yosh yamauchi

大阪の写真撮影で生計を立てている前期高齢者です。 ドラムとトライアルを嗜んでますがどち…

yosh yamauchi

大阪の写真撮影で生計を立てている前期高齢者です。 ドラムとトライアルを嗜んでますがどちらも下手です。

最近の記事

フィルムカメラ。

先日、新聞記事で読みましたが、最近、新しい製品としてフィルムカメラが発売されたそうで。ハーフサイズで、しかも「リコー」から発売の「PENTAX 17」と古い頭の人にはこんがらがってしまうような話。すいません疎くて。 ペンタって旭光学でしたね。私が一番最初に使った一眼レフが、お下がりのペンタックスKという機種でした。昭和45年頃の話。 これでカメラの構造とか、仕組みをなんとなく理解したんだけど、最後にはバラバラにしてしまいました。その次は、高校くらい?SRTスーパー。ミノルタで

    • モデル。

       仕事でモデルを頼むとなると、姿形が良いのはもちろん、動けて当たり前、笑えて当たり前、出来ないと困る。  前に、動けない、出来ないモデルに対しては当然怒る、というような話を知り合いにしたら、驚かれたことがあって、それは、モデルたる人がお金を払ってくれる「お客さん」ならば、ダメですけど、私の仕事では、商品を売るためにお金を払って頼んでいる、だから出来て当たり前なんですよ、出来なかったら私の責任になる、と説明した。ギャラを払っている以上、きちんと仕事してもらわないと困るのです、と

      • ロースタ。

        ロースタ、ロースタンドって、今は東芝ライテックになったリュウデンのが足の幅も小さいし、下げられるしで使い勝手が良かった。マンフロのは床すれすれまで低く出来たけど、足が広過ぎ。ブームで下げて床にくっつくくらいにもできるけど、足が邪魔。結局、必要な時はクランプで挟んで下げるか、床にそのまま転がすかしてやっていた。  20年ほど前だが、近所の真鍮とか鉄の丸棒を寸法切りしている小さな商店に、直径20センチ、高さ3センチほどの鉄の切れっぱしのようなのがゴロゴロ転がってるのを見かけた。そ

        • 手代(丁稚Ⅲ)。

          30の頃、独立はしたものの、そんなに都合よく仕事が来るわけもなく、ヒマな時はアシスタントをやって食いつないでいた。メインはおっかない大先生と、面倒見のいい兄貴のような人。慣れてくると、今度はその兄貴先生のトラとして撮影に行かされる。行くのが嫌で空いているくせに頼む。帰るなり、どうやった?イヤなやつだったろ?なんて。 単発では頼まれてたくさんの人に付いたが、東京から来た方には、かなり真剣にウチに来ないかと誘われた。でかい企業のブツ中心でかなりぐらっと来たのは確かだけど、東京はバ

        フィルムカメラ。

          トリミング。

           最近は、写真先行の場合が多いので、なんとなくで済ますことが多いけど、ちゃんとラフやアタリがあって、レイアウトや文字なんかも位置が決まってたりすると、それに合わせて構成して撮影する必要があります。ネットの使用では、縦位置NG、とか、タイトルバックに使うかもなので、ものすごい横長「でも使えるように」お願いとか、まあいろいろあります。 その昔は、ブロニーや4x5ではトレペにその比率で四角(楕円や丸の場合もある)を書いてピントグラスに載せて、きちんと収まっているかなど商品の並びや見

          トリミング。

          ガムテ。

          さっき、私が行けないので、トラをお願いしていたカメラマンからSOS。 どうしたのかと思ったら、トップ、真上に入れるライトのブームスタンドを忘れてきた。斜めになるがサイド後方からで良いか、と。背景が均一にならないと手間が増えて困るので、簡単にやる方法を伝えたら、ほどなくして出来ました、と。 仕事が重なって、ブームの予備が無く、先輩から教わった方法ですが、予備のスタンドとガムテープがあればすぐ出来ます。あまりカッコよくはないが、背に腹は代えられないので。ラインで送った画像。こん

          フィルム。

          いまだにフィルムって需要があって根強い人気があるのですね。うちも時折プリント出力するので近所の写真屋さんでお願いしてます。でも、もうフィルムの自現機もなくなり、置いているのは業務用プリンターだけになり、他のお店はどこも閉めてしまいました。お節介なネット情報には勝手にうちを写真館のカテゴリーで載せているせいか、時々電話でプリントして欲しいとか、現像出来ますか?なんて問い合わせが来る。時期が来ると七五三や成人式の記念写真、はたまた葬儀用の遺影写真まで問い合わせが来るに至っては、皆

          フィルム。

          ピント。

          ミラーレスを使うようになって、それまで画面の中央部にしかなかった測距点のせいで、フレーミングが制限されていたと気がついた。昔のようにファインダー全体を見ながら、フレーミングできるのは気持ちがいい。ただ、αもRも、ここに合わせたい、ってところになかなか行ってくれないのは、設定が悪いのかと試行錯誤してみたが、こらえ性の無い性格もあってあまり改善しない。使い方に合わせて、設定を変えるべきなのでしょうね。ただ、顔、瞳AFは、人物、特に動きのあるインタビューなどでは威力を発揮して、表情

