見出し画像

フィルムカメラ。

先日、新聞記事で読みましたが、最近、新しい製品としてフィルムカメラが発売されたそうで。ハーフサイズで、しかも「リコー」から発売の「PENTAX 17」と古い頭の人にはこんがらがってしまうような話。すいません疎くて。
ペンタって旭光学でしたね。私が一番最初に使った一眼レフが、お下がりのペンタックスKという機種でした。昭和45年頃の話。
これでカメラの構造とか、仕組みをなんとなく理解したんだけど、最後にはバラバラにしてしまいました。その次は、高校くらい?SRTスーパー。ミノルタです。もちろん使い古しの中古。でももうミノルタもコニカもヤシカもペトリもトプコンもなくなったのですね。

さておき、こやつは、ファインダーと撮影レンズが別なので、気を付けないとレンズキャップをしたままシャッターを切ってしまうことがありそう。まあ、人が対象だと、キャップ付いてるでと注意してくれるけど。あとは、巻き上げも巻き戻しも手動か。昔のカメラの中にはフィルムを入れると、先に全部巻き上げて、シャッターを切るたびにパトローネに引き込まれていく、というのもありました。これだと、万一間違えて裏ブタを空けても、撮影した直前の1、2枚は犠牲になるけど、撮影した分は感光せずに助かるんですね、これ。それで思い出しましたが、撮影終わりに裏ブタを空けてフィルムを引っ張り出して、何も映ってない!って言った人を知っています。実話です。
 露出補正ダイヤルもあるようですが、古い機種でオートしかない場合、iso感度を補正代わりに使う事が出来ます。iso100のフィルムを入れていて、もう少し開け気味(明るく)で撮りたいと思ったら、80とか50にするといわゆる+補正したのと同じになります。逆も然り。

このPENTAX 17、注文殺到で受注停止しているとか聞くと、ホントにフィルム人気が来てるんですね。こういったフィルムカメラで撮影すると、デジタルのようにすぐ見れるわけではないから、少なくとも現像するまでは写っているかどうかも定かではない、という楽しみ?がありました。子供の頃、どこかへ行って写真を撮って、フィルム現像は父にやってもらって、紙焼きは自分でやってましたが、明暗の反転したフィルムを印画紙に露光して、現像液のバットの中で真っ白な紙にじわじわと絵が出てくるのはとてもワクワクしました。まあ、ブレたりボケたりしてて落胆することも多かったですけど。でも、私はもうやりたくない。夏は暑いし、冬は寒い。場所はとるし、遮光も面倒、おまけに酢酸臭い。でも、やってみるとあんがい面白いですよ、たぶん。
 どうせやるなら、8x10をモノクロで撮影して、ベタ焼きしてみたいかな。これはちょっと面白そうだけど、やらないでしょうね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?