匂いがする。今日は昼休みに空いている公園を求めて30分くらい歩いたが、ベンチは全て埋まっていた。今とてもお腹が空いている。18時30分。バスの中でこれを書いている。トイレットペーパーを買って帰らなければいけない。今日はピアスじゃなくて耳に挟むタイプのアクセサリーをつけていたけど、マスクの紐に引っかかって2回くらい床に落とした。指輪をつけるのが好きだったけど、指輪と皮膚の間がうまく洗えないのではないかという思いがあり最近指輪をつけていない。一日に何回も消毒する

          2021/03/02

          今まで引っ越しを繰り返していたため手持ちの服が少なく、エアクローゼットという洋服のレンタルサービスを利用し始めた。一度に3着送られてきて、気に入ったら買ってもいい。気に入らなかったら返却すると、また別の3着が送られてくる。いつまででも着てていい。ただし汚れたりほつれたりしたら修繕費を払うか買取になる。専用のアプリに自分の好みを入力すると、それに近いものが送られてくる。私は洋服に対して興味がないほうだと思っていたけれど、かなり選り好みがあるらしい。これまで9着送られてきたが、気

          2021/02/15

          バレンタインデーに誰からもお菓子(など)を贈られなかったのは初めてかもしれない。そして複数の人間に贈らなかったのも初めてかもしれない。前に一緒に住んでいた人は印刷会社に勤めていたから、私が友達にあげるバレンタインギフトのパッケージデザインから相談して、一緒にギフトを作ったものだった。面白いやつができたんだよ。五角錐の小さな小さなお菓子箱。印刷して筋折りして組み立てて。前のルームメートがいたからこそできたことなんだけど。Google Photoでその時期の画像を検索してみたけど

          2021/02/07

          ホットサンドメーカーを買ったら一緒に住んでいる人が喜んで、今日はチャーハンや肉まんなどをそれでカリカリに焼いて食べた。チーズとか乗せて。百万キロカロリーを摂取。いいよね日曜だもん。 映画「アメリカン・アニマルズ」を観た。バリー・コーガンがすごく良かった。好きだ、小さくて気弱な男。特別にならないといけない、何かを成し遂げないといけないと思っているのにその“特別”や“何か”というのが一体どんなものか、想像するのをさぼって退屈な日々、something special, fuck

          2021/01/24

          悲しい気持ちでランダム再生したSpotifyからはうら寂しい曲ばかりが流れるような気がする。最近うら寂しい曲ばかり聴いているからかもしれない。Spotifyにはいくつかプレイリストを作っているんだけど、限定した情景のリストばかりだ。例えば、 「別に好きでも嫌いでもない人の色褪せた赤いスポーツカーに乗っているときに、聴くでもなくただ流しておく曲」 「実際の明るさはまるで違うのに見かけの等級が同じ星々を見ているときの気持ちを思い出す曲」 「友達と車で遠出したけど途中で私だけ体調

          2021/01/15

          さよならだけが人生だって井伏鱒二が言ってた。そういうときもあるしそうでないときもある。また会うつもりの、さよならをしたっきりの人がたくさんいて、それは今のこの状況だからということもあるけど、そうじゃないのもある。会いたい人、会いたくない人、どうでもいい人。山に住んでたときによくしてくれたおばあさんに会いたいけどずっと会えない。元気かどうか知りたい。電話をすればいいんだけど、何をしゃべればいいのかわからなくて電話してない。うそ。何かしゃべる事がなくたって電話していいはずなのに、

          春に出せなかった手紙

          長い旅路からやっと帰宅して一息ついたのでこの手紙を書いています。本当だったら昨日帰宅している予定だったのですが、大阪から岡山に向かう途中で人身事故があって、縁もゆかりもない姫路で一泊することになりました。加古川あたりで、あっ今日は家に帰れないな、と思って、小刻みに停車と発車を繰り返す列車の中で取った姫路のホテルはチェックアウトが12時で、目覚ましをかけることなくのんびり身体を休められたから結果的に良かったかもしれない。だって予定通りだったら深夜に最寄り駅に着く予定だったから(

          春に出せなかった手紙

          内藤礼「うつしあう創造」(金沢21世紀美術館)と少しだけしか滞在しなかった金沢について

          ※これは2020年7月上旬の記録です 「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」 こんなこと堂々と言えないでしょう。だって生きていたら悲しいことが多すぎる。でもこの問いをテーマにずっと作品を制作している作家がいて、その人を内藤礼という。彼女の作品を見ているときは彼女の広げた腕にすんなり身体をゆだねられる気がする。ちょうどいい温度の湯船に浸かるみたいに。その内藤礼が金沢で展示をするというから、彼女の作品を体感したくてはるばる金沢まで赴くことにした。 私はここ数年各

          内藤礼「うつしあう創造」(金沢21世紀美術館)と少しだけしか滞在しなかった金沢について