          物撮。

          *ここへ書き始めて、気が付いたらたくさんの人に読んでいただいているようで、ホントにびっくりしてます。ボケ防止になればいいかなと軽い気持ちで始めましたが、嬉しいことです、ありがとうございます。  ここ10年あまりで結構変わったな、と思うのが、依頼する側の写真に対する見方。いや、撮影する側もか。例えば、こんな事があった。  エコバッグのような、簡易なカバン。取っ手もヒモのような感じで、もちろん自立はしない。これをいつものように、取っ手には見えない位置へ細いアルミワイヤーを仕込み

          カメラバッグ。

          独立してからすぐ、テンバの中判用の高さが深めのやつを買った。頑丈で片手で開け閉めできるし、容量もたっぷり。蓋の部分にはフィルターケースや135フィルムが20本以上入って、本体にはボディ2台とレンズが4~5本、4個ある外のポケットにはストロボ、メーターに予備電池に偏光フィルターなどの小物が入った。これと三脚をバイクの後ろに括り付けて、大阪中を取材にインタビューに走り回り、果てはアメリカ、ヨーロッパまで、どこへ行くにも一緒でした。やがてベルクロがパカパカになり、擦り切れてあちこち

          カメラバッグ。

          fとSSとISO。

          たまーに、写真に興味を持った方から絞りとシャッタースピード(以下SS)の関係、役割?を教えろと言われることがある。今はiso感度も含めての説明をしなければならず、ちょっとめんどくさい。 この三種の値がなんであんな数字なのか?ってのもなんとなくしか知らない。SSの数値はある時からEOSだったかT90か、変な数字が出るようになり大層気持ち悪かった。30と60や125と250の間なんて無かったのに。4x5のレンズではf値は1/3が普通に使えたし、1/3にもならない「ちょいシボ」とか

          fとSSとISO。

          丁稚Ⅱ。

           スタジオに入ったころ、40年前の待遇はアルバイト以下、保険、年金はおろか、何の保証も無く、給料も安いし(最初は5万だった)、パワハラ、モラハラ、なんでもありだった。とうぜん、こちらも早く覚えて独立してやる、という一心でやってたけど。  朝は先輩と会社のツケでモーニング、昼は先生のお供でゴチ、夜は忙しいので中華の出前を、ゴチ。なんてことが毎日で、お風呂には週に3回入れたらいいほうだった。だから、そんな安月給でも、休みは疲れて寝てるしで全然使わないから、少しづつだけどお金も溜ま

          お勧め。

          この仕事をしていると、時々、カメラを買おうと思うが何が良いか?と聞かれることがある。決まって答えるのは、値段が同じくらいならどこのでも大差ないので、ヨドバシとかで見て、触って、触り心地とかデザインとか気に入ったものを買うのがよろしいですよ、と言うことにしている。ほんとのところは、キヤノンの一部だけであれこれ使ったことがなく知らないのです。実際、うちなんか旅行とか、遊びに行くときにはiPhoneだけです。奇麗だし、手軽だし、動画だって撮れるし、触るソフトも充実してますもの。 似

          マッチングサービス。

           もう年寄りなので、なんという名称なのかわからないけど、ネットで登録すると、こんな仕事があるけどやりませんか、と依頼がきたり、入札して仕事を得る、みたいなところがあちこちにある。5年程前に、知り合いの若いカメラマンから教えてもらい、面白そうなので紹介してもらった。しばらくすると面接みたいなのがあって、ポートフォリオだの履歴だの出すと審査には通った。どんな案件が来るのか不安だったけど、とりあえず登録していたら、ほどなくして撮影の依頼があった。ホームページのようなところへ使う、店

          マッチングサービス。

          再撮影。

           とても見聞きするのが嫌な言葉。どちらに責任があろうと、やっぱりそう言われるとすごく萎える。数年前に「再撮影お願いします」なんてタイトルのスパムメールが来たときは、ドキッとして思わず開けそうになった。  良くあるのが、商品の仕様変更によるもの。世に出る前だったりするので、これは結構あるし、この場合は新規撮影と同じ扱いだけど、やっぱりあまりやりたくない。今なら画像処理で済むことも多いので、まだマシ。  お任せしますのでよろしく、と言いながら、後出しジャンケンみたいにダメ出しして

          18%グレー。

          露出。絞りとシャッタースピード(とISO感度)の組み合わせ。一眼レフとかのTTLは、18%グレーの紙をカメラで見た時入ってきた光、反射光を測り、その露出で撮るとフィルム上にもちゃんと18%グレーの濃さで再現される、という値。黒いモノだと当然反射してくる光が少ないので、うんと絞りを開けなさい(或いはSSを遅くしろ)、白いものだと反対にもっと絞りなさいという数値が出てくる。対してスタジオではいわゆる入射光式メーターで測光していた。白いピンポン玉を半分に切ったようなのがくっついてい

          18%グレー。