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すきなきじ

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#コラム

私、僧侶。29歳。何から解放されたいかって、そりゃあ◯◯から解放されたいです。

私、僧侶。29歳。何から解放されたいかって、そりゃあ◯◯から解放されたいです。

自信を持って自己紹介できたことがありません。

私はこういう人です!(ビシッ)
こういうことをしています!(バシッ)
今後はこれを目指しています!(ジャーン)

こんな立派に自己を紹介できたことはなく、私の自己紹介にはいつも(一応…)という枕詞が必要でした。

(一応…)こういう人です…
(一応…)こういうことしてたり…
(一応…)今後はこれを目指したいなーとか…

そこにあるのは、自信のなさ。

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ケンカじゃない方法で、よりよい関係をつくるためのコミュニケーションについて

できればケンカをしたくない。

ケンカはコミュニケーションだという文化もあるかもしれないけど、わたしは、コミュニケーションのゴールが「人を言い負かしたい」とか「自分が正しいと認めさせたい」という勝負の土俵には一瞬たりとも上がりたくない。なので、そういう人がケンカを売ってきたときは無言でダッシュで逃げる。

だけど、仲良くしたい相手やこれからも関係性が長く続く相手とも、意見が食いちがったり考えが伝わ

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素直じゃないといいことがないので、素直について本気出して考えた。

素直じゃないといいことがないので、素直について本気出して考えた。

ここ数年「素直」について考えている。

なぜかというと、自分が素直じゃないまま大人になってしまったからだ。

「素直」というのは幼少期に愛されて育った者に備わるもので、意識的に「できる」ものではなく、同様に「素直じゃなさ」も環境によってできあがってしまった「替えようのない変わることができないこと」だと思っていた。

大人になるにつれわかったのは、「素直じゃないこと」でいいことはひとつもないというこ

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やることを決めるために「自分のサイズと持ち物のチェック」をした話

やることを決めるために「自分のサイズと持ち物のチェック」をした話

今から9年前、わたしは30歳で、シングルマザーになって5年ほどたったころ、「半分の時間で倍稼ぐ」と決めたことは、今ふりかえっても自分にグッジョブと言いたい。

ただ、そう決めたのは、野望でもなければ憧れでもなかった。むしろしかたなく、そうするしかなかったのだ。

友人たちと旅行に行ったとき、娘のあーちんも一緒に連れて行ったので、毎回食事代をふたり分払う。もちろん旅費も宿泊費もふたり分払う。それはあ

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「誰になんて言われるとうれしいですか?」承認欲求を素直に正しくつかう方法

「誰になんて言われるとうれしいですか?」承認欲求を素直に正しくつかう方法

「人からなんて言われる(褒められる)とうれしいですか?」と何人かの友人に質問をしたら、あまりにそれぞれで、その人らしくて、とてもおもしろかった。

ある人は「かっこいい」と言われるのがいちばんうれしいと言い、ある人は「努力してるね」、ある人は「楽しそうだね」、ある人は「かわいいね」、ある人は「頭がいいね」などそれぞれの答えがあった。

誰に褒められるかにもよるし、恋愛面で言われるのと仕事面で言われ

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貴族の戯れ

貴族の戯れ

東京では7千円払えば貴族になれるという。

独身アラサー女3人でアマン東京のアフタヌーンティーに行こう、ということになった。連むのは好きだが、団体行動が苦手なので現地集合である。東京は土地がなさすぎて5星ホテルでもオフィスビルの一角にテナントとして入っていて、エントランスが狭くわかりにくい。

無愛想な警備員の3メートル横には笑顔を絶やさないドアマンが立っている。いや。始終立っているわけではなく、

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「恋をする」人と「恋に落ちる」人

「恋をする」人と「恋に落ちる」人

以前「私には恋がわからない」という記事を読んだ。

この記事を書いた坂口さんは既婚。奥様とは長い交際の末に結婚したそうで、「短期的な関係にメリットを感じない」という趣旨のことが書かれている。

つまり私は、短期的な関係性を人生においてまったく求めていなくて、長期的な関係性にだけ自分の時間やコストを投資したいということです。

この思考で生きていると、冷めたら途端に嫌になる「恋」なるものに時間を割く

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